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1名無しさん:2013/05/04(土) 18:16:41
【セロトニン】

鰹節

http://www.youtube.com/watch?v=uissJW6VJJ4

2名無しさん:2013/05/05(日) 21:26:33
【セロトニン】

http://serotonin.omiki.com/

3名無しさん:2013/05/05(日) 21:34:00
【前頭連合野】

http://news.mynavi.jp/news/2012/09/18/008/index.html

http://www.brain-science.jp/brain02.index.html

http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/40-3/index-40-3.html

http://tmin.igakuken.or.jp/medical/09/frontal1.html

4名無しさん:2013/05/05(日) 21:42:32
【ドーパミン】

http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/kouenkai/koza/67koza_2.html

5名無しさん:2013/05/05(日) 21:46:58
【ADHD(注意欠損多動症)】

https://adhd.co.jp/about/default.aspx

・貧乏ゆすりや机を指先で叩くなどのくせがやめられない
・周りに相談せずに、独断で重要なことを決めてしまう
・人の話を集中して聞けない
・約束を忘れてしまう

6名無しさん:2013/05/05(日) 21:52:36
【ノルアドレナリン】

不足すると周囲に気を配ることができなくなる。

http://www.naoru.com/noruadorenarin.htm

http://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%B3

7名無しさん:2013/05/05(日) 22:05:01
【チロシン】

タケノコに含まれている。

http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/tyrosine/

8名無しさん:2013/05/09(木) 16:51:53
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

藤田名誉教授「体に良いことは腸がやっているんです。脳は体に良いことをあまりやらないんですよ。ポテトチップスを1つ食べると止まらない。あれは脳がバカなんですよ。脳が刺激されて、快楽を感じちゃうんです。それは体に良いことではないんです。腸は体に良いことだけを知っている。ポテトチップスを食べ過ぎちゃいけない。糖を取り過ぎてはいけない。脳は自分の快楽だけを満足させたらいいから止まらない。脳は快楽系だけを刺激すればずっと続いちゃう。その時、自分の脳がバカ、腸は賢いと思うと止められます」

藤田名誉教授「基本的に腸がやっているんです。なぜかと言うと、トーパミンやセロトニンは腸が作っている。脳内の伝達物質です。脳内にあったと思ったら大間違いで、もともと腸内細菌の伝達物質なんです。腸から脳へ行くんです」

藤田名誉教授「生物の歴史を見ると、ほとんどが腸だけの時代が続いているんですよ。たとえば、ミミズなんかは腸だけしかありません。食べて、これは体にいいのかどうかを判断する、脳の作用だったんです。変なものを食べてしまうと免疫細胞がいて追い出す。ミミズの腸管は神経細胞と免疫細胞が並んでいる。それだけで生きられるんですね。脳ができたのはごく最近。生物の歴史40億年の中のたった5億年ですから」

藤田名誉教授「ドーパミンとか、セロトニンは、ミミズの時代の伝達物質だった。脳があとにできましたから、脳にあげたんです。ごく一部ですよ。セロトニンは少なくなると鬱になる。セロトニンは腸に90%ある。脳はたった2%。その2%が減ると鬱になるんです。セロトニンとか、ドーパミンは腸じゃないと作れないんです」

9名無しさん:2013/05/09(木) 16:54:56
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

伊藤教授「これまでは自律神経が興奮して病気が起こると、どちらかと言うと脳を中心に考えられていました。ところが、最近は腸とか、臓器が脳に対していろいろと命令を出しているとわかってきたんですね。パーキンソン病ってありますよね。あれはドーパミンが少なくなる病気なんですが、その患者さんは腸の働きが悪くなるとわかってきた」

伊藤教授「便秘が先に起こって、パーキンソン病になる方もいるんです。まだまだメカニズムはわかりません。わかりませんけれども、腸を支配している神経と、パーキンソンですから頭の中の神経がやはり関係していることが最近わかってきたんですね」

藤田名誉教授「ヨーグルトにはビフィズス菌という善玉菌がいます。現在日本人は善玉菌が少なくなっているんですよ。悪玉菌が多い状態になっている」

藤田名誉教授「500種類、100兆個と言っていたんですが、それは培養できる菌だけなんですよ。遺伝子で見るとその10倍くらいの菌がいる。100兆個と言ってきたけれど、1000兆個」

藤田名誉教授「はい。増えたり減ったりします。善玉菌が増えたり、悪玉菌が増えたり。培養できないものはまだ詳しくわかっていません。遺伝子で見なければいけない。乳酸菌やビフィズス菌は腸内細菌の量から言うと、順番で言うと60何番目なんです。何しているかわからない菌が一番多いんです。土壌菌が一番多い。乳酸菌が減ると体がおかしくなる。なぜそういうことをやっているか、これから解明しなくてはいけないですね。善玉と悪玉と分けているけれど、それだけではない」

藤田名誉教授「悪玉でもいなくてはいけないんですよ。悪玉でも減っている状態ならば、やはり健康ではなくなる」

10名無しさん:2013/05/09(木) 16:56:42
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

伊藤教授「遺伝子の解析でどんな腸内細菌がいるか解析しているんです。Aさん、Bさん、Cさんで腸内細菌の種類を示しているパターンが違うんです。1人の人は、1年間を通じて、寒い暑いはあるけれど、食べたものもちょっとずつ違うんですけれども、少しの差はあるにしても、一定のパターンを守っている。腸内細菌は、自分のお母さんの腸内細菌に似てしまうんです。お母さんあるいは兄弟とは比較的近いんです。お腹の中に赤ちゃんがいる時は無菌ですね。腸内細菌は。生まれてきて2、3時間で1000億個ぐらいどーんとできる。最初に触れた人から移るんですね」

