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ベルトルト「ある雪の日の君」
1
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 17:50:10 ID:0T2NpHTE0
進撃の巨人のSS ベルアニです
60
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:37:31 ID:0T2NpHTE0
アニの夢 熱出した時
アニ「うぅ、あつい・・・」ハァハァ
ガチャ スタスタ
アニ「(!誰か入ってきた)」
ベルトルト「・・・アニちゃん、大丈夫?」
アニ「ベル君?・・・その顔は?」
ベルトルト「う、うん・・・ちょっと怒られた」
アニ「そ、そんな。ベル君は悪くないのにっ」ゴホゴホ
ベルトルト「!僕の事はいいからっ・・・アニちゃんは?」
アニ「・・・あつい・・・なんだか体がフワフワしてるぅ・・・このまましんじゃうのかな」グスン
ベルトルト「!!ダメ、絶対駄目だからね。あ、アニちゃんは僕のお嫁さんになるんだからっ!!・・・そうだ、おばあちゃんが言ってた薬草僕が取ってくるからっ。だからそれまでがんばってて」ダッ
アニ「・・・・・・ベル君」
その後、ベルトルトは雪山なのにも関わらず薬草を見つけて来てくれたらしい。ただ、勝手に山に入ったことで何人かの大人にまた怒られたらしい。その薬草は私のために使われ、熱は上手く下がった。だけど、今度はベルトルトが熱を出してしまい二人が会えたのは最後にあってから一週間以上経った時だった。
ベルトルト「あっ、もう大丈夫なんだね」ニコニコ
アニ「ベル君!!・・・」カアァ
ベルトルト「?」
アニ「そっそっちはもう大丈夫?」
ベルトルト「うん。薬が効いたみたい・・・」
アニ「そ、そう・・・良かった。・・・あ、あのね、この前の話なんだけど・・・い、いいよっ。わたし・・・」マッカカー
ベルトルト「?何の話?」
アニ「だっ、だからこの前、私の部屋に来たとき・・・」プルプル
ベルトルト「?僕が部屋に行った?・・・いつのこと?」
アニ「えっ・・・もしかしてこの前言った事全然おぼえてないの?」
ベルトルト「??そもそもいつの話かわかんないよ」キョトン
アニ「ええーーーーーーーーー」
61
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:38:43 ID:0T2NpHTE0
真夜中 アニのベット
アニ「!!」ガバッ
アニ「はぁ、はぁ・・・くそ・・・」
62
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:41:16 ID:0T2NpHTE0
あの時の夢を見ていた。あいつのこと意識するようになったきっかけの出来事だ・・・
あの後聞き出してみると、私と話したことはおろか自分が薬草を取りに行ったことすら知らないらしい
その場は何とかして、あとで大人にどういう事か聞きに行った。どうやら、熱を出して記憶が無くなってしまうのは子供にはよくあるらしい・・・
記憶を無くされて困った私はしきりに大人たちになんとか戻す方法はないのかと聞いた。やけに必死な私を疑問に思ったのか大人たちは理由を聞いてきた
あの時答えてしまったのは一生の不覚だ。どうせ言っても方法は無かったのだから。でも幼い私にはその事がわからなかった
理由を言った後、大人たちは少しの間顔を見合わせ、すぐに大笑いした。そして、効果があるのかどうだか分からない方法を教えてくれたが全部駄目だった
私は全部試したのに!!しかもあの大人たちはこの話をいろんな所でして、最終的に村のほとんどの大人が知る話となった
ただしお父さんには知られないように気を配ったらしい。あいつの命が危ないからと言っていた
まぁ結局、ほとんどの大人が知っている状況には変わらず、あいつと一緒にいるといつもニヤニヤとされた、まったく・・・
63
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:42:44 ID:0T2NpHTE0
アニ「(まったく馬鹿な話だよ・・・あれから私ばっかりが意識してる)」
