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3818 中国動向

3:2009/07/10(金) 19:34:38 ID:uPGdpkOQ0
イタリアの有名スポーツ用品ブランド「Kappa」を中国本土、香港、マカオで独占販売する中国動向(3818/HK)は、
景気悪化にもかかわらず足元の販売状況がほとんど減速していない。昨年12月の既存店増収率は、不況を突いて2割近い伸びを維持している。
年後半から国内景気が徐々に回復していくことを想定しながら、株価がさらに戻りの勢いを強める可能性がある。


▽同社の製品(年次報告書から)

 中国動向の事業モデルに関しては、上場直後の07年11月29日に配信した「銘柄ピックアップ」でも説明したが(http://www.ashuir.com/merumagashozai/071129.htm)、特に注目すべきは、
 ◆「Kappa」が他の欧米高級ブランドに準ずるステータスを得るなか、販売価格を高く設定できること、
 ◆自前の生産設備や店舗(直営店)を保有しないため、経営リスクの分散が可能になること――
 などの点。こうした強みが活かされるなか、07年度の営業利益率は41%に達した。

ライバルの李寧(2331/HK)や安踏体育(ANTAスポーツプロダクツ:2020/HK)が14%前後にとどまったことをみても、かなり高い水準といえる。
にもかかわらず、昨年の株価はライバル他社と比べても悪いパフォーマンスだった。

年間の騰落率は、李寧が−45%にとどまったのに対し、同社は−68%に落ち込んでいる。
景気の悪化局面では、品質を問わず値段が高いものが売れなくなる――と判断されたためだ。

ただ、足元の状況を見る限り、それは杞憂といわざるを得ない。08年12月の既存店売上高は前年比で19%の伸びを維持。07年実績の24%を下回るものの、
08年初の市場予想(18〜20%)とほぼ同水準。景気悪化の痕跡はみられず、むしろ、底堅い販売が続くというべきだろう。
09年には、新たに700店舗を展開する計画(合計で3500超を目指す)。強気の経営戦略からも、長期の成長トレンドが不変と考えられる。

日本で事業展開を加速している点も注目だ。同社は08年5月、日本のスキーウェア有力ブランド、フェニックスを買収。
日本国内の「Kappa」ブランド製造販売権を有するフェニックスを傘下に収めたことに関しては、当初、不況下の大型買収に対するネガティブな見方が少なくなかったが、
このところは長期的な効果(日本と中国のKappaウェア開発部門が協力して、より競争力のある製品を生み出すことなど)に期待する意見が増え始めた。

折からの円高も日本事業の追い風となる。昨年9月から今年1月にかけて、円の対人民元レートは約17.5%も上昇。元換算の売上高を押し上げるため、ある程度の販売減がカバーされる形だ。

以上のように、景気低迷下でも着実な販売増を記録する同社は、国内経済に回復の兆しが表れれば、さらに業績の伸びに弾みがつくことはほぼ間違いない。
もちろん、これはスポーツ業界全体に共通すること。業界トップの李寧と比べた場合、株価のプレミアムがやや見劣りすることは仕方がないにせよ、
同社のバリュエーションに割安感が強まっていることも事実だ。

李寧や安踏が既に5000店もの店舗網を持つのに対し、同社が3000店舗前後にとどまる点も成長余力を裏付けている。


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