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マターリと語る世界経済 本部 18

549みなみけ名無しさん:2015/01/27(火) 10:22:33 ID:???
>>542

ただし,

日銀あるいはFRBといった中央銀行の金利を上げる話と,
私が話を出した,100万上限で一ヶ月定期だけ預金金利を上げるってのは,ちょと性質が違う話です.

前者は
中央銀行が金利を上げる→銀行は上昇分の負担金を日銀に収めないといけないので,
貸し出せるお金の「総額が減る」=金融引き締め

後者は
預金金利を上げると銀行が支払う利息が増えるから銀行は上げたくないわけです.
低利で顧客から「借りて」高い貸出金利で借りてもらえる方が儲けがおおいので.
ただし,低利にしたままだと,お金の「総額」が増えないので,高くても借りるという人に貸せない,
そういうことが起きる可能性がある.なので,しかたなく,預金金利も上げざるを得ない.

隣の銀行の方が金利が高いなら,そっちの銀行にお金が集まりますわ.
それで,預金金利の高い銀行は,払う利息は増えたとしても大量に貸すから利益額が増える,という寸法です.
商店が安売りしても大量にさばければ,利益が多いというのと同じ理屈です.

で,重要なのは,昔はゆうちょ銀行になる前の郵便局がこれをやっていたのですよ.
日銀の金利調整とは無関係に,郵便局の「貯金金利」を政府が決めることができた.
なので,銀行の「預金金利」より「貯金金利」を高くしておけば,郵便局に
お金が集まるのです.

いまでもそうですが,ゆうちょ銀行は,融資=貸出業務をしてません.
集めたお金を政府に使ってもらってたから,一般の人に貸す必要がなかったからです=財政投融資
その名残です.

こうなると中央銀行にとってみれば目の上たんこぶです.
いくら金利調整しようが,それ以上の金利で「貯金金利」を設定されてしまえば,その効果が表れないからです.

財政投融資分が政治家の財布になったということもあって,
郵便局も,ゆうちょ銀行,法律的にははれて中央銀行傘下となったので,今は政府がお金集めて何か公共投資
しようとしてもそれができんことなったのです.昔のように放埓には.
何事も規制緩和,自由競争,となった今となってはと.




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