アニ「(あいつも何も覚えてないのにこういうものは渡すし・・・)」カチャ
アニ「(今日のツリーにした願い事は二つあった。一つは故郷に帰ること、でも、もう一つはあいつがこの話を思い出すようにって・・・)」
アニ「(もういいや、寝よ)」ゴロン
アニ「・・・・ベル」ボソッ
そう呟いた後、今度こそ朝まで眠った
64
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:43:31 ID:0T2NpHTE0
翌朝 食堂
ベルトルト「うーん(昨日はよく寝たなぁ〜寝相もベットから上半身が出るぐらいで済んだし・・・)」ノビー スタスタ
ベルトルト「(さて、どこに座ろうかな・・・!あれはマルコが一人で座ってる。昨日の事もあるしあそこにするか・・・)」キョロキョロ
ベルトルト「やぁ、マr!?(何処かみてる?・・・!・・・ミーナか、見慣れない髪かざりしてるし、多分そうなんだろうなぁ)」
マルコ「あっ、ベルトルト!おはよう」
ベルトルト「おはよう。ここに座ってもいい?」
マルコ「うん。どうぞ」
ベルトルト「ありがと。昨日は悪かったね」ガタッ
マルコ「あぁ、大丈夫だったの?ミーナは変なこと言ってたけど・・・」
ベルトルト「大丈夫だったけど、ミーナの思ってた展開じゃなかったと思うよ」
マルコ「ははは、そっか」
ベルトルト「そういえば、ジャンは一緒じゃないの?」
マルコ「あぁ、ジャンはエレンたちと食べてるよ。仲直りに協力したみたいなんだ」
ベルトルト「!!じゃあ上手くいったんだ、良かった・・・それにしても、あのジャン・・・」
マルコ「あぁ、さっきからミカサに話しかけようとして、ことごとく失敗してるね。もっといろんな方法でアプローチすれば少しは注意を引けると思うんだけど・・・」ブツブツ
ベルトルト「(!!昨日僕がからかわれたし、今日は僕がからかってみるか)」
ベルトルト「例えば・・・髪かざりを買ってあげるとか?」ボソ
マルコ「えっ!?」
ベルトルト「よかったね、ミーナ気に入ったみたいだよ。でも・・・あんまり見てると変に思われちゃうよ」ニヤニヤ
マルコ「〜〜〜っつ、わかった・・・」カアァ
ベルトルト「そうそう・・・・」ニヤニヤ
マルコ「・・・もしかして昨日の仕返し?」
ベルトルト「気付いたんだ。うん、そういうこと」
マルコ「はぁ、言われる側の気持ちがよくわかったよ」ガクッ
ベルトルト「それはそれは」
65
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:45:38 ID:0T2NpHTE0
そう言って僕もアニの方を見てみる、その瞬間、偶然にもアニもこっちを見てきた。俄かに見つめ合う
焦った僕はとりあえず笑ってみせる、アニはそれを見て一瞬視線を外した後笑いかけてきた。可愛い可愛い
僕はその顔を見て安心することができるからアニの事が好きなんだと思う
うん
あの雪と光のなかで生誕祭の準備をする人々のように、今を、この瞬間を生きよう
大丈夫、もし危なくなったら、僕には君との約束があるんだから
完
66
:
◆k65ZL1Fpss
:2013/11/26(火) 22:58:00 ID:0T2NpHTE0
これでこの話は終わりです。
なんというか、ベルトルトは揺らぐことがない人という話がたくさんあったのでこの話では揺らぎそうになるベルトルトを書いてみました。いかがだったでしょうか?
果たして読んでくれた人はいたのでしょうか?・・・すみません、初投稿で気にしすぎてます。
読んでくれた人がいることを祈って、お礼を言って終わりにしたいと思います。
こんな話を読んでくださり本当にありがとうございました!!
67
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/11/28(木) 02:01:31 ID:RmAkYJgM0
ほっこりした!乙!
68
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/11/30(土) 18:51:47 ID:XMlVnnaE0
ピザ好きなアニ可愛い乙
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