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★★★水上紀行から学ぶスレ1★★★

1名無しの養分さん@天才禁止:2025/07/24(木) 08:28:44 ID:CyRR6Z9g0
水上紀行から学ぼう!
http://www.banya-mktforecast.jp/main/#gsc.tab=0

18名無しの養分さん@天才禁止:2025/07/31(木) 06:59:06 ID:VyCevF8U0
ギャップは、必ず埋まるのか(窓埋め)

前週末のニューヨーククローズと、今週初のシドニータイムとの間で、ギャップ(窓)が発生することがあります。

そして、月曜早々にギャップが埋まることは、良くあることです。

しかし、ギャップがすぐに埋まることが必ずではないことも、理解しておくことが必要です。

つまり、場合によっては、ギャップが埋まるのに、半年とか1年を要する場合もあります。

ギャップ埋めに時間が掛かる場合とは、相場が強いトレンド相場で、言い換えれば、一方向へ相場が進む勢いが強い時です。

このような場合、たとえギャップを埋めようとしても、埋めきれずにトレンド方向へ再び進み始めることが多いと言えます。

そして、ギャップ埋めを狙ったポジションが、ギャップを埋められずにと手仕舞いとなることが、トレンド再開の原動力となります。

このように、マーケットにトレンド方向へ勢いがある時には、ギャップはすぐには埋まらないことがありますので、今の相場、トレンド相場かレンジ相場かを見極めることが必要です。

19名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/01(金) 08:15:56 ID:c7LEouVk0
コストが悪い(持ち値が悪い)

インターバンクディーラーの間で、良く使われる言葉です。

ポジションの持ち値が悪いという意味です。

コストが悪いのは、たとえば、下げ相場で、下落に加速がつき、思わず儲け損なう恐怖から、安値を叩いたところが相場はそこを安値として反発し、気がつけば、コストの悪い売りポジションを持ってしまった場合です。

また、上げ相場で言えば、高値掴みをして、コストの悪いロングを持ってしまった場合です。

売りにせよ買いにせよ、コストの悪いポジションを持ってしまうと、それはそれなりに、可愛いポジションに思うものですが、そうしてそのポジションに執着することは危険です。

特に、そのポジションを持った後に、フェーバー(有利)でいる時間よりアゲンスト(不利)でいる時間が圧倒的に長い場合は、さらにアゲンストになる可能性が高く、こうした状況では、勇気を持っていったんポジションを手仕舞うことが、賢明かと思われます。

持ったポジションがうまく行かないのには、二つの理由があると想います。

ひとつは、根本的に相場観が間違っているということ、そしてもうひとつにはタイミングが早いことが上げられます。

実は、根本的に相場観が間違っている場合は少なく、多くの場合は、ポジションを持つタイミングが早いことで、うまく行かないと言えます。

したがい、安値を叩いてしまった、高値掴みをしてしまったけれど、フェーバーにならないようであれば、ポジションに固執せず、次のチャンスのために、今持っているポジションは手仕舞うことが大切です。

20名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/01(金) 10:27:01 ID:c7LEouVk0
売りたいから、買い(直観と現実の違い)

値動き分析をする時の感覚の一種です。

値動きを見て、たとえば、直感的に売りたいと思う時に、逆にだから買いだと思うことがあります。

また、直感的に買いたいと思う時に、逆にだから売りだと思うことがあります。

こうした感覚は、特に相場が一方向に大きく進行した後の戻しの過程で良く感じます。

なぜなら、相場が大きく動いた後は、マーケット全体のセンチメントが同質になりがちなためです。

つまり、直感的に思うことが、マーケットの大勢の見方でもあり、たとえば、大きく下落した後、反発してくる過程で、相場は戻した後は、また下がるので売りだと多くのマーケット参加者も考え戻り売りをしていることが、結構あります。

しかし、戻り売りを多くのマーケット参加者がほぼ同時に行なうと、急激にショートポジションが膨らんでしまい、下押しはあっても、買いが引かなくなることが多いと言えます。

こうした時、直感的には売りでも、現象的には、ショートが多いため下がりきれなくなって買いが引かないことを値動きから察知できるようになることが必要です。

そして、こうした場合に、「売りたいと思うけど、現象面では買い気が引かないので、だから買いだ」と相場を見られるようになることが大切です。

こうした、感覚は、自分でポジションを持ってみて、はじめて感ずるものですし、また、それを身につけるためには、それなりの経験を積むことも必要です。

しかし、いったん身につけると、非常に役に立つものだと思っています。

21名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/02(土) 04:45:55 ID:wCSmcxhc0
相場エントリーのタイミング(かなり時間が掛かるもの)

相場では、タイミングが大変重要です。

相場がこれからどのようになるかという、つまり相場観は、結構当たっている方が多いと言えます。

この点については、皆さん自信を持って良いと思います。

しかし、問題は、相場へのエントリーのタイミングが合っていないために、しなくても良い苦労をする方が多いと言うことです。

なぜなら、先見的に相場が見えても、その先見的に見えた相場が実際の相場になるには、かなりの時間が掛かるのが一般的です。

ですので、相場が見えているだけに、じれてしまい、正しいエントリーのタイミングより、はるかに早く相場にエントリーしてしまって、揉みくちゃになったり、最悪のケース、ロスカットがついてしまって、損失を出すこともありえます。

そして、ロスカットした後、皮肉にも、元々思っていた方向に相場が動き出すことが、良くあることです。

したがって、相場のエントリーのタイミングを掴むためには、じっくりと相場を引きつけられるようになることが大切です。

これは、言うは易く行なうは難しではあります。

しかし、エントリーのタイミングが合っていないと思われている方は、まずは、意識的に、相場のエントリーを今までよりも遅らせてみてはいかがでしょうか。

22名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/04(月) 03:58:05 ID:GKnjPxhk0
自分が正しくて、相場が間違っている(謙虚と柔軟性)

「自分が正しくて、相場が間違っている」と思うことはありませんか。

大方、ポジションがアゲンスト(不利)になって、相場に攻め立てられている時の心境です。

この心境の怖いところは、「自分が正しい」と思っていることです。

相場に対しては、本来謙虚であるべきところですが、「自分が正しい」と思っていることから、他の考え方を受け入れられなくなっている可能性があります。

また、「相場が間違っている」ということから、切り口を変えて相場を見ることも出来なくなっていると思われます。

相場に必要なことは、「謙虚さと柔軟性」だと思います。

当初、考えた相場観が間違えていても、なんら問題はありません。

今の、相場環境に合わせた相場観に軌道修正をすれば、良いだけです。

たとえそれが、黒が白に、つまり逆になっても構わないと思います。

むしろ、黒を白に見方を柔軟に変えられることが大切だと思います。

また、執着心や、固執とは、決別することが大事です。

23名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/05(火) 03:45:40 ID:nrcC2lWM0
一寸先は闇(不要不急のポジションは持たない) 

今、思い出しても背筋が凍るトレーディングがありました。

それは、ニューヨーク時代のある日、ドル/円のロングポジションを結構持っていた時でした。

しかし、上値が重く、少し上げても高値に止まれず、またズルズル下がってしまい、これはどうも上がりそうにないと判断し、ロングのポジションを落として、ポジションスクエア(ポジションなし)にしました。

本来であれば、そのまま様子見になるところですが、依然として上値が重いことが気に掛かり、それならば売ってみるかと、今度は買っていたのと同額分を売りました。

しかし、売ったからと言って、すぐ落ちる気配もないままに時間が立ちました。

ところが、突然、ロイターのヘッドラインのアラームが鳴ったので、なんだろうと見たところが、「ニューヨーク連銀(中銀)、ドル/円で売り介入」とニュースが報じられ、目を疑いました。

驚いたのは、私だけでなく、マーケット全体も同様で、次のマーケットである東京でも、さらに急落し、介入の第一報から5円の急落となりました。

この時、やはりたっぷりショートポジションを持っていた上司から、「こんなラッキーなことはないから、ショートポジションをすべて利食おう」と言われ、何の未練もなく、すべて手仕舞いました。

本当に、ラッキーだったと思います。

なぜなら、もともとポジションをロングしていたのですから、ロングに固執しているところに介入がもっと早く出ていたら、急落の中、ロングポジションをどこで損切れたかもわからないような即死状態に陥るところでした。