伊藤教授「腸内細菌は入れ替えることはできないんです。比率をちょっと変える」

藤田名誉教授「何しているかわからない菌がほとんどです。全体から見ると変わらないんですが、ちょっとの菌が上がると体の調子がいい。ちょっと悪い菌がいると日和見菌が増える。パターンは変わらないけれど、ヨーグルトなんかを飲んだら本当に花粉症を抑えられて、元気になることがある」

11名無しさん:2013/05/09(木) 16:59:08
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

伊藤教授「メタボと言いますと、皆、お腹ポッコリ、内臓脂肪が悪いと言う話が巷で言われていますよね。確かにそうなんですけれど、私はメタボの原因は腸だと思っているんです。これまで言われているのは、たくさんカロリーをとってしまうと、どんどん脂肪がついていってしまって、脂肪細胞が大きくなって悪玉になるわけですよね。そうすると、そこから悪いホルモンがいっぱい出て高血圧とか、糖尿を起こすと言われている。それは間違いではないんです。どうして内臓脂肪が悪玉化するのかというのは実は誰もわかっていなかったんですね。我々が考えている説というのは、内臓脂肪というのは腸の横にあるわけですね。たくさんものを食べると最初に負担に思うのは腸です。その時に炎症というのが起こるんです。慢性の炎症があるということがいろんな病気の原因であるということが最近わかってきたんです。ですから、たくさん食べると、それって異物ですよね、たくさん入ってくると敵と間違えるわけですよ、勘違いして。やっつけないといけないとことになるとまず腸に炎症が起きる。炎症が起こると、隣にある脂肪細胞に炎症が移っていくんです。実際に脂肪細胞にだけいるリンパ球で、腸管に自由にいるリンパ球ですが、すぐにそういったもので行ってしまうわけです。ですので、脂肪細胞が炎症を起こして悪玉化する。もとを正せば、炎症を起こすことがメタボの始まりだと言ってもいいのではないかと我々は思っているんです」

 藤田名誉教授「動物細胞はミトコンドリアでエネルギーを作っているんです。酸素を吸ってエネルギーにしてるんですけど、ミトコンドリアというのは食べものからエネルギーを作るんですよ。だから、糖があると糖をエネルギーのエンジンにする。糖がないと脂肪をエンジンにする。瘦せてくるんです。ミトコンドリアエンジンというのは非常に怖い。酸素を吸ってエネルギーを作ってるから、その酸素が活性酸素になるんですよ。活性酸素はあらゆる病気のもとなんですよ。だから、糖の食べ過ぎは一番良くないと思っているんです」

12名無しさん:2013/05/09(木) 17:00:59
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

伊藤教授「全体的に見るとがんで死亡されるのは、半分は消化器のがんですね。消化器というのはもともとがんになりやすい。胃に関しては早期に見つかることがあったので、それほど死亡率は高くないんですけれど、大腸がんは気づかれないケースもある。肥満と関係していることがあるので、おそらくホルモン環境が1つと、もう1つは使い過ぎなんですね。最新の研究でわかってきたのは、ミトコンドリアが頑張らないといけない状態が作られるとオーバーヒートするんですね。そうすると故障してしますんですが、その残骸が敵とみなされてしまう。それに対して炎症が起こってしまう。炎症が起こることでがんになると言われているので、ホルモンの影響と、我々の食べるもので腸内細菌的なものがあって、大腸がんになる」

伊藤教授「それもミステリーです。小腸の中にいる腸内細菌って少ないんですね。大腸と比べると少ない。比較的腸内細菌が少ないということも関係していないとは言えない」

伊藤教授「大腸がんの方の特別な腸内細菌というのはわかっていないです。胃に関しては明らかです。ピロリ菌が見つかりましたから。あれに感染していることで胃がんが多い」

13名無しさん:2013/05/09(木) 17:02:15
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

反町キャスター「日本人の腸内細菌がここ60年で400グラムから150グラムに、4割になっています」

 藤田名誉教授「善玉菌も減っている」

 島田キャスター「食物繊維の減りよりも、便の減りの方が激しいようですが」

 藤田名誉教授「便の大きさには別の要因があるんですよ。ストレスが増えてしまうと、餌はあるけれど、腸内細菌は増えない。活性酸素を受けてしまうと、餌があるけれども、腸内細菌は増えないという状況がある。アトピーとか、ぜんそくが出てきたのは1965年。花粉症の最初の症例は1963年です」

 伊藤教授「実際に腸内細菌が減っているということと、アレルギーが増えてきているのはかなりしっかりと結びついていると思いますね。腸内細菌は良い悪いは別として、異物ですよね。共生関係を持っているということは、緊張感があるわけですよ。それに対して防御的なものを持つようにしますよね。それが何か大きなことが起きそうな時に押さえてくれる」

14名無しさん:2013/05/09(木) 17:04:19
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

反町キャスター「寄生虫をどういうふうに見ていますか?」

 藤田名誉教授「私は、感染症の専門家になったものですから。50年前にインドネシアのカリマンタン島に行った。子供達にアトピー、喘息、花粉症が全くないんです。なぜかと調べたら皆回虫に罹っていた。私も小学生の時、皆回虫に罹っていたんです、100%。その時には吉田首相がマッカーサーに言われて、日本は寄生虫がいる、不潔だと、寄生虫予防会が作られて、各村に寄生虫駆除隊ができて、月に1回、回虫を駆除して、皆出した。私は小さい時の経験から回虫がアレルギーを抑えているだろうと研究をしていたんですよ。絶対回虫の中にアレルギーを抑える物質があると思って、一人でやりました。回虫の中にアレルギーを抑える物質を発見したんです。それがどういう構造をして、どこに入って、アレルギーを抑えるかを発見したんですよ。『サイエンス』に載ったんです。日本の医学会で発表したところ無視された。アレルギーを作る抗体をその物質がCD40という伝道路を塞いで、自分に対するアレルギーを出させないようにしているのがわかったんです。回虫は異物だけれども、異物を排除するいろいろな物質を出しているのがわかったんです」

