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長谷川チンドン繁盛記
6
:
名無しさん
:2016/10/30(日) 19:16:07
◎長谷川チンドン繁盛記 第4話◎
長谷浩二(45)はこの悪徳フランチャイズが年に一度開催する総会に出席していた。
そこでは久しぶりに再会した‘でんがな’や‘次郎長’達の戦友と話が盛り上がった。
‘でんがな’は開業早々に理解のある業界関係者と巡り合いそこそこ仕事には困らない状況を作れている様だが、
技術の未熟さからそれなりのクレーム処理に追われているとの事。
‘次郎長’は実直な人柄から知人を中心に仕事を紹介してもらう良いスキームが出来ている様で話っぷりからも仕事は順調に
推移している様だった。
話を聞くと‘でんがな’と‘次郎長’も長谷と同じく、この本部から受けた顧客紹介はそれぞれ1件に留まっている。
まるで何かの証拠作りの様にである・・・・
その時、悪徳フランチャイズ主催者のいる方向から聞き覚えのある声が聞こえてきた・・・・『御意っ』
3人の視線は自然とそちらに向かい、そして3人はそちらを凝視せざろうえなかった。
そこには運営スタッフの名札を付けた‘子豚野郎’がいたのである。
‘子豚野郎’はこちら気づきニヤリと笑った、その笑顔は無機質で冷たかった。
長谷達が受ける顧客紹介が少ない事の因果関係は不明だが、この悪徳フランチャイズに反目の思いを抱いたのはこの瞬間からだ。
総会も終わり営業に明け暮れる日常が始まる。
最近、娘とはまともな会話をしていない。仕事が無く娘の親友のご両親から仕事を貰った事で親友になじられた娘はその子とは
疎遠になり悪い仲間と付き合う様になって帰宅も遅くなった。
妻も家計の足しにとパートに出るようになってから帰りが遅くなった。
長谷一家の歯車は緩やかに壊れていった。
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