それを考えるだけでも、鳥肌が立ちました。

この時、実感したことは、漫然とボジションを持たないこと、そして自分の五感を信じることでした。

相場の世界は、一寸先は闇です。

それだけに、ポジションを持っている限りは、常に緊張感を持つことが大切だということです。

24名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/05(火) 07:42:27 ID:nrcC2lWM0
一勝一勝の積み重ね(目先の勝負をないがしろにしない)

剣道大会の優勝者へのインタビューで、優勝者は「一試合、一試合、目の前の敵のことだけを考えていました」と話していました。

これと同様のことは、お相撲さんが勝利者インタビューで、「一日一日の一番のことだけを考えるだけです」と答え、また女子プロゴルファーは、「目の前にある一球に集中することに心掛けました」と語っています。

このように、勝負に携わる人たちが異口同音に語っていることは、目先の勝負をないがしろにせず、むしろ、一勝一勝の積み重ねがなければ、優勝はありえないと言うことだと思います。

特に、トレーディングの世界で大事なことは、相場観がはずれ、損失を出してしまった時です。

こうした状況になると、早く損失を取り戻したいという気持ちから、トレーディング自体が雑になり、下手をすると損失の上塗りをしてしまうものです。

しかし、損失を出してしまったからこそ、一気に損失を取り戻そうとせず、ていねいにトレーディングをして、着実に損失を取り戻す根気の良さが必要です。

さらに、申し上げれば、なぜそんなに大きく損失を出すまで放置してしまったかということです。

損失を大きく出す前に、どうも自分の考えていることと、実際の相場が違っているということは、気がつくものだと思います。

気づいたら、相場に執着せず、いったんポジションを手仕舞い、様子を見ることです。

焦らず、じっくりと次のチャンスを待つことが肝心です。

25名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/05(火) 17:27:06 ID:nrcC2lWM0
利益確定は、実は難しいもの(割り切りが必要)

張ったポジションが、うまくトレンド相場に乗り、評価益がドンドン増えたとします。

こうしたフェーバー(有利)なポジションをキープしていると、「もう当分、今の相場が続くのではないか」といった気持ちが高まります。

しかし、相場が未来永劫、フェーバーな方向が続くことはありません。

いずれは反転局面を迎え、ヘタをすると、折角のかわいいポジションがアゲンスト(不利)になることすらあります。

したがい、どこかでは、必ず利益を確定しなければなりません。

利益を確定するということは、実は大変難しいものです。

なぜなら、ここで利食ったら、さらに相場がフェーバーな方向に行ってしまうのではないかという、儲け損なう恐怖があるからです。

この思いは、利食った後でもあり、あそこで利食わなかれば、さらに儲かったのに、自分ばかりが馬鹿を見ているのではないかという思いが募って、再度相場にエントリーしてしまい、折角の当初の利益を減らしたり、場合によっては、儲けた利益をすべて飛ばしてしまうことさえあります。

ですので、利食ったら、気持ちが落ち着くまでは、相場は見ないことで気持ちを落ち着けることが必要です。

また、気持ちの割り切りができることが、大切です。

26名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/06(水) 07:31:22 ID:rCgKzWfs0
信じるに足るか(変化するもの)

相場に限らず、何かを信ずるということは、そう簡単なことではありません。

特に、相場の場合、信じるかどうかが、損益に直結するだけに、おいそれとは信じないものです。

それが、何かを信じるようになるためには、お墨付きが必要です。

つまり、要人の重要な発言であったり、有無を言わさぬ経済指標の結果であったり、または決定的な事件であったり、つまり信ずるに足る説得力のあるものを実感しなければ信じないものです。

そして、いったん信じてしまうと、今度は簡単には信じたことを否定しなくなるのが一般的です。

しかし、何事も絶対はありませんし、また時の経過とともに、信じるに足ると思っていたこと自体が変化することもあります。

信じていたものに裏切られる場合は、やっと信ずるものができたという安堵感から油断してしまったことによることが多いと思います。

したがい、盲目的に信じるのではなく、常にまだ変わらず信じて良いものか、そして変化があるとすれば、その変化は自分にとって良いことなのかあるいは悪いことなのかをチェックすることが必要です。

27名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/07(木) 07:17:52 ID:9Sqsy45M0
自分の感覚を信じる(自分の五感を尊重する)

たとえば、経済指標であったり、要人発言であったり、あるいはテクニカル分析であったり、いろいろな相場の材料があります。

材料は、それぞれに大事ですが、一番マーケット参加者が気にしている材料がどれかを、見極めることが大事です。

そして、その材料が、ポジティブ(前向き)にマーケットに働いた時は、どういう結果になるのか、あるいはネガティブ(後向き)にマーケットに影響した場合は、どういうことになるのか、前もって想定しておくことが大切です。

特に、ネガティブにマーケットに影響した場合、多くのロスカットが出動し、相場は一方向に大いに動きますので、警戒を要します。

ひとつひとつの材料を見ていく上で、気をつけなければならないことは、常識にとらわれないことです。

それよりも、「なにかおかしい」とか、「どうも自分が考えていたことは違っていたのでは」といった、自分が感じた印象を尊重して、すみやかにリスク回避の行動に出ることが大切です。

いったんポジションを持ってしまうと、自分のポジションに固執しがちですから、意識して自分の五感を尊重し、行動に移すことが、自分の身を守る上では、大変重要になります。

28名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/08(金) 07:43:28 ID:Zw4nUWPo0
海外勢のオーダースタイル(内外の違い)

国内の輸出企業、輸入企業、そして機関投資家のオーダーは、いわゆる指値オーダーですから、事前にオーダーを銀行に預けると、銀行は、基本的には、そのオーダーはマーケットに出しっ放しにしますので、上値を抑えたり、下値を支えたりする壁になります。

一方、海外の顧客は、あまり指値オーダーは好みません。

それは、指値オーダーにすると、特に大口のオーダーの場合、その存在をマーケットに感ずかれてしまい、思うように売りきれなかったり、買いきれなかったするためです。

そこで、銀行に、ある水準になったら教えてくれというコールオーダー(Call Order)を出すことが多く、レート水準が指定したあたりにくると、銀行から連絡がきます。

そして、売りならば、たとえば、148.00以上で静かに3億ドルまで売ってくれという指示を銀行にします。

銀行は、指示されたとおり売り、売れたと顧客に連絡すると、追加で148.00以上で2億ドル売ってくれということになることが多く、また銀行は静かに売ります。

そして、結構な額を売り終わって少し経つと、売りがボディーブローのように効いてきて、マーケットが急落することがよくあります。

こうしたオーダーを出すところは、欧米のみならず、中東や中国も、好んでやっています。

29名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/10(日) 18:10:36 ID:ib5va68Q0
困った時の長期チャート(俯瞰する)

相場の方向性を見失ったら、期間の長い、たとえば、週足と月足を見てみることをお勧めします。

期間の長いチャートを見るメリットは、1時間足とか日足といった期間のより短いチャートを見ても、相場の全容がつかめない時に、週足や月足といった長期チャートを見ることで相場を俯瞰することができ、これからの相場の方向性が見えてきます。

ですので、私は、長期チャートを見ることを、「困った時の長期チャート」と呼んでいます。

また、頭の中に、いろいろなアイデアがあるけれどバラバラでひとつにまとまっていない時に、長期チャートを見ることでインスピレーションが湧き、パズルのピースがバタバタとはまっていくような時があります。

そして、いろいろなアイデアがひとつにまとまっていき、「なんだ、そうだったのか」と合点がいく瞬間があり、霧がいっぺんに晴れたような感動を覚えることがあります。

自分は、超短期トレードなので関係ないと、思われる方もいらっしゃることと思います。

しかし、相場の長期のトレンドがどっちを向いているのか、あるいは長期にはレンジなのかを知ることは、たとえ超短期トレードであっても、相場へのエントリーや手仕舞いのヒントにはなると考えています。

相場観を持つということは、どれだけイマジネーションを豊かにすることが出来るかが重要ですので、そのためにも長期チャートは多いに役立つものと思われます。

30名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/10(日) 18:20:36 ID:ib5va68Q0
材料と反応(ケースバイケース)

