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マターリと語る世界経済 本部 18

194おぷーな ◆TUSjZcBBQk:2014/12/11(木) 00:58:22 ID:braGeHfA
<グローバル経済圏とローカル経済圏>地方版「所得倍増計画」を実施せよ - 冨山和彦
http://bit.ly/137lUaL
>なぜトリクルダウンは起こらなくなってしまったのでしょうか。

>第一の理由は、単純に日本経済に占める製造業の割合が低下したことです。製造業が日本経済全体に占める割合を見ると、
>企業数では10.5%、従業員数では18.8%、付加価値額では23.1%しか占めていません。これは下請けの中小製造業も入れた数字です。
>全体を潤すほどのボリュームはすでにないのです。

>第二の理由は、グローバル化によって、水平分業が著しく進んだことです。グローバル企業は現在、熾烈な国際競争を勝ち抜くために、
>世界中で最も効率的な組み合わせを探して分業体制を敷きます。原材料をA国で調達し、部品はB国とC国から仕入れ、
>組み立て・販売は、D国で行う。組み立て・販売は、運送費のコストを抑え、到着までのスピードを上げるために
>最終消費地に近い国がよく選ばれます。このような国際的な分業体制が敷かれると、まず、海外に移転していく生産拠点が増えます。
>また、生産拠点が移転していなくとも、そこで扱う部品を国内から調達するとは限りません。すると、グローバル企業の利益は、
>日本だけには還元されません。いわゆる「下請け」企業も、大企業から安定した発注を受けられるとは限りません。
>世界の「下請け」企業とのグローバル競争に巻き込まれるからです。こうして、かつてあったトリクルダウンの規模は大幅に少なくなってしまいました。

>では、どうすればいいのか。

>もはや二割程度しかない製造業以外の部分にも目を向ければいいのです。それは製造業を中心としたグローバル企業の活動とは無縁の、
>GDPの約7割を占めるサービス業が主役の世界です。私はこの経済圏をグローバル(G)に対して、ローカル(L)と名づけました。
>皮肉なことにグローバル化が進めば進むほど、両者の関係は希薄になり、乖離していきます。自国のグローバル企業が国際競争に勝てば、
>国全体が豊かになる。そんな時代は終わったのです。

>日本も含め、先進国の経済では、GとLが併存していることに気づきはじめたのは、2008年のリーマン・ショックが起きる数年前のことです。


>最大の課題はL経済圏を復活させることです。

>とにかく労働生産性を上げよ  L経済圏の主役はサービス業です。具体的には、小売業や飲食業、宿泊、医療、介護、教育、保育、交通などです。
>大きな特徴は地元密着型であり、公共性が高いことです。




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