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ベルトルト「ある雪の日の君」

38 ◆k65ZL1Fpss:2013/11/26(火) 21:58:27 ID:0T2NpHTE0
アニ父「(さて・・・どうくるか)」

アニ「・・・」ダッ

アニ父「(間合いを詰めて来たか!)」

自分の顔を狙って拳が迫ってきた。それを体の動きだけで避けると今度は右足が蹴り上げてくるように迫ってくる。今度は両手を使い衝撃を上手く流しながら受け止める。・・・予期していたのにも関わらず蹴りの衝撃が骨に響いてしまった。これを食らうのはさすがに不味い。そう判断したとき、愛娘の体が沈み込み、こちらの足を払うような回し蹴りが向かってきた。それをジャンプして避けると互いに距離を取る。強くなった、そんな感想が浮かびあがった。初めから才能があったとは言えさっきの蹴り上げなどそこらの大人と比べても大差ない。

アニ父「今度はこっちから仕掛けるっ」ダッ

大きく踏み出しながら繰り出した拳は娘の左手によって流されるだけでなく手首をつかまれ絡め取られそうになる。引っ張られ体勢が崩れかけたところに、右肘が顔めがけて飛び込んでくる。こちらも左腕でなんとか防ぐと、ガラ空きの胴体に膝蹴りが決まった。

アニ父「ぐっ・・・」

片膝をついてなんとか前を向くと、少し距離を取った娘が走ってくるのが見えた。

アニ父「ま、待て」

アニ「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」

アニ父「!?」

飛び蹴りか、そう判断し立ち上がって避けようとするが体に力が入らない。ならばと顔の正面で両腕を固める。これならば、ダメージは残るが致命的ではない。そう思ったとき、自分の立てていた足のももあたりに何か感触があった。疑問に思い腕の間から見ると。娘が自分の足を踏み台に飛び上がりながら回転するのが見えた。その瞬間、右後頭部に何か硬いもの、おそらく踵だろう、がめり込むの感じるのを最後に意識が途絶えた・・・


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