相場は、材料自体の重要度によって、反応が違うことは言うに及ばず、同じ材料でも、その時々で反応が違うことは、たぶん経験されていることと思います。

同じ材料でも、反応が違ってくるのは、マーケットのセンチメントやマーケットのポジションによります。

たとえば、マーケットのセンチメントが上昇を期待している時に、実際に上げるのを後押しするような材料が出れば、素直に上昇します。

しかし、上昇に期待している相場で、上げにはネガティブな材料が出たとしても、下げ渋りますが、大きくは下落しません。

さらに、ネガティブな材料を無視して、上がろうとすることもあります。

ただし、マーケットのポジション状況によって、反応が違ってきます。

マーケットのポジションがショートになっている時に、買いの材料が出れば、ショートカバーを巻き込むため、上げやすくなります。

しかし、マーケットのポジションがロングになっていると、それをフォローするような買いの材料が出ても上げきれなくなります。

特に、マーケットセンチメントがブル(強気)で、マーケットポジションが既にロングになっている場合は、買い材料が出ても上げきれず反落する可能性が高くなることには、注意が必要です。

今回は、上げ方向を例にとってお話しましたが、下げ方向の場合も、上げ方向の裏返しで同じことが起こるとお考えください。

31名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/11(月) 07:00:36 ID:6PULPq9Y0
★ホッとの買い(早期発見、早期治療)★

たとえば、ショートポジションを持っていて、思惑が外れて相場が上昇し、大アゲンスト(不利)になってしまい、あまりにも損失が大きくて切るに切れず、布団をかぶってやり過ごすといったことがあったとします。

その後、幸いにも、相場が反転して下落してきた時に、よく起きることですが、持ち値付近まで相場が戻すと、ホッとして買い戻す、つまり「ホッとの買い」となって、ポジションを手仕舞ういうことです。

この「ホッとの買い」は、大アゲンストを経験して、精神的にも相当のプレッシャーと疲労感を味わった上で、たまたま幸運にも相場が戻し味わうホッとですから、肩の荷も下りようというものです。

しかし、この一連のトレーディングからは、アゲンストを耐えているだけで、利益を生み出すという生産性がないだけでなく、もっと有効に利用できるはずの時間を浪費しています。

「うまくいったポジションは、それほどアゲンストにはならない」という考え方からすると、思惑が外れたら、いったん撤収する勇気を持つことが必要だと思います。

予防医療でも、「早期発見、早期治療」が重要なように、トレーディングでも、思惑が外れたら、早く踏ん切りをつけて、早く手仕舞い、次のチャンスのために体力を温存することが、なによりも大切だと思われます。

トレーディングは、限られた有効なチャンスに、いかに正しい方向に乗れるかが大事であって、耐えることが優先されるものではないと思います。

尚、もちろん、「ホッとの売り」もあります。

32名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/11(月) 14:28:34 ID:6PULPq9Y0
凄い売り(買い)、よくよく聞けば、ロスカット(急落、急騰の原因)

これは、相場の川柳ですが、急落(あるいは急騰)相場の原因がなんであるかを的確に示していると思っています。

つまり、急落・急騰の原動力は、ロスカットだということです。

一見、新規にポジションを作るために、売り込んだり、買い上げたりすることで、急落・急騰が起きているように思われるかもしれません。

しかし、基本的に、新規のポジションを作る時は、より良いコスト(持ち値)で持ちたいと思うものであり、相場を崩さず静かに売り買いされます。

しかし、ロスカットともなると、早くマーケットから脱出して、損失を確定したいと思う気持ちが強く働くため、レートなどお構い無しでプライスを叩いてきます。

そして、その結果、急落・急騰のマーケットとなるわけです。

ロスカットのマーケットは、一目散に逃げているマーケットですので、その過程で、買い下がりや売り上がりといった相場に逆行しようとすることは、大変危険です。

ロスカットが一巡すると、ポジションがほぼスクエア(ポジションなし)になり動かなくなるのが普通ですので、それからじっくり、次の方向性を見極めても全く遅くはありません。

つまり、焦らないことが大切です。

33名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/12(火) 06:54:23 ID:W0SvIbR60
頭をリセットする(負けた時)

マーケットの大勢の思惑が大きく外れた時、ロスカットが集中します。

これにより、マーケットのポジションは、ほぼスクエア(ポジションなし)になり、静寂が訪れます。

つまり、多くのマーケット参加者が損失を出してしまったことによる静寂です。

これを、マーケットが傷んだと言います。

特に、欧米のトレーダーは、大きく損失を出した時は、すぐに取り戻そうとはせず、むしろ気分を一新させるため休息を取ろうとします。

それによって、負けのサイクルを断って、勝ちのサイクルに身を置きなおそうとするわけで、大いに学ぶべき点があると思っています。

大きな損失を出した焦りから、すぐに一気に取り替えそうと新たにポジションを持とうとすることは、多くの場合、あまり良い結果を生みません。

それよりも、悔しさや焦りを忘れることが大事で、そのためには、いったんマーケットから離れてみることが良いと思います。

さらには、なにかスポーツをするなりして、頭の中を空っぽにすることでリフレッシュし、新たにポジションを持とうとする活力源になると考えています。

相場と戦うには、頭をリセットできるかが、大変重要だと言えます。

34名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/13(水) 07:41:09 ID:MrXrtGus0
ダブルトップ(その基本)

あまりにも、有名なチャートパターンです。

しかし、よくこのパターンを見かけますので、お話したいと思います。

形状は、よくご存知だと思いますが、ふたつの同じぐらいの高さの山と、山と山に挟まれた谷間からなります。

谷間の底に水平な線を引くと、これがネックラインになり、これを切らずに、山のトップを実体ベースで上抜くと山のトップとネックラインの高さ分だけ上がるとされています。

一方、ネックラインを下に切ってしまうと、山のトップとネックラインの高さ分だけ下がるとされています。

このパターンは、非常にポピュラーなため、たとえば、ダブルトップの形成過程で、思惑から、ダブルトップを崩そうとする動きも出ます。

たとえば、ふたつ目の山の下値が切り上がってきますと、ダブルトップからウエッジ(楔形)・フォーメーションになり、より上値を突破しようとします。

しかし、高値圏がキャップ(フタ)されていて、上抜くことに失敗し、下から切り上げてきているサポートラインを実体ベースで下抜くと、ウェッジ・フォーメーションは崩れて、元々のダブルトップを形成し直すことになります。

そして、ネックラインが崩れると、山のトップとネックラインの高さ分だけ下がることになります。

ただし、こうした教科書的なパターンばかりではなく変形パターンも、もちろんあります。

しかし、基本形を理解していると応用がききますので、基本形を知っておくことが大切だと思います。

35名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/14(木) 07:03:49 ID:rmACGfKg0
継続には面白さが大切(好きこそ物の上手なれ)

トレーディングに関わらず、何事も継続することが大切だと思っています。

私の場合、それは、今まで続けようと思いつつも、いろいろな事情から続けられなかったことが多かったからこそ、強くそう思うのだと考えています。

そういう私ですが、数少ない継続してきているものは、外国為替という仕事です。

今年で、42年目を迎えています。

もちろん、業務としては、トレーダー、セールス、ストラテジストなど、いろいろ経験しましたが、外国為替という括りは一貫してきました。

私が、この仕事で行こうと決意したのは、初めて外国為替とのつきあいが始まったロンドンでした。

最初は仕事に慣れるのに苦労しましたが、ひとたびその面白さを知ってしまうともう夢中でした。

私が、外国為替に面白さを感じたのは、世界の政治・経済の動向に、自分も参画していると感じる点でした。

そして、ロンドンに駐在しているうちに、私は迷わず、専門職としての外国為替の道を歩むことにしました。

過去42年間を振り返って反省する点は、ある程度相場なり仕事なりが分かってきた時、学ぼうとする気持ちが後退してしまい、成長が止まった時期があったことです。

やはり、常に学ぶ姿勢を持っていないといけないことを、痛感しました。

また、継続するには、継続しようとするものに面白さを感じることがなによりも大切だと思います。

面白さを感じていれば、多少のことは苦にならないものです。

36名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/15(金) 07:27:08 ID:5ERsR5hg0
投機をなす者は、樂悲を戒む(ポーカーフェイスでいる)