 島田キャスター「悪い影響はないんですか?」

 藤田名誉教授「回虫が多くいるとエネルギーを取り過ぎてしまう。栄養が少ない時代は悪者だった。現在のような栄養が多い時はいいんです。人の回虫は人の体にしか子供を産めないんです。腸内細菌もその腸で一生を終える細菌は大事にしなければいけない。他の腸から来たものは排除する。それがわかってもらえないから、私はサナダムシを15年飼っていました。飼ってみて、私の免疫が上がった。人体実験でわかった。非特異的なIgEが増えました。これは花粉症とか、ぜんそくをブロックする抗体です」

15名無しさん:2013/05/09(木) 17:05:15
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

藤田名誉教授「脳はまだ体になじんでいなくて、バカなことをするから注意しましょうということでやれば、腸が元気になるんです。ストレスがかかった時に甘いものを食べる。ちょっと脳を喜ばせてもいいんですけど、食べ過ぎるのを脳がバカなんだとストップする」

 反町キャスター「腸のシグナルを感じる方法はありますか?」

 藤田名誉教授「それは便ですね。便りですから。匂いがあったり、小さかったりすると腸内細菌のバランスが悪い」

16名無しさん:2013/05/09(木) 17:06:22
【腸内細菌と花粉症・肥満・うつ病との関係】(BSフジLIVEより)

藤田紘一郎 東京医科歯科大学名誉教授
伊藤裕 慶応義塾大学医学部教授

伊藤教授「食べるということを大事にしたい。我々は生きるために食べないといけないと言われているんですが、そうではなく、皆食べるために生きているのではないか。それぐらい食べるということは生きていくための一大イベントなんですね。ところが、実際我々の生活の中で等閑にしてしまって、仕事の合間にちょちょっと食べようとなってくると不健康になるというのが1つですね。もう1つは、グルメを目指すというのは感性ですね。おいしいと感じる気持ちというのはすごく大事なんです。便の色とか、大きさは1つですが、おいしいと感じるのは実は腸が喜んでいる証拠なんですね。それを感じ取れる感性を持てば、あまりたくさん食べなくても満足できるんです。私が信じていることは、グルメの人は太らない。ちょっとだけ食べただけでも満足できますから。そういうのがないからいっぱい食べてしまう。そういう意味で食べることに興味を持って、しかもおいしいものを求めていただきたいです」

17名無しさん:2013/05/16(木) 20:53:49
【楽観主義は脳の扁桃体から生まれる】

 うつ病の人は、扁桃体とrACCの血流がなんらかの理由で弱くなっている可能性も指摘されている。

18名無しさん:2013/06/23(日) 18:57:15
【ドーパミン】

財団法人東京都老人総合研究所自律神経部門
研究室長 青崎 敏彦

1、ドーパミンとは?
 ドーパミンは交感神経節後線維や副腎髄質に含まれるノルエピネフリンやエピネフリン(ホルモンの一種)という物質とともに生体内アミンの一種であるカテコラミンという物質のひとつです。私たちの食べ物の中に含まれるフェニルアラニンやチロシンというアミノ酸がチロシン水酸化酵素によってドーパになり、それがドーパ脱炭酸酵素の働きでドーパミンになることがわかっています。このドーパミンはさらにドーパミンβ水酸化酵素という酵素でノルアドレナリンになりますし、これはさらにエピネフリンに変わります。ですから、1950年代まではドーパミンはノルエピネフリンやエピネフリンの単なる前駆物質で、それ自体はとくに生理的な仕事はしていないだろうと一般に考えられていました。ところが、1959年になって大阪大学の佐野勇教授らがドーパミンは脳にもノルエピネフリンと同じくらいたくさん含まれていて、その脳内分布はノルエピネフリンとは全く違って「大脳基底核」という脳の部位に局在していることを発見され、実はドーパミンは脳で神経伝達物質として独自の仕事をしていているのではないか、多分運動の制御に深く関る物質なのではないかと考えられるようになってきました。実際、1960年エーリンガーとホーニキーヴッツはパーキンソン病の患者さんでは大脳基底核の中の「線条体」という場所のドーパミンの量が非常に少ないことを確認し、1961年にはビルクマイヤーとホーニキーヴッツはドーパミンの前躯体であるL-ドーパを患者さんに静注して、注射後数分以内に動くことのできなかった患者さんが立ち上がって歩きだしたことを報告しています。

2、ドーパミンは脳のどこで作られるか?
 ドーパミンを産生する神経細胞(ドーパミンニューロン)は脳の中でいくつかのグループを作っていることがわかっています。その中でも今回の公開講座と関係して重要なのがA9という番号がついている「黒質緻密部(こくしつちみつぶ)」という部位にあるドーパミンニューロンとA10の「腹側被蓋野(ふくそくひがいや)」にあるドーパミンニューロンです。両方とも脳の深部にある脳幹という所に隣り合って存在し、長い突起(軸策と言います)を線条体に伸ばしています。正確には線条体の背側にA9から、腹側の線条体(これを別名側坐核(そくざかく)とも言う)にはA10からドーパミンニューロンの軸策が伸びています。軸策の末端にはシナプスという構造があって、そこからドーパミンを放出するので、線条体でドーパミンが多くなるというわけです。パーキンソン病の患者さんでは、黒質緻密部にあるドーパミンニューロンが死ぬために線条体で放出されるドーパミンが少なくなって無動、固縮、振戦といったパーキンソン病特有の運動症状を生じるわけです。

