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相場見通し その5

94江草乗(管理者)★:2011/08/09(火) 22:48:46 ID:???
昨日の欧米では市場の動揺が収まらず、世界的に株価が急落しました。ダウ平均は634ドル(5.5%)安の10,809ドル。2010年10月4日以来約10カ月ぶりの安値。下落幅は2008年12月1日以来の大きさでした。ナスダック総合株価指数は174ポイント(6.9%)安。下げ幅はリーマン・ショック直後の2008年9月29日以来の大きさでした。

朝方は世界同時株安の連鎖が断ち切れず、本日の日本市場も売り一色の展開になりました。日経平均は一時440円安の8,656円まで売られました。TOPIXも一時750ポイントを割り込みました。他のアジア市場も軒並み安で韓国総合株価指数は一時10%近い下げとなりました。

しかし午後からはさすがに値ごろ感が台頭、各国の株価は下げ幅を縮小していきました。オーストラリアのASX200指数や台湾・加権指数、上海総合指数はプラスに転換する場面もありました。日経平均の終値は153円安。終わってみれば「普通の大幅安」の範囲内にとどまりました。

このような日でも物色の矛先が向けられる銘柄はあります。インターネット関連の一角が大幅高となりました。グリー(3632)が一時10%超上昇したほか、デジタルガレージ(4819)も急伸しました。サイバーエージェント(4751)やディー・エヌ・エー(2432)も買われました。東証マザーズ指数は1%超の上昇で終えました。業種も電力株がプラスで終了。値上がり銘柄数は昨日より250銘柄以上増加して362。完全な全面安とまでは至りませんでした。

焦点は今晩米国で開催されるFOMC。FRBは市場の安定回復のために何かしらの対策を打ち出すものと期待されていますが、市場の期待に届かなかった場合、もう一段安ということもあり得ます。一方、テクニカル面では底値圏を示す指標も散見され、底入れの機運も見え始めました。日経平均のローソク足は窓を空けて下放れた後、長い下ヒゲ陽線。東証1部の売買代金は2兆弱と出来高も急増していることから、目先的にはセリング・クライマックスの感があります。


(8月9日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)


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