今まで、いろいろなトレーダーと知り合いになりましたが、中でも、堅実に儲ける人だなあと感心した人がいますので、その人の手口をご紹介しましょう。

その人の凄いなあと感心したところは、ふたつあります。

ひとつは、これはと思った相場へのエントリーが早いこと。

そして、もうひとつは、その動きだした相場にマーケットが気づいたときには、さっさと利食ってしまうことでした。

つまり、先手必勝を心掛けている点です。

さらに、感心したのは、一般的にトレーダー同士では儲かったことは言わないものですが、彼は全く嫌味なく儲かった時の話が出来ることでした。

それが可能なのも、彼の姿勢が常に謙虚だからだと思います。

儲かれば有頂天になり、損をすればしょげるといった感情をあらわにする姿勢は、簡単に出来ることです。

しかし、一貫して喜怒哀楽を表に出さずに淡々としていることは、トレーダーとして必要な資質だと思います。

「投機をなす者は、樂悲を戒む」という言葉があります。

簡単に言えば、ポーカーフェイスでいるということですが、彼は、まさにそれを実践しています。

こうしたブレない姿勢が、トレーダーには、必要だと思います

37名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/15(金) 15:09:19 ID:5ERsR5hg0
相場がわからない(わかりやすい相場を待つ)

相場がわからなくなる時はあります。

しかし、相場に乗り遅れるのではないかという焦りや、儲け損なうのではないかという恐怖から、相場がわからないのにポジションを持ってしまうことがありませんか。

自らの感情が抑えられずに、やみくもに相場に飛び込むことは、大変危険です。

相場がわからない時は、あえてポジションを持たないことです。

相場がわからなくなっているということは、相場のテーマ自体が今までと異なってきていることが多く、トレーディングを休んでいるうちに、テーマが今までのテーマから新しいテーマに変わっていないか、マーケットコメントを読むなりして、じっくり調べてみることが必要です。

そして、テーマが変わっていれば、新しいテーマの骨格がどのようなものかを把握することに時間を費やすべきかと思います。

また、休んでいる間、スポーツなど全くトレーディングと違うことをやって、頭をリフレッシュさせることも大切です。

決して、自ら自分自身にポジションを持たせようと強制しないことです。

そのうちに、自然とポジションを持ちたいという願望が湧いてきますので、そうなったら、トレーディングを再開すれば良いと思います。

よくわからない相場で損失を出すよりも、自分にとってわかりやすい相場のみに関わって利益を積み上げるぐらいの気持ちでいれば、良いように思います。

38名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/16(土) 19:00:10 ID:3r7vRvEs0
高止まりする(なぜ下がらない?)

高止まりするとは、上昇後高値圏を維持することを言います。

こうなるには、ふたつの原因があります。

ひとつは、ショート筋が相場が下げきらないため、ロスカット的に買い戻し、短期間にマーケットのポジションがショートからほぼスクエア(ポジションなし)になる場合です。

買い戻すと、ポジションがほぼスクエアとなるため、新たな相場観からのロングなりショートなりのポジションが積み上がるまでは、上がりも下がりもしなくなります。

そして、もうひとつの原因は、よくドル/円で見受けられますが、上に実需の売りオーダーが見えるため、その売りオーダーの手前で売って、下がれば利食うし、上がれば売りオーダーを損切りに使うというトレーディング手法によるものです。

この場合は、上に売りオーダーがあることは周知の事実となりやすく、そのため、皆が同じように、売りオーダーの手前で戻り売りをするため、マーケット全体がショートになり、下がらなくなってしまいます。

そして、上には売りオーダーがあるため、買戻しも進まず、高値圏に張り付いてしまいます。

しかし、マーケットがショートであることは、ロンドン勢あたりに嗅ぎつけられることはよくあることで、いったん気づかれると、執拗に買い上げられて、頼みにしていた売りオーダーも飲み込まれ、ショート筋は炙り出されることが多く、この炙り出しをショートスクイズと呼んでいます。

そして、ショート筋が買い戻されると、マーケットはほぼスクエアとなり、動かなくなります。

39名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/17(日) 17:52:38 ID:9t2Rp4SY0
シカゴIMMポジションは有用か(長い目では役立つ) 

マーケット全体のポジションの偏りをすべて把握することは、不可能です。

しかし、ある程度、傾向は掴むことは出来ます。

そういう意味で、シカゴIMMのポジションが結構有用だと思っています。

具体的に、過去に有用だったケースを上げてみますと、2005年の9月から12月にかけての相場でした。

この年、内外金利差が注目され、個人投資家層によるキャリートレードが盛んに行なわれ、”個人がプロに勝った”と言われた相場でした。

つまり、個人投資家層は、ドル/円とクロス円を押し目買いをしてキャリーしたのに対して、プロはマーケットは買い過ぎているので、どこかで調整的に下落に転じると見て、売り上がりました。

しかし、個人層の買いは引かず、プロは締め上げられて、あえなくロスカット的な買戻しを余儀なくされました。

この間の、IMMポジションは、円ショートがかなり高水準を維持しており、気になっていましたが、それでも相場は上がり続けました。

ところが、12月に入り、発表された米貿易赤字が予想以上の大きさとなりました。

このタイミングをIMMのプレーヤーは見逃さず、9月からキャリーしてきた円ショートの利食い場として、ドル/円を叩き売ってきました。

この売りはすさまじく、相場は総崩れとなりました。

そして、後日IMMポジションをチェックしてみると、円ショートのポジションは大きく減っていました。

IMMポジションは、確かにマーケット全体のポジションは示しません。

しかし、ポジションの偏りが高水準を保っている場合は、上記の例で申し上げるなら、12月決算のタイミングのように、やはりどこかのタイミングで大きく手仕舞いが起こる可能性があります。

したがい、やはりIMMのポジション状況が大きく売りか買いかに偏っていないかをチェックすることは有用だと思われます。

40名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/18(月) 07:41:18 ID:SfR1rt2A0
OFFERとBID(便利な言葉)

OFFER(オファー)とBID(ビッド)は、相場用語として、知っていると便利な言葉です。

まず、OFFERですが、これは、自分から見ると「売る」という意味です。

指値注文でOFFERするということは、売りをマーケットに提示することを意味します。

しかし、もしも、取引画面に第三者が提示しているOFFERを成行で叩くと、相手の売りを叩いたことになりますので、自分の側からすると買いとなり、自分がロングのポジションを持ったことになります。

一方、BIDはASKとも呼ばれますが、これは、自分から見ると「買い」という意味です。

指値注文で、BIDするということは、買いをマーケットに提示することを意味します。

しかし、もしも、取引画面に第三者が提示しているBIDを成行で叩くと、相手の買いを叩いたことになりますので、自分の側からすると売りとなり、自分がショートのポジションを持ったことになります。

このOFFERとBIDを使用してマーケット状況を端的に説明することが出来ます。

たとえば、"OFFER Only,No BID"は、「マーケットには売りばかりで買いがない」となり、マーケットから買いが引いて売るに売れないことを示しています。

また、"BID Up"は、買いが上がってきていることを示し、"OFFER Down"は、売りが下がってくることを示します。

使い慣れるまではややこしく感じるかと思いますが、結構便利な言葉です。

41名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/19(火) 07:34:13 ID:CQmcLrew0
ホワイトナイトの登場(神頼み)

もともと、ホワイトナイト(白馬の騎士)は、おとぎ話の中で登場する、主人公を危機的状況から救ってくれる頼もしい存在です。

また、ビジネスの世界でも、M&A(買収・合併)で、買収される企業にとって友好的な第三者(企業)のことを、ホワイトナイトと呼びます。

そして、相場の世界でも、自分の心の中に、ホワイトナイトは存在します。

それは、どういううことかと申しますと、ポジションがアゲンスト(不利)になった時、一発逆転となるようなニュースや経済指標の発表などが出ることを期待することが、ホワイトナイトの登場を願っているということです。

しかし、相場の世界において、ホワイトナイトの登場を願ったその時点で、既に勝負に負けています。

つまり、自分ではどうにもならないところまで追い詰められ、ホワイトナイトの登場という神頼みにすがろうとすること自体が、相場の深みにはまってしまっていることを意味しています。

そこまでアゲンストになる過程で、いくらでもいったん手仕舞って、損失を最小限に留めるチャンスはあったと思います。

しかし、そこで小さな損失を出すことをためらったばかりに、大きな含み損を抱えることになりがちです。

したがって、まずは、自分の相場の見方が間違っていれば、躊躇なくやめることが大事です。

もし追い詰められるような事態に陥り、心の中に、ホワイトナイトの登場を願うようになっていれば、それは手仕舞いのサインと心得て、痛みは伴いますがいったん勇気ある撤退をすることが大切です。

42名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/19(火) 07:35:38 ID:CQmcLrew0
一回閉じたら、もう二度と入れない(相場の変化には注意)

