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それにしても。
アメリカで生まれた血統は全然大したことないサンデーサイレンス。
重いアメリカのダートで活躍しながらアメリカでは全然種馬として人気がなく
日本に輸入された。にも関わらずものすごく「軽くて硬い」日本の芝で
子どもたちが大活躍。そして孫の世代ではヨーローッパの深くて重い芝で
活躍しようとしている(今の所、今年のダービー一番人気はディープインパクト
産駒のサクソンウォリア。日本で生まれてヨーロッパで走っている)
つくづく、サンデーサイレンスを日本に連れてきた吉田善哉の彗眼に
思いを馳せる。
「生産者は預言者でなければならない」
っこれ、僕がもっとも好きなかのホースマンのお言葉。かの偉大な人は
サンデーサイレンスの子どもたちがターフに現れる前に世を去ったわけだが、
彼の「サンデーサイレンスは間違いなく成功する」という予言はサンデーの孫に
まで正解であることを示させた。
彼は、サンデーの血を「彼の意地」とよんだ。(血統的にあまり大したことのない
サンデーサイレンスを10億円あまりで輸入したことについては、冷ややかに見る
向きも多かったのだ。日本人がまたジャパンマネーで無駄に買い物をしていった、と)
株に関して文章を書くものも同じく預言者でなければいけないわけだが・・・。
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