3、神経伝達物質としてのドーパミン
 脳はニューロン(神経細胞)とそれを養うグリアから構成されています。ニューロン同士は互いに神経突起(軸策と樹状突起)を出し合って、信号をやり取りしています。その信号のやり取りはニューロンとニューロンの間にあるシナプスという接合部で行われます。電気信号がシナプスに伝わると、シナプスでは化学物質が放出されて、信号を次のニューロンに伝えるわけです。ドーパミンはそういう化学物質のひとつです。放出されたドーパミンは受け手のニューロンの膜にある受容体(この場合はドーパミンがくっつくのでドーパミン受容体といいます)というたんぱく質にくっつきます。ドーパミン受容体には現在5種類あることがわかっていますが、ドーパミンがこれに結合するとニューロンに電位変化が起こったり、細胞内の情報伝達系が動いてさまざまな変化を受け手のニューロンに引き起こします。役目を終えたドーパミンはまた神経末端のシナプスにあるドーパミントランスポーターというたんぱく質によって取り込まれて再利用される仕組みになっています。

19名無しさん:2013/06/23(日) 18:58:03
【ドーパミン】

財団法人東京都老人総合研究所自律神経部門
研究室長 青崎 敏彦

4、ドーパミンの働き
 私たちが日常何かをするときには、意識するしないに関わらず必ず何らかの動機がその行動の背後にあります。ものを食べたり、ゲームをしたり、勉強をしたり、スポーツをしたり、溝に落ちないように道路を歩いたり、あるいは朝起きて顔を洗うといった習慣などにも煎じ詰めれば何らかの動機があります。生理学者が行動中の動物の脳に電極を刺してどんなときにドーパミンニューロンが活動しているかを調べてみたところ、ドーパミンニューロンはそのような行動の動機付けに関連して活動を増すことがわかってきました。私たちのまわりで起こるさまざまな出来事がいいことであれ、いやで危険なことであれ、とにかく自分にとって意味があって、何らかの行動を引き起こすような場合には必ずドーパミンニューロンが活動しています。つまり、私たちは周囲の環境にに適応し、学習しながら、生活するすべを会得していきます。言ってみれば人生は学習の連続です。ドーパミンはそのような学習の強化因子として働いているのです。

5、ドーパミンが減るとどうなるか?
 ドーパミンニューロンは大脳基底核とそれに指令を与える大脳皮質(とくに前頭前野(ぜんとうぜんや)や帯状回(たいじょうかい)など)に枝を伸ばしてドーパミンを分泌します。そこでは技能を磨いたり、次第に行動を習慣化したり、そのような個々の行動をどのような順番に組み合わせて行動を起こすかを企画したり、戦略を練ったりする働きをしています。ですから、パーキンソン病のようにドーパミンニューロンが減少してドーパミンが少なくなると、立ち上がって歩こうと思っても、身体がすくんでしまって、どういう順番に筋肉を動かしていいかわからなくなったり、身体が震えたり、運動そのものができなくなってきます。また、物覚えが悪くなったり、忘れっぽくなったり、万事がゆっくりになって反応が鈍くなり、集中力や注意力も失われ、無力感、無気力になったりします。また、次第に人と交わるのも嫌になり、社会から離れていきます(これを皮質下痴呆と言います)。
 何でドーパミンがなくなるとそのような症状が出るかについては、前の演題に関することですが、要は神経回路の情報処理に異常が起こるからです。パーキンソン病ではほぼドーパミンニューロンだけが死んで他の神経細胞は正常のままです。その結果、他の神経伝達物質との間にアンバランスが生じます。例えば、線条体ではそのために相対的にアセチルコリンという物質が多くなります。抗コリン剤でそれを減らそうというのが最も初期のころのパーキンソン病の治療法でした。これは現在でも有効な治療法です。しかし、私たちの研究によれば単なるアンバランスではなくて、ドーパミンがなくなることでアセチルコリンを産生放出するコリナージックニューロンの活動そのものに異常が起こるようです。ひとつ異常が起こると次々と他の神経細胞にも影響を及ぼしていくわけです。

6、ドーパミンが多すぎるとどうなるか?
 ドーパミンが逆に多くなるのも良いことではありません。幻覚やパラノイア(精神分裂病の陽性症状)が起こったり、発話や運動をコントロールできなくなって、変な恥ずかしいことを思わずやったり口走ったりしますし(チック症やGil de la Tourrette症候群)、不必要とわかっていながら同じ行動を反復する強迫神経症になったりします。また、薬物依存もドーパミンに関係しています。麻薬やコカイン、アンフェタミンなどの覚醒剤やタバコなどはドーパミンを増やす効果があるため、その行動そのものが動機となって強化され、精神依存を作り出し、やめたくてもやめられなくなります。脳から見るとタバコも覚醒剤も殆ど同じと言っていいことが明らかになっています。

