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エレン「この長い髪を切る頃には」2
239
:
進撃の名無し
:2014/08/04(月) 01:33:40 ID:YSQTQJRw0
11月6日。木曜日。1限目の世界史のエルヴィン先生が授業後に「調子はどう?」とアルミンに聞いてきた。
アルミン「はい。順調にエピソードが集まっています。ピクシス先生の話が一番濃いお話でしたけど」
エルヴィン「だろうね。ピクシス先生は私と同じくらい2人の事を気に病んでいたからね。早く2人の子供が見たくて今からうずうずしている筈だよ」
アルミン「子供……で思い出しましたが、あの、個人的に聞いてもいいですか?」
エルヴィン「ん? 何を?」
アルミン「エルヴィン先生自身が、リヴァイ先生が19歳の時に出会った時のエピソードです。リヴァイ先生に惚れ込んだ理由が気になってしまって」
エルヴィン「え? 話していいの? 引かない? 大丈夫? 私、本当にバイの人間なんだけど」
アルミン「あ、はい。それは既に知っているので大丈夫です。これはあくまで取材ですので」
エルヴィン「分かった。そういう事なら、進路指導室で話そうか。ちょっと長い話になるからね。放課後、いいかな」
アルミン「分かりました。では放課後で」
という訳でエルヴィン先生の話は一旦保留にして、次は、3限目の現国のイアン先生に話を聞いてみた。
イアン「ふむ。リヴァイ先生とハンジ先生のエピソードか。私は他の先生方に比べたら、ここに赴任してからまだ年月が浅い方だから、そう詳しく2人の事を知っている訳ではないが、前に一度、居酒屋で偶然、2人と遭遇した事があるぞ」
アルミン「へーそうなんですか。2人で飲んでいたんですか?」
イアン「みたいだな。ハンジ先生の方がかなりテンション高く酔っぱらっていてな。リヴァイ先生の方が車を出していた様子だったから、リヴァイ先生は飲んでいなかったようだが、最後はおぶって連れ帰っていたようだよ。其の時のリヴァイ先生、凄く困った顔をしていたけれど、何だか照れ臭そうだったね」
アルミン「へー何かいい事あったんですかね」
イアン「んーどうだろ? 確かあの日は9月頃だったかな。ハンジ先生、9月生まれだから、もしかしたらささやかな誕生日会でも2人でやっていたのかもしれないね」
アルミン「あ、なるほど。ハンジ先生の誕生日お祝いを2人でしていたのかもですね」
イアン「正確な日付までは覚えていなくてね。すまないね。メモしておけば良かったけど」
アルミン「いえ、十分です。恐らくそれで合っていると思いますので」
イアン「ふふ…再現劇、楽しみにしているよ」
そしてその日の6限目は再び保健体育の授業が行われた。
時間がまた、10分くらい余ってリヴァイ先生が「やれやれ」という顔になる。
リヴァイ「その期待する目つき、やめろ。第二回目の特別授業、やって欲しいのか?」
アルミン「是非お願いします! (頭擦りつけ)」
リヴァイ「全く……お前らも本当に下世話な話が好きだな」
アルミン「思春期なので(キリッ)」
リヴァイ「まあ、気持ちは分からんでもないがな。さて、今回は何の話が聞きたいんだ?」
アルミン「次は、服の上から肌を触った後の事を是非」
リヴァイ「服を脱がす時の作法か。分かった。では、そのやり方もいくつか教えてやろう」
とまた、黒板を使って説明し始めた。
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