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相場見通し その5

14江草乗(管理者)★:2011/02/22(火) 22:12:04 ID:???
昨日の米国市場はプレジデンツ・デーのため休場でした。リビア情勢の緊迫化から昨日の欧州株は軒並み下落しました。欧州の債券市場では「質への逃避」からドイツ国債が買われました。原油はロンドン市場の北海ブレント先物やニューヨーク市場のWTI先物が時間外取引で急騰しました。

本日の日本株市場は中東情勢の緊迫化からリスク回避の動きが強まり大幅に下落しました。日経平均は朝から売りが先行、ほぼ一本調子の下落となり、10,700円台も割り込んで下げ幅は一時200円を超えました。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる日本国債の格付け見通しの引き下げをきっかけに為替市場でドル円相場が乱高下したあと、結局円安方向に振れたこともあって、売り一巡後は日経平均は10,600円台後半で下げ止まりました。但し、連休明けとなる今晩の米国株式相場の動向を見極めたいと様子見気分も強く、積極的な押し目買いも見られないまま安値圏で方向感の乏しい展開が続きました。

ほぼ全面安のなか、証券、その他金融、保険、銀行など金融株の下げが特に目立ちました。海運や自動車、機械なども大きな下げとなりました。プラント関連の千代田化工建設(6366)、日揮(1963)、東洋エンジニアリング(6330)は3〜4%超の下落となりました。一方で、JXホールディングス(5020)などの石油株やJR東日本(9020)などの鉄道、電力・ガス、薬品、食品などディフェンシブ銘柄の一角には買いが入り、しっかりでした。

本日の下げは、昨日まで一本調子の上昇が続き、循環物色にも一巡感が出るなかテクニカル的な過熱感も台頭、早晩調整は必至との指摘も市場にはあっただけに、海外情勢の不透明感の高まりが売りを出す絶好のきっかけになった感もあります。まとまった売りが出た証拠に商いも膨らみ東証1部の出来高は25億株、売買代金は1兆7000億円を越えました。アジア市場も軒並み下げて株式市場全面安の流れで連休明けの米国市場を待つことになりましたが、まずは米国の反応と中東情勢を見守るほかはないでしょう。


(2月22日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)


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