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マターリと語る世界経済 本部 18

28おぷーな ◆TUSjZcBBQk:2014/11/20(木) 21:27:22 ID:EL2ZKook
世界経済の大潮流 経済学の常識をくつがえす資本主義の大転換 水野和夫著 
〜行き詰まる国民国家求められる経済共同体
http://bit.ly/1HpBQET
>これだけ金利が低いと、資本家は10年のリスクをとって実物投資をしても、リターンは1%以下にしかならない。
>企業は最低限の資本蓄積すらもできない。国民全体の資産が豊かになった結果、資本の希少性がなくなり、
>「資本家の終わり」の時代に突入した。資本主義の成熟とはつまり、資本家や投資家が
>儲けることのできない時代の到来である。

>それでも資本家たちは儲けたい。だから国家を利用する。バブルを中途半端に弾けさせずに、
>国家に救済してもらわねばならない水準にまで膨らませる。あるいは、資源価格高騰の下で、
>徹底的な賃金カットでもって収益を確保する。資本家たちは利潤率の低下に直面して暴走し始めた、
>というのが本書の時代診断だ。

>日本の超低金利と並行して、この十数年間にアメリカは、世界の金融資産増加分の約4割をかき集め、
>金融工学の発達によって経済を活性化してきた。だがリーマンショック以降、外国の資本は逃避し、
>ドル基軸通貨の時代は終焉を迎えている。

>資本は今後分散して、世界的な超低金利の下で新興諸国の経済が成熟するまでの約20年間、
>グローバル化傾向が続くだろう。日本社会では現在、大企業と中小企業のあいだの賃金格差が広がっているが、
>この格差を是正するためには、なによりも中小企業のグローバル化が課題であると著者は考える。

>下からのグローバル化を促すためには「東アジア共同体」の構想が必要で、国民国家の枠組みで考える発想は行き詰まる。
>超低金利時代を覚悟しつつも、国家を超える経済共同体の取り組みが求められている、というのが著者の見立てだ。




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