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涼宮ハルヒオタク 性転換ネタを書いてみた

8無花果:2008/03/26(水) 19:24:03 HOST:softbank219053218074.bbtec.net
―第一章⑤―

 まだ四月だ。この時期、涼宮ハルキもまだ大人しい頃合いで、つまりあたしにとっても心休
まる月だった。ハルキが暴走を開始するにはまだ一カ月弱ほどある。
 しかしながら、ハルキの奇矯な振る舞いにはこの頃から徐々に片鱗を見せていたと言うべき
だろう。
 と言うわけで、片鱗その一。
 ハルキの付けている香水の香りが毎日変わるのだ。なんとなくしているうちにある法則性が
あることに気付いのだが、それはつまり、月曜日のハルキはグレープフルーツの香水をつけて
いて、火曜日はリンゴの香り、その次の日、ラベンダーの香りの香水をつけて、さらに次の日
になるとミントの香り、金曜日にはせっけんの香りの香水をつけてくるのだ。幸いなことに、
この学校にはそういうことの規定はないので、教師などからとやかくは言われてないらしい。
 つまり、曜日ごとに香りが分けられているのだ。そうすると土曜、日曜も決まっているはず
だがそれはそれでどんな香りなのか嗅いでみたい気もする。
 片鱗その二。
 体育の授業は男女別に行われるので五組と六組の合同でおこなわれる。着替えは男が奇数ク
ラス、女が偶数クラスに移動してすることになっており、当然前の授業が終わると五組の女子
は体操着入れを手にぞろぞろと六組に移動するわけだ。
 そんな中、涼宮ハルキはまだ女子が残ってるにもかかわらず、やおらブレザーを脱ぎ始めた
のだ。
 まるでそこらの女子などカボチャやジャガイモでしか思っているような平然たる面持ちで脱
いだブレザーを机に投げ出し、体操着に手をかける。
 それだけならまだしも、その下まで着替えようとするのだ。その時点で朝倉涼によって教室
から追い出された。
 その後谷口をはじめとしてクラスの女子はこぞってハルキに説教をしたらしいが、結局何の
効果もないと思ったのでやらなかった。まあ、本当に効果がなかったのは言うまでもない。ハ
ルキはその後も女子の目を気にせず平気で着替えをやり始めるし、おかげであたしたちは体育
前の休み時間になるとチャイムと同時にダッシュで教室から撤退することになってしまった。


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