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相場見通し その5

52江草乗(管理者)★:2011/03/23(水) 19:47:37 ID:???
昨日の米国市場は小幅反落しました。ダウ平均の終値は前日比17ドル安の12,018ドルと4日ぶりに反落しました。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も前日比8ポイント安の2,683ポイントで終えました。過去3営業日で大幅に上昇したため利益確定売りが優勢となりました。但し、下値は限定的でダウ平均は一度も12,000ドルの大台を割ることなく底堅い推移となりました。昨日は特段、市場の材料となるような経済指標の発表もなく手掛かり難のなか、ダウ平均の一日の値幅は50ドルにも満たない狭いレンジでのもみあいに終始しました。

本日の日本株は反落しました。日本株も先週15日の安値から大幅に戻していただけに利益確定売りが出てもおかしくない水準でした。朝から売りが優勢となりましたが、押し目買い意欲も見られ日経平均は午後に下げ幅を縮小する場面もありました。しかし、東京都が水道水から乳児の基準を超えるヨウ素を検出したとの発表が伝わると再び売られる展開となり日経平均の下げ幅は一時200円を超えました。

連日売買代金のトップとなっている東京電力(9501)が仕手株のような荒っぽい値動きとなりました。上昇率ランキングには低位の建設株が並ぶなど復興関連銘柄の物色は続きました。2年ぶりの復配を好感して太平洋セメント(5233)が買われました。水道水からヨウ素検出の報道で水関連銘柄が軒並み急伸しました。栗田工(6370)、オルガノ(6368)などの水処理を手がける企業や伊藤園(2593)、アサヒビール(2502)など飲料メーカーなどが上昇しました。一方、震災の影響で業績下方修正を発表したテルモ(4543)や冶金工(5480)などは売られました。

本日の下げは急反発の後の当然の一服といったところでしょうか。TOPIXはちょうど200日移動平均で頭を抑えられた格好となっており、上値を試すにはここを抜けてくることが必要と思われます。現在、市場の関心は企業業績に与える震災の影響を見極めることに向かっていますが、短期的には原発関連のニュースで振らされることがまだまだ多いのは仕方ありません。当面は原発事故対応の進捗を見極めながら神経質な展開が続きそうです。


(3月23日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)


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