この言葉は、良く耳にする言葉です。

特に、トレンド相場の時は、確かにこの言葉の通り、相場が一方向に進んでいますので、いったんポジションを利食ってしまうと、相場はさらにトレンド方向に進んでしまい、相場に入り直そうとすると、かなりの勇気がいります。

したがって、ポジションを持ち続けることになります。

ただし、これは、相場がトレンド相場であることからできることで、一定の値幅で上下するレンジ相場では、上げたら売り、下げたら買いを繰り返すことが必要になります。

つまり、その時の相場が、トレンドなのかレンジなのかを判断し、それぞれの相場のパターンに見合ったトレーディングスタイルに適切に切替えられることが大切だということになります。

また、トレンド相場でポジションを持ち続ける上で、注意しなければならないことは、相場には必ず終わりがくるということです。

長くポジションを持っていて、またそのポジションが利益を出していると、往々にして、その相場が永遠に続くという錯覚に陥ることになります。

そうすると、漫然としてポジションを持ち続けるという油断が生じ、相場の変わり目に対応しきれず、折角の儲けを減らす、あるは失くすことになりかねません。

したがい、儲かっていても、相場の変化には常に注意を払うきめ細かさが必要になります。

43名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/19(火) 15:26:18 ID:CQmcLrew0
後悔するのは当たり前(自分の弱点を知る)

相場には、後悔がつきものです。

どうして、あのレベルで利食えなかったのか、どうしてあそこで損切らなかったのか、どうしてあの一拍が待てずに大きくフェーバー(有利)になる前に手仕舞ってしまったのか、後悔を上げればいくらでもあります。

しかし、利食うにしても損切るにしても、完璧を期すことはかなり難しく、むしろ後悔することは当たり前にあると割り切ることが大切だと思っています。

もしクヨクヨすることがあれば、それはなににクヨクヨしているのか、ノートなどに記録してある程度たまったら、、読み返してみることをお勧めします。

記録の中で、同じようなするべきではないことを繰り返しやっていることがわかれば、それは自分自身の改善すべき弱点だと捉えて良いと思います。

たとえば、利食った後気が大きくなって次のトレードで負け折角の利益を減らすとか、儲け損なう恐怖からポジションを持ってしまったもののタイミングが早過ぎて損切らされるとか、相場がうまくいくとその相場がずーっと続くと思いポジションを再度持ち直して返り討ちに遭うとか、いろいろな傾向が見えてきます。

その傾向を自分の弱点として捉え、意識して自分自身を改善をすることが大切です。

弱点を治すと考えるよりも、発想を変えて、弱点の逆をやってみると考えることが良いように思います。

44名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/20(水) 07:38:34 ID:klqKuL2A0
Offerに見える、Bidに見える(相場そのものを見る)

トレーダーの間で、マーケットの状況を話す時に、「マーケットはOffer(オファー)に見える」あるいは「マーケットはBid(ビッド)に見える」という言葉をよく使います。

まず、「マーケットは、Offerに見える」とは、「マーケットでは売り気が強いようだ」ということです。

そして、「マーケットは、Bidに見える」とは、「マーケットでは買い気が強いようだ」という意味です。

つまり、マーケットの気配をトレーダー間で確認しあう時に使われる言葉です。

トレーダーは、いろんな情報を見たり聞いたりしますが、結局一番大事なのは、相場そのものがどういう状況にあるかを確認し、それに適応したトレードをすることです。

そのためには、自分自身が相場から受ける印象に素直であることが大切です。

ともすると、相場の動きを自分に都合の良いように解釈しようとしますが、相場は冷徹です。

相場観が合っていなければ、容赦なく思惑とは逆の方向に相場は動き、ポジションはアゲンスト(不利)になります。

そうならないためには、自分の相場観や固定観念にとらわれず、「Offerに見える」のか、「Bidに見える」のかを、相場そのものを純粋に見て判断することが重要です。

また、中には、ダマシ的に、Offerが強かったり、Bidが強かったりする時があります。

これは大体の場合、現状水準の近くにストップロスがあって、買い上げたり、売り込んだりしていることが多く、相場の流れから見破る必要があります。

そのためには、いろいろな相場を経験することが、どうしても必要になります。

45名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/20(水) 16:10:04 ID:klqKuL2A0
あともう少しの我慢と見切る勇気(気持ちの持ち方)
 
相場では、あともう少しの我慢と見切る勇気が必要です。

我慢するということと、見切るということは、相反することですが、場合によって使い分けることが必要です。

あともう少しの我慢が必要だと感じる時は、相場はそれほどアゲンスト(不利)になっていないのに、相場が動き出す前の揉み合い状態の時にしびれを切らしてやめてしまったり、利食いが早過ぎたりすることで、つまり相場が自分にとってニュートラル(中立)あるいはフェーバー(有利)に動いている時に起きやすいと言えます。

一方、見切る勇気が必要とされる時は、損切りの時です。

不測の事態に備えて、ストップロスオーダーを常に置いておくことは必須です。

しかし、ストップロスのレベルまで至らなくても、実際の相場が自分が考えたストーリー(筋書き)とは違って動いているとしたら、それは自分の見方に誤りがあったと見るべきで、誤りを認め、ストップロスオーダーに頼らず、つまり相場が自分にとってアゲンスト(不利)に動いている時に、自らの手で見切る勇気が必要です。

ポジションを持っていると、フェーバーな時に神経質で、アゲンストの時に鈍感になりがちです。

そんな時に、フェーバーならあともう少しの我慢を、アゲンストなら見切る勇気があえて必要です。

46名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/21(木) 07:09:23 ID:DTOv0EUw0
踏み上げる(ポジション状況を把握する)

踏み上げとは、もともと証券用語ですが、為替でもよく使います。

要は、マーケットが下げを見て売り込んできたものの、下げきれないとロスカット的に買戻し、そのために相場が段を踏み上げるように急反発することを言います。

よくあるケースとしては、ショート筋の買戻しが大きく入って相場が急騰した後、ポジションの偏りがあまりなくなると、いったん高止まりします。

しかし、しばらくすると、それ以上はあまり上がらなくなっていることや、レベル感からも売りたい水準でもあることから、売り先行で相場に入ってくるマーケット参加者が増えます。

それは、つまり、ポジションがロングにもショートにもなっていないほぼスクエアの状態から、ショートができたことを意味しています。

そのため、再びマーケットはショートに傾いたことになり、下がらなければ、必然的に買戻しになります。

もちろん、マーケット参加者の中には、マーケットが新規でショートから入ってきたことに気付く参加者もいますので、そのショートをスクイズ(ショートポジションを崩す)して利益を得ようと、買い上げ、その結果相場が踏み上げることもよくあります。

こうした踏み上げは、よく相場で見受けられるものですが、マーケット参加者がマーケットのポジション状況を把握しきれていなかったり、レベル感という勘に頼って売ってしまったことによって生じると言っても過言ではないと思います。

したがい、なによりも大事なことは、今のマーケットポジションがどうなっているかということを常に推測できるようになることが必要です。

そのためには、上記でよくあるケースとしてご紹介したような、相場の流れからその時点その時点のポジション状況を把握できるようになることが大切です。

47名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/22(金) 07:42:38 ID:em9Hiqxk0
計算しだしたら、おわり (あくまでも勝負に専念)

思惑があたり、トレーディングがうまくいった時、どれどれ儲けはいくらぐらいと計算し出したら、そのトレードはおしまいにするのが良いと思います。

計算するまでは、相場に勝つということに専念していますが、ひとたび計算を始めてしまうと、急に数字として現実が突きつけられることによって、トレーディングが守りに入ってしまいがちです。

そして、ヘタをすると折角儲けた利益を減らすことにもなりかねません。

したがって、トレードが済むまでは、計算はせずあくまでも攻めの姿勢でいることが大事だと思います。

また、トレードを終えて計算してみたところ、たとえば、利益が95,000円とキリの良い100,000円に少し足りなかったとします。

こういう時が、実は危険です。

あと5,000円で100,000円になるからと、再びマーケットに参入したことがアダとなり、利益を減らしたり、悪くするとすべて飛ばしてしまうことすらあります。

したがって、利益の端数調整目的のトレーディングは避けるのが賢明かと思われます。

トレーディングは、儲けることが目的ではありますが、トレーディング中は、あくまでも勝負するということに専念することが大切だと思います。

48名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/22(金) 14:11:20 ID:em9Hiqxk0
ゲットアウト(脱出)

