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他社の話題ですが・・・③
1
:
あゆ
:2006/12/26(火) 22:02:02
来期以降の利息返還損失引当金の影響を探るため、開示資料が
充実しているアコムについて調べてみました。
↓↓↓
http://www.acom.co.jp/ir/data/current/fileobj-899-datafile.pdf
この資料は実によくできています。
僕が疑問に思っていたことは殆んど全て網羅されていました。
恐らくこの資料は、来たるべき会計指針の厳格化に備えて、
かなり前から周到に準備されていたのでは?と思わせます。
引当金の事が気になる方は是非この資料の一読をお薦めします!
僕がこの資料を優れていると感じたのは次の3点に集約されます。
①利息返還引当金の算出根拠が明示されている。
しかも正常債権、延滞債権、完済債権、償却債権の分類別に
合理的と思われる計算根拠を示している。且つ、実際の利息返還
実績・債権放棄(貸倒損失)も明示。こちらも検証しやすい。
②今回の引当のカバーする範囲がどの程度かが分かる。
向こう5年間は今回積んだ引当金の取崩しにより利息返還・貸倒償却コスト
に充当。従って、5年分の貯金を持った事になる。5年のうちに、上限金利
の引下げが実施されるため、新たに発生するグレーゾーン金利貸付(つまり
利息返還の対象となる貸付)は激減する。
③改正貸金業法への対応策が明示
3年後に施行される出資法の上限金利引下げにより営業収益が
減少する事は不可避。減収分をカバーするためのコスト削減の
具体策を明示。貸付金利16%でも営業利益年間500億円を展望。
ちなみにこの水準は18年3月期の約半分。
アコムのIRの履歴を追うと
・10/30 中間業績下方修正プレス
・11/8 中間決算短信発表、通期業績下方修正、希望退職募集
・11/9 中間決算説明会実施(今回紹介した資料を配布)
非常に段取りがよろしい。
GMOにもこのような素早い対応と投資家の疑問に答え得る
開示資料の提供を求む!
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