20名無しさん:2013/06/23(日) 18:58:39
【ドーパミン】

財団法人東京都老人総合研究所自律神経部門
研究室長 青崎 敏彦

7、MPTP物語
 麻薬そのものがドーパミンと深く関わっていると言いましたが、実際麻薬とドーパミンは切っても切れない仲にあり、パーキンソン病研究を飛躍的に発展させたのも、ある意味で麻薬中毒患者たちの功績と言ってもいいくらいです。麻薬の常習者たちは自分で麻薬(メペリジン類似物質)を合成して、自分に注射したり、商売をしようとしたのですが、中にMPTPという不純物が混じってしまいました。これは注射すると血液脳関門を通過してグリア細胞の中でモノアミン酸化酵素(MAO−B)によってMPP+に変換され、さらにドーパミントランスポーターによってドーパミンニューロンに取りこまれるため、ドーパミンニューロンを殺してしまいます。MPP+は細胞内のミトコンドリアに集まりNADPHデヒドロゲナーゼ(複合体I)という酵素を阻害し、細胞のエネルギーであるATPの生成を阻害するのです。1983年ラングストンは次々と若い中毒患者がパーキンソン病そっくりになって病院に担ぎ込まれるのを見て、MPTPが原因物質であることをつきとめました。このMPTPはヒトやサルなどの霊長類できわめて感受性が高く、高齢になるほど高度で不可逆的な障害を引き起こします。人工産物であるMPTPがほぼ完璧なパーキンソン病を作り出すことがわかったため、パーキンソン病の原因となる物質が私たちの環境にあって、知らず知らずのうちに摂取していることがパーキンソン病の原因なのではないかと考えられるようになりました。これまで、食物の中に含まれるTIQ類やカルボリン類などの物質が注目されましたが、残念ながら原因物質としては今のところ否定的です。また原因物質が何であれ、MPTPの代謝から類推してMAO−B阻害剤や酸化防止剤などがパーキンソン病の進行を遅らせるのではないかと期待されましたが、これもはっきりとした結果は得られませんでした。最近、殺虫剤に含まれるロテノンという物質をラットに注射しつづけたらパーキンソン病そっくりの病態を作り出すことに成功したという報告が出て、今脚光を浴びているところです。いずれにしても、何らかの遺伝素因のある人が環境の何らかの物質に長い間暴露される結果パーキンソン病が発症するというのが現在の定説になっています。

8、加齢とパーキンソン病
 実は年を取ると誰でもパーキンソン病になる可能性があります。多くの研究から10歳年を取るごとに平均10%程度のドーパミンニューロンが死んでいくことがわかっています。大体正常の20%位にドーパミンニューロンが減ってしまうと症状が出ると言われていますから、20歳のときを単純に100%とすると100歳で私たちの殆どがパーキンソン病になる計算になります。実際、私たちが持つ「年寄りらしさ」のイメージを極端にするとパーキンソン病患者さんそっくりになります。万事がスローモーで、物覚えが悪くなり、ちょっと前かがみになって歩き、転びやすく、震えが来たりするのはドーパミンが減少していることと無関係ではありません。そういう意味でパーキンソン病は一部の不幸な人の病気ではありません。私たちが元気で活動的な老後を送るためにもパーキンソン病の原因を突き止めることは重要なことなのです。

青崎 敏彦 (あおさき としひこ)
 昭和52年3月 一橋大学法学部卒業、昭和58年3月 山形大学医学部卒業。平成1年3月 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士。平成4年4月〜平成5年12月 マサチューセッツ工科大学、平成6年4月〜平成10年12月 理化学研究所・バイオミメティックコントロール研究センター・運動回路網研究チーム・研究員を経て平成11年1月〜現在 財団法人東京都老人総合研究所・自律神経部門長。専門は、大脳基底核関連疾患の病態。

21名無しさん:2013/06/23(日) 20:52:44
「脳の疲れ」がスーッととれる!“癒しホルモン”オキシトシンの増やし方

有田秀穂(東邦大学医学部教授)

心と体の疲れがスーッと消える10の習慣

 現代人は疲れやすくなっているのかもしれません。周囲には、さまざまな便利なものがあふれ、生活はどんどん暮らしやすくなっているはずなのに、何かイライラしたり、欲求不満が多く、いつもストレスを抱え、疲れがとれない状態なのではないでしょうか。

 それは肉体的に疲れているというよりも、むしろ心の疲れ、すなわち「脳の疲れ」といえるものをつねに抱えているからなのです。

 日本人の幸福度は、いろいろな調査(ちなみに、イギリスのレスター大学、178カ国の調査[世界幸福地図 国別幸福度ランキング2006]では90位〈第1位はデンマーク〉、ミシガン大学社会調査研究所による2008年発表の世界97カ国の調査では43位〈第1位はデンマーク〉、2009年度「地球幸福度指数ランキング」では143カ国中75位〈第1位はコスタリカ〉)でかなり低いようです。

 いま、経済的な問題や政治的な問題など、いろいろな問題を抱えているとはいえ、日本はまだまだ豊かな社会でしょう。そうであっても、日本人自身があまり幸福だとは思っていないようです。

 しかし、昨年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災とそれに続く福島原発事故以来、少し変わってきたのではないかと思っています。不幸な出来事でしたが、それをきっかけにして、日本中からボランティアなど支援の輪が広がり、また家族の絆、人と人の絆の大切さが見直されてきたからです。

 危機の中で、家族を含めた人間関係こそが、私たちの心を癒してくれることに、多くの人が気づきはじめたのではないでしょうか。

 実は、人と人の結びつき、信頼こそが、脳の疲れを癒してくれるということが、脳科学の立場からも検証されはじめたのです。

 私は以前から脳のセロトニン神経の活性化によって、ストレスを受け流すことができるようになり、安定した心になるということを書いてきました。さらに最近注目されているのは、オキシトシンというホルモンです。オキシトシンが十分に分泌されていると、脳の疲れを癒し、気分を安定させ、人に対する信頼感が増し、心地よい幸福感をもたらしてくれるのです。

 オキシトシンとセロトニンは関係していて、オキシトシンが分泌されるとセロトニン神経に影響を与え、セロトニン神経も活性化されます。オキシトシンとセロトニンが十分に分泌される生活は、心の疲れを癒し、心に充足を与えてくれるのです。

 なぜそれがよいのかということについては、拙著『「脳の疲れ」がとれる生活術』の中で、詳しく説明していますが、ここでは脳内にセロトニンとオキシトシンを十分に分泌する、誰でも簡単にできる方法をあげておきましょう。

22名無しさん:2013/06/23(日) 20:53:19

「脳の疲れ」がスーッととれる!“癒しホルモン”オキシトシンの増やし方

有田秀穂(東邦大学医学部教授)