早めに相場にエントリーしてしまったことに気づくことがあります。

ポジションはアゲンスト(不利)になっているものの、それでもポジションをキープし続けてしまうこともあると思います。

こういう時は、結構しんどい目に合うことが多いと思います。

それなら、エントリーのタイミングを間違えたと、早々に手仕舞うに越したことはありません。

さて、それでは、いかにロスを抑えてうまくゲットアウト(脱出)するかが重要になります。

私自身の経験からしますと、1回はコスト(持ち値)付近まで相場が戻してくることがあって、往々にして、それがゲットアウトするチャンスになると考えています。

こうしたコス付近まで相場が戻すと、これから自分にとってフェーバー(有利)な方向に進むと期待しがちですが、期待通りになる場合もあれば、ゲットアウトの最後のチャンスになる場合もあります。

その見極めは、その相場が、自分が狙っている方向に進むだけの勢いがあるかにもよりますが、それ以上に、感覚的ではありますが、自分自身が今持っているポジションを持ち続けることが、コンフォタブル(心地が良い)かどうかで決めて良いように思います。

つまり、コンフォタブルに感じるならポジションは続行、コンフォタブルに感じないのならいったんゲットアウトということです。

そして、いったんどうするかを決めて実行したら、後悔しないことです。

49名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/24(日) 17:56:51 ID:cJNql9ps0
にわかロング(性根を据える)

下落相場が、一転して上昇相場になる時、にわかに(急に)ブル(強気)になって、ロングポジションを作ること、あるいはそのロングにしたマーケット参加者自身を、「にわかロング」と呼びます。

今までの下げ相場が否定され、一転して活路を上げに求めた積極さは、評価すべき点があると思います。

しかし、今までベア(弱気)でいたのが、急にブルに転向しているため、ロングのコスト(持ち値)が悪いことが多く、相場が上げこじれると、不安になってロングを投げてしまいがちです。

つまり、まだ買いで行くと性根が据わっていません。

そのため、ウィーク・ロング(Weak Long、弱い買い筋)とも呼ばれています。、

逆に、ベア(弱気)に変わったばかりの弱い売り筋を、ウィーク・ショート(Weak Short)と呼んでいます。

相場の変わり目は、まだマーケットが新しいトレンドに確信を持ち切れていません。

しかし、振り落とし幅が狭くなるに連れて、半信半疑の相場は徐々に腰の据わった確信の相場に変わっていくものです。

早く新しい相場に確信を持つためには、常に現時点での相場のテーマが何かを把握することが必要で、マーケットコメントや新聞などでチェックするよう心掛けることが大切です。

50名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/25(月) 06:49:09 ID:2DTbEm7Q0
納得行く損(後悔しないために)

損をするにしても、納得いく損をしたいものです、

そのためには、米雇用統計などの経済指標の発表や、FRBの政策金利決定やパウエルFRB議長の記者会見といったイベントが、いつ予定されているかということは、知っておかなければなりません。

こうしたスケジュールを確認せずに、予想外の指標結果などが発表されて、気づいた時には損失を被っていたというのでは、あまりにももったいないことです。

また、指標発表やイベントの予定がなくても突発的に相場が動く時があります。

そんな時に、たとえば、ああ下がってきたとイージーに押し目買いをすることは危険です。

なぜなら、突発的に動くにはそれなりの理由があるわけで、その理由が何で、その理由が相場に与える影響度を確認せずに、値頃感から売り買いすることは、大変リスキーです。

こうした情報は、なかなかリアルタイムでは、個人が入手できないと思われるかもしれませんが、最近では、FX会社などのニュースヘッドラインによって、リアルタイムの情報が提供されてきていますので、そうしたサービスの良し悪しも、どのFX会社を選ぶかの判断材料になるのではないかと思います。

さらに、損を納得するには、自分自身が後悔しないまで、とことん相場を突き詰めてポジションを張っているかどうかということだと思います。

考えた末のポジションであれば、負けても悔いはないはずです。

51名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/26(火) 07:37:22 ID:2H2KoEWc0
欲望のコントロール(冷静に利益を蓄える) 

相場をやっていく中で、勝負に出る時、休む時のメリハリをつけることが大切です。

よくあるケースは、勝負に出て大きく儲けても、その後の調整相場で儲けを減らしたり、悪くするとすべて飛ばしてしまうことです。

儲けると、さらに儲けたいと思い、相場にのめりこんでいきますが、それは決して自分だけではなく、多くのマーケット参加者が同じように、もっと儲けたいと思い、さらにポジションを膨らませることによって、マーケット全体のポジションがさらに一方に偏ってしまい、相場を難しくさせていることも原因だと思います。

ですので、勝負どころを逃さないことも大切ですが、それと同様に、大事なことは、その後の調整局面では高まる気持ちを抑えて、いったん利食ってあえて相場を流すということができるようになることです。

つまり、自分自身で、儲けどころと利益を減らさないように守りに入る地合のメリハリをつけ、稼いだ収益が目減りしないようにトレードをコントロールができるようになることです。

それは言い換えれば、欲望のコントロールであり、これをうまくやれるようになれば、利益が残るようになるものです。

人間、儲かれば儲かるほど、もっと儲けたいと思いがちですが、儲かれば儲かるほど、冷静になって利益を蓄えることに考えることが大切だと思います。

これは、欲望に燃えるトレーダーには、なかなか難しいことではありますが、そのメリハリが出来るかどうかで結果が違ってきます。

52名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/26(火) 07:39:54 ID:2H2KoEWc0
張るタイミングが重要(じっくり引きつける)

正しい方向にポジションを張ることはもちろん大事なことですが、それ以上にポジションを張るタイミングが合っているかが大変重要になります。

正しいタイミングで張らずに早くエントリーしてしまうと、折角方向が合っていても、相場のアヤでロスカットになったり、どうにかアゲンストの局面を乗り切ったとしても、コスト(持ち値)付近まで戻してくると、やれやれと手仕舞ってしまうことになりがちです。

私の経験から申し上げますと、相場の方向性を見出すのは、実際にポジションを持つべきタイミングよりかなり前だということです。

言い換えれば、相場観がひらめいてから、それが実際の相場に反映されるのには、自分自身が考えているよりも結構後になることが多いと言えます。

したがって、ポジションを張るのに急ぐことはなく、じっくり引きつけてで良いと思います。

ポジションを張るのに急ぐ原因は、「このタイミングを逃したら、後がない」といった儲け損なう恐怖からの焦燥感にかられてのことが多いと言えます。

この焦燥感を抑えるために、私が自分自身に言い聞かせているのは、「相場は、これ一回限りではない」ということです。

自分を追い詰めるのではなく、解放させることで良い結果を生むことができると考えています。

53名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/27(水) 07:13:07 ID:GCLJtIHw0
終点手前でバスに乗る(確信を持った時は遅い)

この言葉は、昔トレーダーの先輩から教わりました。

たとえば、相場上昇行きという路線バスがあるとします。

このバスに、路線途中の各バス停で、上げを期待したマーケット参加者を乗せて(ロングポジションを持つ)いきます。

もちろん始発から乗ったマーケット参加者は、一番儲かるチャンスがあります。

乗るバス停が終点に近づくにしたがい、利幅は狭くなり、また、車内ではロングポジションが積み上がっていきます。

そして、終点手前のバス停で、これはもう買いと確信した最後のマーケット参加者を乗せます。

しかし、すぐに終点に到着して、終点手前のバス停で乗ったマーケット参加者は、多少でも利食えれば良い方で、ロングポジション満杯による自律的な反落に巻き込まれる可能性の方が高いと言えます。

つまり、マーケット全体がもうこれは上がるしかないと確信を持った時は、もう終点手前まで来ていることが多いということです。

やはり、バスに乗る(ポジションを持つ)には、ある程度のリスクを覚悟の上でなければ、儲かるチャンスもないと言えます。

ただ早く持てばいいというわけでもありませんが、リスクを抑え過ぎることも禁物で、この辺のさじ加減が難しいところです。

54名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/28(木) 07:04:53 ID:OPuKbMAw0
視野を広げる (近視眼的にならない)

