したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

相場見通し その5

58江草乗(管理者)★:2011/03/30(水) 16:59:29 ID:???
昨日の米国市場は反発しました。欧州不安の再燃、S&Pケース・シラー住宅価格指数や消費者信頼感指数の低下など朝方は弱気材料が続き、売りが優勢でした。しかし売り一巡後、上昇に転じるとそのままジリ高の展開となりました。ダウ平均は前日比81ドル高。今年の最高値をつけた2月18日以来約1ヶ月半ぶりの高値水準で終えました。
本日の日本株は、米国株高、円安などを好感した買いに支えられ反発しました。日経平均は寄り付き直後から9,500円を挟んで一進一退となった後、前場終了間際に円安が一段と進んだことを受けて先物主導で上げ幅を拡大。午後に入り9,600円の大台に乗せた後も騰勢は衰えず大引けにかけて9,700円台に乗せる一段高となりました。日経平均の終値は249円高の9,708円、高値引けとなりました。東京外国為替市場では海外の流れを引き継いで円安が加速、一時は震災後初めてとなる1ドル83円台まで円が売られる場面もありました。円は対ユーロでも1ユーロ117円目前まで売られ全面安の展開となりました。
東京電力(9501)は本日は前場に見なし額面である500円を割り込んだ水準で一旦寄り付きましたが、後場は再び売り気配となったまま3日連続ストップ安となりました。銀行株も続落しました。しかし、値下がり業種は電力、銀行、空運のみで残りの業種はすべて上昇するほぼ全面高の展開。円安を受けてトヨタ(7203)、キヤノン(7751)、ソニー(6758)など主力の輸出関連株が買われました。事業所の操業再開のニュースが相次いでいることも市場心理を改善させ、日立(6501)などは8%を超える上昇となりました。
日経平均は震災発生の週末明けとなった14日の終値9,620円を上回り、窓埋め達成、レンジでのもみあいを上放れた格好となりました。次の上値の目処としては200日移動平均(9,819円)が意識されます。今週末には米国で雇用統計、ISM製造業景況感指数など重要な指標の発表を控えていることから週後半に向けては模様眺めムードが再び強まりそうです。但し、本日の相場の材料となった為替市場で円安に勢いがついていることから、一段の円安が進めば200日移動平均を抜けてくる可能性も十分あると思われます。

(3月30日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板