心と体の疲れがスーッと消える10の習慣


1、夜は12時までに眠る。
2、夕食後はパソコンを操作しない。
3、夜は携帯電話で長話をしない。ベッドの近くに携帯電話を置かない。

 1〜3については、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌をよくして、よい睡眠をとる条件です。

4、朝日を浴びる(朝型生活に)。
5、朝と夕方に30分程度歩く(あるいはジョギング、サイクリング、スイミングなどのリズム運動を30分程度)。
6、呼吸法をする(これもリズム運動の一種です)。
 一日の中で何回か5分程度、腹式呼吸をする(ヨガ、気功、坐禅などは呼吸法になります)。

 4〜6はセロトニン神経を活性化します。

7、家族団らん。
8、夫婦、恋人とのふれあい。
9、感情を素直にあらわす。
10、親切を心がける。

 7〜10はオキシトシン分泌を促し、セロトニン神経も活性化させます。

 この7〜10の行動から人間関係がうまくいき、気分よく生活することでオキシトシンが分泌されることがわかると思います。オキシトシンが十分に分泌されると、脳の疲れがとれるだけでなく、体をも健康にするのです。

「幸福ホルモン」として注目されはじめたオキシトシン

 では、近年「幸福ホルモン」として注目されている「オキシトシン」について、少しお話ししていきましょう。オキシトシンは哺乳類だけが持っているホルモンで、心が癒される、幸せな気分になるという効果があります。

 オキシトシンは40年以上前から、女性が分泌するホルモンで、2つの役割があるということは、わかっていました。

 第一は出産するときに子宮を収縮させて、出産を促すことです。よく陣痛を促進させるために点滴に使われているのがオキシトシンです。

 もう1つは、出産したあとに、母乳を分泌させます。つまり、母乳を出すように促すのです。赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと、それが誘因になり、母親の脳からオキシトシンが分泌され、母乳の合成と分泌を促進させるのです。

 母親が出産し、赤ん坊を育てることに直結したホルモンとして、オキシトシンは昔からよく知られていました。

 しかし、このオキシトシンの研究がこの10年くらいで進んで、オキシトシンは母親だけが出すものではなく、母親になっていない女性も、また男性も、年齢も関係なく、分泌されることがわかってきました。

 とくに最近になってオキシトシンが母乳を出すように促すだけでなく、母性愛と関係することがわかってきました。さらに信頼や男女の愛情と関係して分泌されるということもわかってきたのです。母性愛という心の状態だけでなく、信頼という心の状態、男女の愛情という心の状態をつくり出すということで、急激にこのオキシトシンというホルモンの役割が注目されはじめたのです。

 近年注目されている、オキシトシンの効果をまとめると、次のようなものです。

1、人への親近感、信頼感が増す。
2、ストレスが消えて幸福感を得られる。
3、血圧の上昇を抑える。
4、心臓の機能をよくする。
5、長寿になる。

 オキシトシンが分泌されると、脳内では「脳内物質」として働いて心を変え、さらに血液中のホルモンとなって体にも効くのです。

23名無しさん:2013/06/26(水) 20:12:18
【ジェイゾロフト】

【働き】


気分が晴れずに落ち込んだり、悲観的になったり、やる気がでない、集中できない、眠れない・・そんなこじれた心の症状を改善し、気持ちが前向きになるのを助けます。また、不安や緊張した気分をほぐして、気持ちを楽にします。うつ病のほか、いろいろな心の不具合に応用されます。


【薬理】


セロトニンは、気分にかかわる神経伝達物質です。このお薬は、セロトニンを再取り込みするセロトニントランスポーターの働きを阻害します。これにより、脳内シナプス間隙のセロトニン濃度が高まり、神経の伝達がよくなります。結果として、うつ状態が改善され、気分が楽になると考えられます。セロトニントランスポーターにだけ結合し、その他の受容体にはほとんど作用しないので、抗うつ薬特有の副作用も少ないです。このような作用特性から、「選択的セロトニン再取込阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)」と呼ばれ、SSRIと略称されています。

24名無しさん:2013/06/26(水) 20:12:55
【ジェイゾロフト】

国内3番目の選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)です。セロトニン系の神経にだけ選択的に働くのが特徴です。この特性により、従来の抗うつ薬に多い口の乾きや便秘、心毒性などの副作用が軽減されています。従来品とは違う新しいタイプなので、第3世代の抗うつ薬とされます。うつ病の主要薬として広く処方されるようになりました。
セロトニン再取り込み阻害作用は、他の同類薬より強力です。抗うつ作用と抗不安作用をあわせ持つので、うつ病に加え、パニック障害にも適応します。また、血中濃度半減期(約23〜24 時間)が長く、1日1回の服用で済む点も便利です。飲み合わせに関係する性質として、他のSSRIが関与する肝薬物代謝酵素CYP2D6に対する阻害作用が弱いとされます。
まれな例ですが、人によっては精神的変調をきたすとの報告があります。衝動的になったり攻撃性があらわれ、かえって悪い結果をまねくおそれがあるのです。また、退薬症状(離脱症状)を起こすことがあるので、中止のさいは徐々に減量するなど注意が必要です。

25名無しさん:2013/06/26(水) 20:13:58
【ジェイゾロフト】

【診察で】
持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
飲み合わせの悪い薬があります。2週間前から今現在までに飲んでいた薬を、医師に報告しておいてください。
妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に申し出てください。
服用後の注意事項や副作用について、ご本人、できたらご家族も含め、事前によく説明を受けておきましょう。


【注意する人】


肝臓の悪い人、てんかん、緑内障、躁うつ病、躁病の既往歴のある人などは、病状の悪化に注意するなど慎重に用いるようにします。とくに躁うつ病においては、逆効果になることがありますので、一般的なうつ病との見極めが重要です。

