韓国株式について - 1405494782

70：ギャラクシー：2014/12/02(火) 15:35:17: サムスン電子

サムスン電子は、韓国のサムスングループ（電機、重工業、物産、生命）の中核企業である。
2013年の売上高は22兆円で、これはトヨタと同レベルである（トヨタは2014年は26兆5千億円）。
韓国のGDP 22%（2010年）を占め、外国人持ち株比率50％前後、社員数19万人（ちなみにトヨタは33万人）。
1969年サムスン電子工業株式会社設立。
1984年、旧世代メモリの品薄が生じ、サムスンが莫大な利益を出して会社規模が一気に拡大。
1986年、東芝大分工場の製造部長をスカウトし、同等の工場を建設。
1988年、韓国政府のバックアップで、東芝、松下電器、シャープ、NECなどからリストラされた技術者をヘッドハンティングして最新技術を得る。
1997年のアジア通貨危機で、半官半民の韓国の将来をかけた企業としてグローバル企業へ。
2009年世界最大のIT・家電メーカーに。薄型テレビと半導体メモリで世界第1位、携帯電話が世界第2位、白物家電でも上位を占めた。
しかし、2014年７～９月は苦戦をいしられる。
営業利益は４兆600億円で60.1％減に。足を引っ張ったのは、会社の柱だったスマートフォン。
利益の70%を占めるスマホの売上が急激に悪化しているのだから大変なのである。
サムスンは、需要予測と在庫管理の失敗と言っているが、そんなものではない。
最新の調査によると、韓国人の76％がサムスンの新機種「Galaxy Note 4」ではなく、
iPhone 6 Plusを買いたいと答えているそうで、実際、ｉＰｈｏｎｅ６は韓国でも飛ぶよう売れている。
最近、スマホは、高級機種はアップル、中価格帯は小米（中国のシャオミ）、低価格帯はレノボが強いのである。
中国、インド、それに自国韓国でもスマホシェアはダウンを続けている。
サムスンは世界に自前の生産設備をもつが、売上が伸び悩むと、生産設備が足を引っ張ることになる。
また、アップルは、ｉＰｈｏｎｅ６では部品の調達を、サムスンから台湾勢へシフトしており、ここでも足を引っ張られているのだ。
そもそも、サムスンに基礎技術はもとより、凄い技術力があったわけではない。
前述したように、ヘッドハンティングで最新技術をパクって大きくなってきただけの会社だ。
それも、他社の特許を勝手に使い、それを相手から咎められると、「そっちこそ！」と別の特許を引っぱり出して相手を訴え返し、
裁判が長引いている間に市場シェアを獲得し、輸入および販売の禁止が現実的になりそうなところで和解に持ち込む、
とい、あこぎなビジネスモデルでのし上がってきた会社なのである。
最近でも、訴訟の過程おいて明かされたサムスンの作成した極秘内部文書にて、
アップル社は「(「Galaxy Tab」の販売台数は)発表された数字の半分に過ぎなかった」と指摘しているし、
また、サムスン電子がLCD（液晶パネル）テレビをLED（発光ダイオード）テレビとして販売し、消費者を欺いたとして、
米国の消費者らが集団訴訟に乗り出している。スマホだけではなく、家電も中国勢が躍進して来ている。
韓国経済が破綻へ向け加速が止まらないなかで、サムスンには後継者問題もある。
このまま破綻へ、まっしぐらの可能性もあるかもしれない。