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相場見通し その5

96江草乗(管理者)★:2011/08/10(水) 23:07:18 ID:???
昨日の米国株式市場ではダウ平均が前日比429ドル高と大幅反発。米連邦準備理事会(FRB)はFOMC声明で景気に対する判断を引き下げるとともに、超低金利政策については少なくとも2013年半ばまで維持する方針と表明。これを受けてダウ平均は一旦は急落したものの取引終盤にかけて急速に反発する展開となりました。これまで下げが大きかった金融株が大きく値を戻し相場の上昇を牽引しました。

米国株の大幅反発で世界株安の連鎖に歯止めがかかり、日本株市場にも安心感が広がりました。幅広い銘柄が買われ、日経平均は一時200円近く上昇する場面もありました。しかし、買い一巡後は伸び悩み、日経平均は上昇幅を徐々に縮小。ほぼ安値圏で取引を終えかろうじて9,000円の大台を保つにとどまりました。

FRBが異例の低金利を維持する時間軸を明確にしたことは金融緩和の強化でありドルの弱気材料。ドル円相場は再び1ドル76円後半まで円高が進みました。売買代金ランキング上位の銘柄を見るとファナック(6954)、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)、任天堂(7974)、コマツ(6301)、キヤノン(7751)、ソニー(6758)、ブリヂストン(5108)など主力の国際優良株が軒並み安。とても米国ダウ平均が400ドル高した日の翌日とは思えないような相場でした。

東証1部の値上がり銘柄数は1300銘柄近くに上り、出来高は20億株を超え商いはそこそこ堅調でした。決算発表で債務超過はないと社長が明言した東京電力(9501)が15%高と急伸。昨日に続いてグリー(3632)やディー・エヌ・エー(2432)などのSNS関連、カプコン(9697)、コナミ(9766)、スクエニ(9684)などゲーム関連も値を飛ばしました。政府保有株売却が伝わったJT(2914)も6%の上昇となりました。

相場の上値の重さが目立った一日でした。まだ地合いが改善したとは言えない状況です。もうしばらく世界市場の落ち着きを確認しない限りは本格的な戻り歩調に向かうのは難しいところです。


(8月10日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)


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