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6502 東芝
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江草乗(管理者)★
:2007/12/21(金) 23:27:26 ID:pc8ICAT6
東芝・シャープ、液晶提携 投資負担の軽減狙う
2007年12月21日22時28分
東芝とシャープは21日、液晶と半導体分野で提携すると正式発表した。10年度に東芝はテレビの約40%にシャープの液晶パネルを採用。シャープもテレビの50%に東芝のシステムLSI(大規模集積回路)を使う。電機業界では、投資負担を軽くするための合従連衡が相次いでいる。互いに得意とする製品の安定供給先を確保し、テレビ事業の競争力を強める狙いもある。(原光俊、田中康晴、鳴澤大)
薄型液晶パネルをめぐる新たな動き
東芝に液晶パネルを出荷するのは、シャープが亀山工場(三重県亀山市)に加え、09年度の稼働を計画する堺工場。生産能力は42型換算で月産110万台。「第10世代」と言われる世界最大のガラスから大型のパネルを効率的に生産し、コスト競争力もあるとされる。
記者会見した東芝の西田厚聡社長は「(次世代パネルの)有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)の09年度の量産を見送る。有機ELよりもはるかに優れたシャープの液晶を次世代の大型ディスプレーとして選んだ」と強調した。
また、シャープの片山幹雄社長は「亀山と堺の工場の安定した操業確保が見込める」と語った。今後は提携領域の拡大も視野に入れているが、資本提携までは踏み込まないという。
東芝は日立製作所、松下電器産業との共同出資会社IPSアルファテクノロジ(千葉県茂原市)からもパネルを調達しているが、今回のシャープとの提携を機に保有する15%のIPS株は松下に売却する方向で検討している。
今回の提携劇は、何より投資負担の軽減を狙ったものだ。とくに液晶パネルをめぐっては、販売価格の競争が激しくなる一方、生産工場への投資は巨額になるばかりだった。そこで、東芝は複数のメーカーからパネルを調達するよりもシャープから長期的に大量調達するのが得策と判断した。シャープにも巨額投資をした新工場の採算向上を図るメリットがあった。
電機業界では、こうした動きが加速している。薄型パネルをめぐっては、松下と日立、キヤノンも液晶や有機ELの共同開発・製造で提携する方向だ。
薄型パネル以外でも、ソニーが東芝にゲーム用半導体設備を売却し、生産委託に切り替える。東芝とNECエレクトロニクスは生産段階も視野に入れて最先端半導体の共同開発を決めたばかり。今回の提携で、シャープが巨額投資が必要なLSIの自前生産を縮小する方向を選択したのもその延長線にある。
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