子供での有効性は未確認なうえ、有益性を否定する報告もあります。子供への処方は最後の選択肢とし、優先すべきは心理社会的支援や環境調整です。また、若い人に用いる場合は、治療上の不利益について考慮する必要があります。症状によっては処方を控えなければなりません。複数の抗うつ薬の臨床試験を分析したところ、24歳以下では かえって悪い衝動を引き起こすおそれがあるとの報告があるためです。

高齢の人ではそのようなリスクが少ない反面、薬の代謝が遅れ血中濃度が上がりがち。眠気や出血傾向などの副作用もでやすいです。そのため、少量で開始し慎重に増量するなど、服用量については特段の配慮が必要です。


注意が必要なケース..肝臓病、躁うつ病、躁病の既往歴、脳の器質的障害、統合失調症の素因、衝動性が高い精神症状をともなう人、てんかん、出血性疾患、緑内障のある人、妊娠中、子供、24歳以下、高齢、いのちを絶ちたいという思いのある人など。


【飲み合わせ・食べ合わせ】


パーキンソン病の治療に用いるセレギリン(エフピー)との併用は禁止されており、一定期間の間隔をあける必要があります。両方の作用がだぶり「セロトニン症候群」という重い副作用を起こすおそれがあるためです。また、安定剤のピモジド(オーラップ)との併用により、重い不整脈を起こす危険性があります。ほかにも飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。今現在、および最近まで飲んでいた薬を必ず医師に伝えてください。


飲み合わせの悪い薬..セレギリン(エフピー)、ピモジド(オーラップ)。
飲み合わせに注意..リネゾリド(ザイボックス)、炭酸リチウム(リーマス)、トリプタン系片頭痛治療薬(イミグラン等)、トラマドール(トラマール)、メサドン(メサペイン)、ペンタゾシン(ソセゴン)、L-トリプトファン含有製剤(アミノ酸製剤、経腸成分栄養剤等)、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、三環系抗うつ剤(トリプタノール等)、ワルファリン(ワーファリン)、出血傾向が増強する薬剤、セイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品など。
アルコールといっしょに飲むと副作用がでやすくなります。飲酒はできるだけ控えましょう。

26名無しさん:2013/06/26(水) 20:14:31
【ジェイゾロフト】

【使用にあたり】
服用量は個人差が大きいです。ふつう、少量より開始し、よい効果のでる量まで徐々に増やしていきます。とくに、肝臓の悪い人、若い人、高齢の人は慎重に増量します。なお、よく効いてくるまでに、2〜3週間以上かかることがあります。
飲み始めの吐き気は、たいてい2週間くらいで軽くなってきます。ひどいときは医師に相談してみてください。吐き気止めなどで対応可能です。
飲み始めや増量時に、かえって気分が不安定になるときは、医師と連絡をとってください。できましたら、ご家族など付き添いの方も、行動の変化や不穏な行為に注意するなど、服用後の様子を注意深く見守りましょう。因果関係ははっきりしませんが、敵意や攻撃性、衝動性にもとづく事故や犯罪事例も報告されているようです。
自分だけの判断でやめてはいけません。急に飲むのを中止すると反動で症状が悪化したり、体の具合が悪くなることがあります。中止する際は、医師の判断で徐々に減量しなければなりません。飲み忘れにも注意しましょう。
うつ病では、症状がよくなってからも、しばらく少量を続けることが多いです。いわゆる「揺りもどし」による再発を防ぐためです。症状や環境にもよりますが、半年〜2年くらいは続けることになると思います。再発を繰り返しているときは、更に長期の服用となります。指示された期間、続けるようにしてください。


【妊娠・授乳】


妊娠中は、治療上の有益性を十分考慮するなど、慎重に適用しなければなりません。もし、服用中に妊娠した場合には、継続の可否について医師とよく相談してください。自分だけの判断で急に止めてはいけません。

【食生活】
とくに飲み始めに、眠気やめまいを起こすことがあります。車の運転、危険な仕事、高所での作業には十分注意してください。
うつ病は、ストレスなど脳の疲れのサイン。まずは、がんばらないでゆっくり休養することが第一です。脳の疲れがとれてくれば、少しずつ良くなってきます。すぐに治らないからと悲観することはないでしょう。長引くことがあっても、いつかきっと時間が解決してくれると思います。
抗うつ薬は、症状の回復を早めますが、うつ病の原因そのものは治せません。落ち着いてきたら、生活や職場の環境調整、さらに認知療法などを合わせておこなうとよいでしょう。今はつらいかもしれませんが、あせらずに、ゆっくりと治療なさってください。

27名無しさん:2013/06/26(水) 20:15:25
【ジェイゾロフト】

【適用】


うつ病・うつ状態、パニック障害。


【応用】


摂食障害、過食嘔吐、月経前不快気分障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害など、いろいろな心の不具合に応用されることがあります。

通常、成人はセルトラリンとして1日25mgを初期用量とし、1日100mgまで漸増し、1日1回経口服用する。なお、年齢、症状により1日100mgを超えない範囲で適宜増減する。

28名無しさん:2013/06/26(水) 20:18:42
【ジェイゾロフト】

比較的安全性の高い抗うつ薬です。従来の薬に多くみられる口の乾きや便秘などの不快な副作用も少なくなっています。飲み始めの吐き気はたいてい2週間くらいで軽くなりますが、ひどいときは医師に相談して対策を考えてもらうとよいでしょう。その後の副作用はわりと少なく、長期の維持療法にも適します。

多くはありませんが、人によってはかえって神経過敏になり、不安感を生じたりイライラ・そわそわ落ち着かない気分になることがあります。さらに衝動的な行動につながるおそれもあるようです。このような精神的変調も服用開始時に多くみられる症状ですので、あまり心配せず医師とよく相談してください。

