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マターリと語る世界経済 本部 16

326おぷーな ◆TUSjZcBBQk:2013/07/14(日) 11:05:05 ID:Fs9IZUq6
>おふたりが先ほどお話していたように「その企業や産業は将来有望か」「必要とされているか」を吟味せず、必要ないのに、
>そこへ分配するのはナンセンスですよね、と。加えて、必要とされていないところから、必要としているところへスムーズに人材が移動するように
>雇用調整助成金を使うなら、そちらに使ったほうがいいということですよね。

>今まで正社員のほとんどは「先ほどの3つの条件」+「無限定」で、無限定だと会社側は使い勝手がいい。
>その代わり、そういう条件の下で雇っているのであれば「仕事をちゃんと与えないといけない」とか「契約は守りましょう」という前提から、
>「契約の中に書き込まれている要素は、当然守ってもらいましょう」という話だった。

>それが今回の「限定正社員」は「無限定」とは違い、仕事の中身や働く場所を限定すると。
>限定されたら、会社は好き勝手に使えなくなりますが、代わりに、その仕事や働く場所がなくなった場合に、
>今までより雇用契約を終了する条件が明確になります。

>須田:限定された仕事の中身に不適格だったり、「この仕事はできません」となったら、企業側はその社員をクビにすることもできるわけですね?
>安藤:そうです。雇用は「労働力を提供します」という労働者側と、「賃金を払ったり、福利厚生を負担します」という企業側の契約。
>債務関係があって、契約をしたら守るのが原則。だけど、労働者側が働かないなど、契約が守られなかったら、
>給料を払っていられないので、そういう場合に債務不履行で解雇ができるわけです。労働力が提供できない理由にも、
>「病気で会社にいけなくなった」「仕事がなくなっちゃった」など色々ありますが、お金と労働の交換ができなくなったら解雇できます。
>なので、何が契約の中身なのかが変わってくることが大事なポイントですね。

>」2つ目に、これを変えることは、本当は軽々と言えない話なんです。なぜなら企業は、無限定の社員ならなんでもさせられるし、
>どこでも任せられるので使いやすい。つまり正社員に対して「あそこに行きなさい!ここ行きなさい!」という強い人事権を企業側が持っているんです。
>それが、やることを決めて「これしかやりません。」としたら、企業にとって人事権の放棄につながるんですね。
>つまり、企業マネージメントが随分変わるんです。

>さらに、正社員・総合職は、日本で規定こそされてはいませんが、幹部候補とイコール。全員出世をするという仕組みで、
>みんながエリートだという夢を見させられる。働く人には、これが案外ラッキーだし、企業側からすると、
>邪(よこしま)なブラック企業みたいなところが夢を見させて、いくらでも働かせる。
>こうやって、長時間労働に耐えられるというマネージメントの甘さも出てくるわけなんですよ。

>給料が上がっていくから、最終的に奥さんは家に入って子育てをし、お金が足りなくなったらパートをやる。けれど、
>税金の問題で100万しか稼げない。こういう家父長的な家族形成に対しても、総合職は相当機能しています。
>つまりこれを壊すことは、日本の企業のマネージメントも、仕事に夢を持って働く労働者側の文化も、家父長制という文化も、すべてが壊れる切り口になります。




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