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ベルトルト「ある雪の日の君」

29 ◆k65ZL1Fpss:2013/11/26(火) 21:46:24 ID:0T2NpHTE0
ミーナ「ごめんね。待ったでしょ、アニが選んだ服着てくれなくってさ〜」アハハ

アニ「何言ってんだい。地下街に行くかもっていうのにアンタがスカート無理やり勧めるからだろ」

マルコ「はは、確かにスカートはちょっと危ないかもね。でも二人の私服見るの初めてだから、何かこう新鮮だよ」

ミーナ「うふふ、ありがと。ベルトルトもせっかくアニの私服見たんだから、なにか言ったらどうなの?」

ベルトルト「えっと、うん。良く似合ってるよアニ」

アニ「・・・そりゃどうも」

ベルトルト「あっ、今日はいつもみたいにパーカーじゃないんだね。珍しいな」

ミーナ「うん!!実はそれね・・・」

アニ「余計な事言わなくていいからっ。ほらさっさと行くよ、中々見つかりそうにない本なんだろ」

マルコ「あぁ、そうだね。とりあえずは街中の本屋に行って探してみよう。できる限りは地下街に行きたくないからね・・・」

ミーナ「ふふ、マルコは本屋に詳しいもんね」ニヤニヤ

マルコ「!!あぁ、そうだね(まったく、いつまで引きずるつもりなのか・・・)。じゃあ行こうか」スタスタ
--------二時間後
ミーナ「はぁ、見つからなかったね・・・」

マルコ「うん。知ってる本屋も知らなかった本屋も全部回ったけど駄目だったね」

ベルトルト「世界風土記どころか外の世界について書かれたもの自体が無かったからね・・・」

アニ「ふん。憲兵団も案外仕事してるってことだね」

ベルトルト「それにしてもこうなると、あと探すとこと言えば・・・」

マルコ「あぁ、地下街しかないね。あんまり行きたくはなかったけど・・・」

ミーナ「ねぇねぇ、私行ったことないんだけどどんな所なの?」

ベルトルト「あぁ、昔建設途中で中止になってしまった地下通路にいろんな人が集まって違法な売り買いをしてる所だよ」

マルコ「近年の食糧問題で中々食べられなくなった肉とかを高い値段で売ってたりするから悪い人だけじゃなくて、そうだな憲兵団の人とかも隠れていってたりするし・・・」

ミーナ「ええっ!!憲兵団まで」

アニ「別に驚くことないだろ・・・何処にもそんな奴はいるさ」

マルコ「うん。実際それで生活が成り立ってる農家とかもいるから見て見ぬふりしたりするんだ」

ベルトルト「でもやっぱりそんな所だから治安が悪いんだよ・・・だから」

アニ「別にいいさ、心配しなくても。私がミーナと一緒に行動するから。少なくともそこのそばかす野郎よりは強い自信があるし・・・」

マルコ「!!そ、そばかす野郎・・・ま、まぁ実際対人格闘はアニの方が僕より上だけど・・・」

ベルトルト「うん。本当のところみんなで一緒に行動したいんだけど、地下街じゃ店じゃなくて露天市みたいになってるから手分けして探さないと時間が無くなっちゃうからね・・・」

アニ「じゃあ、決まりだね。三組に分かれて一時間後にこの入口に集合で・・・」

ベルトルト「あっ、危なくなったら僕かマルコを呼んでよ。できるだけすぐに行くから」

アニ「ふっ、あんたも心配性だね、分かったよ。もしそうなったらミーナを行かせるから。あんたも危なくなったら私を呼ぶんだよ」スタスタ

ベルトルト「えっ、まぁそうなった時は呼ばせてもらうよ・・・」ハハハ


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