トレーディングをやるのに、視野を広げることは大切です。

つまり、あまり近視眼的になると、多少の値動きでも結構動いたと感じてしまいがちです。

しかし、それをチャートで見ると、動いたと言ってもこんなものだったのかと我に返るものです。

視野を広げておいた方が、良い例は、いくつもあります。

たとえば、自転車に初めて乗る時とかスキーを初めてやる時などがそれです。

初心者は、どうしても目先にとらわれて、遠くを見ることがおろそかになります。

そのため、目先のデコボコに神経過敏になってしまいます。

しかし、自転車に乗り慣れている人やスキーで滑り慣れている人は、もっと遠くに目をやってこれからの道のりをどうこなしていこうかと考えています。

そのため、目先のデコボコは、それほど大きな問題ではなく、難なくこなしてしまいます。

トレーディングも、まさに同じことが言えて、長めのチャートや、同じ足のチャートでもより長い期間を見ることによって相場を遠望してみると、その時点での相場全体の流れが、上げなのか、下げなのか、横ばいなのかがわかってきます。

それによって、目先の多少のフレに振り回されることが、かなり減ります。

このように、視野を広げるということは、トレーディングを行う上で大変大事なことですので、是非実践されることをお勧めします。

55名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/28(木) 13:29:51 ID:OPuKbMAw0
天災と人災(人災が多い)

天災と人災があります。

天災は、自然災害のような不可抗力によってもたらされる災害です。

それに対して、人災は、人為的な原因に基づいて発生した災害です。

トレーディングにおける損失の発生にも、たとえて言えば、天災と人災があると思っています。

つまり、たとえば、事件や事故が突発的に発生し、相場が大きく動いたことによってもたらされる損失は、天災のようなものだと思っています。

それに対して、自分の判断ミスや経済指標の発表の失念、要人発言や事件発生の未把握などによる損失は、自分自身が引き起こした人災だと考えています。

それでは、トレーディングにおける損失発生は、天災と人災のどちらに起因することが多いかと言えば、圧倒的に人災である場合が多いと見ています。

しかも、まず天災が発生した場合でも、それに対する自らの対応が適切でなかった(人災)ことにより被害を拡大させてしまうことも、決して少なくないことだと思います。

つまり、損失の発生・拡大には、天災を理由にしたくはなりますが、結局のところは自分自身が大きく絡んでいることが多いと言えるのではないかと考えます。

したがって、当たり前のことではありますが、非常時においていかに対応するかによって、損失を膨らますことも減らすこともできるということです。

損失を減らすためには、月並みではありますが、冷静な対応が必要とされます。

56名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/29(金) 07:41:22 ID:LJ5Lz3jg0
良いレート(動物的な勘も無視できない)

相場を見ていて、良い(いい)レートだと感じることがよくあります。

それを素直に叩くと、結構な確率でフェーバーになったり、良い利食い場になったりします。

逆に、良いレートだと思いながらも、「もう少ししたら、席を外さなければならない」と言った言い訳をして、プライスを叩かないでいると、後で大きく後悔することになることが結構あります。

良いレートと感じるからプライスを叩くなど、あまりにも非科学的でつきあいきれないと思う方も多いかと思います。

しかし、経験の積み重ねによって、相場のリズムのようなものが身につき、実際に良いレートと感じるようなものだと思っています。

相場では、こうした言ってみれば動物的な勘というものが大事です。

良い場合より、むしろ悪い状況に直面するかもしれない時に、事前にリスクを感じるようになることが大切です。

私の場合、特にインターバンクのトレーダーをやっていた時に、その勘が磨かれました。

人により、どういう風に感じるかは違うと思いますが、私は背筋に悪寒が走ったり、頭の片面が突っ張ったような感じがしたりします。

こうした感覚は、決して無視しないことだと思います。

57名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/29(金) 10:23:41 ID:LJ5Lz3jg0
海図なき航海(相場に同じ顔なし) 

後に日銀総裁に就任された速水優(はやみまさる)氏が著した「海図なき航海―変動相場制10年」という為替の世界では有名な本があります。

今回は、この題名である「海図なき航海」をお借りして、チャートについてお話ししたいと思います。

チャートは、過去については表してはくれますが、将来については予測するしかありません。

したがって、トレーディングとは、まさに海図なしに航海しているようなものです。

そうすると、過去のチャートの形状から、将来を予測しようとします。

よくあるのは、現在のチャートパターンが過去のあるチャートの部分と似ていると、今回もまた同じようなパターンになるのではと期待が膨らんでしまうことです。

しかし、過去のチャートパターンに気づき、今回も同じようなパターンを踏むのではないかと考えるのは、決して自分ひとりだけではないと考えておくべきだと思います。

多数のマーケット参加者が気づき、同じようなポジションを持つことになり、そのため、ポジションが一方向に偏ってしまって、その結果、過去のパターン通りにはいかずに、偏ったポジションの逆方向に相場が損切り的な手仕舞によって動いてしまうことはよくあります。

酒田五法に「相場に同じ顔なし」という言葉があります。

つまりは、同じように見えるチャートパターンでも、決して同じではないということを、日頃から肝に銘じておくことが大切だと思います。

58名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/30(土) 17:34:43 ID:NRUrg.OE0
リターンエース(相場の習性)

15分足や1時間足チャートで、高い確率で発生する習性がありますので、お話ししたいと思います。

たとえば、3〜4時間ぐらいで、一気に上昇してしまうと、チャートはほぼ垂直に上がったように描写されます。

この一気に上げた部分を窓と言います。

週末のニューヨークと翌週初のシドニーとの間で窓(ギャップ)が開くことがありますが、この窓とは紛らわしいのですが、短期間にほぼ垂直に大きく上げたり下げたりした部分も窓と呼んでいます。

この窓が開くと、かなりの確率で、たとえば、短期間に上げたのなら、その上げのスタート点まで戻す局面があります。

このことを、リターンエースと呼んでいます。

窓が開いた時点から窓が埋められるまでには、それなりに時間がかかりますので、窓が開いたとばかりにすぐに窓埋めを狙う必要はありません。

それなりの高値圏なり安値圏を形成した後、高値圏であれば高値圏の実体の安値を実体で割り込んで来たり、安値圏であれば安値圏の実体の高値を実体で上回ってくると、リターンエースめが始まります。

一気に窓を埋めてしまうこともありますが、途中反発した挙句に窓が埋められることもあります。

しかし、結局は窓埋めされることが多いと言えます。

このような相場の習性は、なぜと考えるよりも、そういうものだと思ってください。

59名無しの養分さん@天才禁止:2025/08/31(日) 18:22:50 ID:L5YlZr9w0
移動平均線(不思議なほど有用)
 
私は、移動平均線、特に単純移動平均線をよく見ています。

なぜなら、移動平均線がレジスタンスやサポートになることが多いからです。

そして、単純移動平均線を好んで見ているのは、シンプルなものが良いという単純な理由からです。

1時間足などを見ていると、不思議なぐらい移動平均線の水準で、上げ止まったり、下げ止まったします。

また、実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)でこのレジスタンスやサポートを抜けると、買いが示唆されたり、売りが示唆されたりして、実際、その示唆の通りになることが多いことも、よく見ている理由です。

他のチャートにも同様のことが言えますが、単純にある日数なり時間数なりの引け値の平均をつなげた線がなぜこうして相場を止めたり、実体で抜けて買いなり売りなりの示唆を与えるのかについては、正直なところ不思議でなりません。

確かに移動平均線は、ポピュラーなツールですので、移動平均線を見ているマーケット参加者は多いことは考えられます。

しかも、移動平均線前後に実際にオーダーを入れるマーケット参加者も少なくないためかもしれませんが、本当のところはわかりません。

しかし、トレーダーとしては、移動平均線が有用な理由を究明するよりも、役に立つツールと思えば、できるだけ儲けるなり損失を最小限にするために活用すればそれで良いように思います。

60名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/01(月) 07:41:39 ID:T654.uyY0
自分にフィットするチャンス(チャンスを見分ける心眼)

いつかチャンスはくるだろうと思いつつ、目先のチャンスを逃していませんか。

突然、目の前にチャンスが現れると、心の準備ができていなくてといった言い訳をしてチャンスに乗っていないことがありませんか。

つまり、チャンスというのは、万全の受け入れ態勢が整ったところに出現するということは、まずありません。

チャンスは、急に現れたり、条件がそろっていないままに現れるものだと、考えておいたほうが良いように思います。

また、一見チャンスに見えるものの、実は偽物であることもありますので、チャンスを見分ける心眼を持たなくてはなりません。

本当のチャンスを掴むのは、これだけ難しいものですから、チャンスのすべてを掴もうとせず、自分自身にフィットするチャンスだけを、自分のものにすることを心がけるべきかと考えます。

因みに、私の場合は、月にフィットするチャンスは2度くると思っています。

人により、その人とフィットするチャンスが月に何回くるかは、それぞれだと思います。

記憶ベースで良いですから、月に何回あるか数えてみることが良いよう思われます。

61名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/02(火) 07:19:49 ID:GeFLu4m60
胆力を持つ(腹を据えてかかる)

トレーディングには、不安がつきものです。

損してしまうかもしれない不安、うまく利食えないかもしれない不安、良いタイミングで相場に入れないかもしれない不安、今儲かっていてもいつ損に転じるかもしれない不安などなど、上げればキリがありません。

そうした不安は、自分だけでなく皆が持っています。

それにも拘わらず、人により結果となる損益は違います。

その原因は、もちろんトレーディングのテクニックの巧拙もあるかもしれませんが、それ以上に、ポジションを持った時の腹の据わり方に違いがあるのではないかと思われます。

要は、いったんポジションをとると、ストップロスを入れ、多少のことでは動じないと腹を据えてかかることが、良い結果を生むように思われます。

短期のトレーディングにおいても、方針に従って売買することが大切だと思います。

相場の上げ下げに翻弄されて、ストップロスの水準を変えてみたり、不安になってポジションを閉じてしまったりでは、うまくいくものもいかないと思います。

つまり、相場と対峙する時は、胆力(ものに動じない気力)が必要だと思います。

62名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/02(火) 15:17:37 ID:GeFLu4m60
時には鈍感であることも必要(雑音に翻弄されない)

トレーディングを行う上で、ある意味鈍感さも必要だと思います。

目先の上げ下げに一喜一憂し過ぎることで右往左往していては、相場の流れを見失ってしまいます。

それは、トレーディングを極短期でやるにしても、長めにポジションを持つにしても言えることだと思っています。

つまり、自分なりのトレーディングの方針という軸足がふらつかせないということが大事だということです。

自分は、これからの相場展開をどう考え、それに基づいてどうトレードするのか、この方針が固まっていれば、相場の雑音に翻弄されずに、トレーディングにまい進できると思います。

そのためには、相場にのめりこみ過ぎず、多少のことには鈍感であることが大事ではないかと思います。

ただし、注意しておかなければならないことは、相場が急変した時には、なにが原因なのかについては、必ず確認することです。

場合によっては、鈍感ではいられないような事態によって、相場が大きく動いていることもあります。

不測の事態が発生している場合は、鈍感モードから緊急対応に速やかに意識を切り替えることが必要です。

63名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/02(火) 15:18:19 ID:GeFLu4m60
泥臭く貪欲に(利益を出すには)

一気に逆転ホームランで損を取り戻したいとか、ホームラン一本で大きく儲けたいといった願望を持ちたくなるものです。

しかし、世の中、そう甘くはなく、ホームランを打とうとして力が入って、空振りをしたり、ファウルになったり、果てはアウトになったりということが多いのではないかと思います。

しかし、投資としての投機を行う以上、利益を出すことが目的のはずです。

そこでは、リスクをできるだけ排除し、できるだけ着実に利益を出すことが自分自身に求められると思います。

利益を出すためには、フェアであれば、バントでも、振り逃げでも、ヒットでも良いと思います。

要は、トレーディングは儲けてなんぼの世界ですので、利益獲得は、泥臭くて貪欲であって良いと思います。

尚、着実と泥臭くて貪欲は、一見異なるもののように捉えられるかもしれませんが、泥臭くて貪欲であるからこそ、利益の着実な積み上げにつながるものと考えています。

64名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/03(水) 06:53:47 ID:SdTCrdG20
もうはまだ、まだはもう(マーケット参加者の心理状態)  

相場の格言です。

「もうはまだ」は、たとえば、上げ相場で、この上げももうそろそろ終わりかと思った時は、上げはまだ続くものという意味です。

一方、「まだはもう」は、この上げはまだ続くと思った時は、上げもそろそろ終わりに近いという意味です。

マーケット参加者の心理状態をよく表した格言だと思います。

実地でも、今の相場状況が「もうはまだ」なのか、「まだはもう」なのか、自分自身に問いかけることがよくあります。

つまり、マーケットのセンチメントが、相場に慎重になっていて、上げももうそろそろと手仕舞を先行させようとしているのか、あるいは相場に強気になっていて、まだまだ上げは続くと、ロングポジションをキープしているのか、どちらになっているかによって、相場の展開は変わってきます。

相場が高止まりしていて、下がる気配がないようであれば、それほどマーケットはロングになっていない可能性が高く、まだ相場は上がると見ておいた方が良いと思います。

しかし、上げが伸びず、上値が重くなっているようであれば、マーケットがロングになっている可能性が高く、早々にロングポジションを手仕舞うことが賢明だと思います。

このように、マーケットのセンチメントを端的に表現した先人の教えとして、大変参考になると思われますので、ご存じでなければ、覚えておかれることをお勧めします。

尚、上げばかりでなく、下げでも同様のことが言えます。

65名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/03(水) 13:44:16 ID:SdTCrdG20
事故発生時の対応(即手仕舞うことが鉄則)

トレーディングをしていると、勘違いや誤解によって、意図しないポジションを持ってしまうことがあります。

これを、トレーダーの間では、事故と呼んでいます。

事故による意図しないポジションの発生によって、損益がフェーバー(有利)になっている場合もないことはないですが、それはごく稀で、大抵はアゲンスト(不利)となりがちです。

インターバンクの場合、事故が発生したことが発覚すると、ともかくポジションを閉じることを鉄則にしています。

決して、評価上損失が出ていているから、損失が減るあるいは利益に転ずるまで待つということはしません。

ポジションを閉じた後、なにが原因だったかを徹底的に調べ、再発を防止するためにはどうすれば良いか対策を検討します。

このように事故発生は、不本意な損失を出す結果にはなることが多いと言えます。

しかし、速やかにポジションを閉じるという対応を取ることで、結局は自分を守ることになると思われますので、リスク管理の一貫として参考にして頂ければと思います。

66名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/04(木) 07:28:54 ID:zs.bWh.U0
紅蓮の炎(感情のコントロール)

紅蓮(ぐれん)の炎とは、燃え盛る炎のことです。

トレードをしていると、心中はまさに紅蓮の炎のように燃え盛ることがあるのではないかと思います。

この炎の勢いは、感情の高ぶりであり、儲け損なう恐怖から後先考えずに相場に飛び込んでしまったり、いったんロスカットがついたのにもかかわらず、くやしさのあまりすぐにエントリーしなおしたりと、冷静さを失った行動に出やすいものです。

しかし、この感情の高ぶりを、どう自分でコントロールできるかによって、トレードの成績に大きく影響しますので、大変重要であることは、今さら申し上げるまでもないことだと思います。

まず、感情をコントロールするために大事なことは、相場にのめりこみ過ぎないことが大事だと思います。

そのためには、マーケットとはある程度距離を持つことが大事だと思います。

時には、トレードを休むことも、煮詰まってしまった気持ちをほぐし、気分を一新させるためには必要なことです。

また、考え方として、「相場は、これ一回限りではない」と割り切ることも大切だと思います。

つまり、相場に固執せず、さらっとやることです。

自分に合った相場は必ずやってきます。

それまで、無駄に体力を消耗せずに、待てるようになることがトレードの結果に表れるものと考えています。

67名無しの養分さん@天才禁止:2025/09/05(金) 08:10:56 ID:o8Lv1MPw0
白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫(合法的なら手段選ばず)
 
中華人民共和国の市場経済化に着手した当時の実質的な最高指導者であった故鄧小平氏の有名な言葉です。

ネズミを捕るならネコの毛の色は白でも黒でも良い、つまり結果が出るなら、(非合法は別にして)どんなやり方でも良いということです。

それは、まさしくトレーディングの世界にも言えて、テクニカルであれ、システムであれ、ファンダメンタルズであれ、要は結果が出るなら、どれを選んでも良いし、もちろん併用することもなんら問題はないということです。

よくテクニカル派とか、ファンダメンタルズ派という言い方をしますが、そんなこだわりは必要ないと思っています。

トレーダーである以上、儲けにつながるなら、相場に対していろいろなアプローチがあって構わないと考えます。

逆に、それぐらいなんでも受け入れられる姿勢でいないと、行き詰まってしまうと思います。

何事も、最初はおっかなびっくりですが、実際に経験することが何よりの習得術だと思います。


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