重い副作用は頻度的にほとんどありませんが、この系統(SSRI)の特異な副作用として「セロトニン症候群」があります。万一のことですが、念のため頭に入れておいたほうがよいでしょう。混乱状態、発汗、体のぴくつき、ふるえ、けいれん、発熱といった症状があらわれます。なにか普段と違う「おかしいな」と感じたら、すぐに医師に連絡してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
セロトニン症候群..落ち着かない、不安、興奮・混乱、体の震え・ぴくつき、発熱、発汗、頻脈、下痢。
悪性症候群(Syndrome malin)..急激な体温上昇、筋肉のこわばり、体の硬直、飲み込みにくい、発汗、ふるえ、意識がはっきりしない。
けいれん、昏睡..筋肉のぴくつき、筋肉の硬直、手足けいれん、全身けいれん(ふるえ、白目、硬直)、混乱・もうろう状態、意識がなくなる。
肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)..だるい、のどが渇く、頭痛、吐き気、けいれん、意識もうろう、気を失う。
重い皮膚症状..発疹・発赤、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、水ぶくれ、皮がむける、強い痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
アナフィラキシー様症状..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)。

【その他】
吐き気、食欲不振、口の渇き、便秘、下痢
眠気、めまい、頭痛、だるい、ふるえ
不安感、イライラ感、混乱、不眠
尿が出にくい、動悸、目がかすむ・まぶしい
発疹、性機能異常、出血傾向

29名無しさん:2013/06/30(日) 08:42:03
【トリプトファン】

トリプトファンはアミノ酸の一種で、睡眠には良い影響を与えると言われています。



他にもトリプトファンには鎮痛効果があると言う結果が出ています。
不足すると、精神的に不安になりやすくなったり、うつ病になったりする傾向があり、
睡眠不足が続くと確かにイライラしたり、めそめそしたりして憂鬱になる経験があると思います。



これにはトリプトファンを摂りいれていない為に睡眠不足になると言う理由もあったのです。



そして、何故うつ病になるのか人によって理由は様々ですが、ひとつの理由がトリプトファン不足だと解明されているのです。
また、トリプトファン不足は、肥満にもなりやすいのでトリプトファンを体内に不足させないようにすることが健康の為になります。



たくさん食べた方が太ると思っていた人はトリプトファンが入っている成分を摂ることは太るのを防止することが出来るのです。
また、トリプトファン不足は睡眠不足になるので注意して毎日摂り入れたいです。



さて、では毎日どの位摂取すれば良いのかですが、だいたい1キロあたり2mgの摂取とされています。
このように一定量の摂取ならば、気持ちを落ち着ける効果があるのです。けれど、摂りすぎは逆効果になるので注意して下さい。

トリプトファンにはセロトニンを形成する作用があります。
セロトニンとは脳内物質を形作る原料になる成分です。



つまりトリプトファンを摂り入れないとセロトニンが作られないので脳がきちんと働きにくくなります。



脳からきちんとした伝達が身体に発しられないと睡眠不足の状態になってしまい、結果的に身体中の機能が低下するのです。



睡眠不足だと身体も脳もきちんと動かないような感じがするのは、トリプトファン不足だからなのですね。
その為にトリプトファンをきちんと摂ることが必要なのです。

身体の外からトリプトファンを摂り入れないといけないのは人の身体では自然に作ることが出来ないからです。



これは気を付けないと、すぐに憂鬱や睡眠不足になる可能性があります。
だから注意して毎日の食卓にトリプトファン入りの食べ物を加えて下さいね。



それでは、トリプトファンはどんな食べ物に含まれているのでしょうか。



それは、バナナ、牛乳、乳製品、納豆、豆腐、とり肉、魚介類、たまご、ツナ、ゴマ、ハチミツが代表的です。
これなら、好き嫌いがある人でも、どれかからは摂ることが出来そうですね。

30名無しさん:2013/06/30(日) 10:05:05
【テストステロン】


オトコの恋愛学を考えていくにあたって、避けて通ることのできないのがテストステロンという男性ホルモンの存在です。

数あるホルモンの中でも、 オトコの身体に影響を及ぼすものとしては最高レベルとして知られています。

テストステロンは一言で言うと、
男らしさを強めるホルモンです。
一般に男性ホルモンとよばれているものは、このテストステロンのことと解釈しても問題ありません。




テストステロンは別名 ”モテフェロモン” ともよばれ、女を本能的に惹きつける唯一の物質としても有名です。

たとえオッサンでも、このホルモンさえ多く分泌することができれば女にモテるようになります。本当です。
なぜかモテているというあなたの友達は、おそらくこのホルモンを多く分泌しています。

さて、ではどのくらいの影響力があるのかというと、まったくモテないラットのオスに、このホルモンを注射すると、途端にメスが群がってくるほどです。
それほどの凄まじい威力があります。

でもなぜテストステロンを放つ男に、女は引き寄せられるのでしょうか?
それは健康で体格がよく、生殖力の高い男ほど、このホルモンを多く分泌しているということを本能的に知っているからなのです。
つまり、遺伝子の眼が好むホルモンなのです。

2種類の効果がある

テストステロンのモテ効果には、大きく2種類あります。
1つは、テストステロンの匂いそのものが女を引き寄せるというもの。
2つ目は、性格や顔つきが男っぽく、好戦的になるので、それがモテにつながるというものです。

スポーツ選手などがモテるのも、体格の良い男はテストステロンを多く分泌しているということを、女は本能レベルで知っているからです。
では具体的には、どのような男がこれを多く分泌しているかというと…

31名無しさん:2013/06/30(日) 10:06:36
【テストステロン】



あくまでイメージですがこんな感じです。
感覚的には多く分泌している男というのは好戦的で男らしく、
少ない男は女性的でやさしいと思っていれば間違いありません。
最近では、前者を肉食系男子、後者を草食系男子などとよぶことが多いようです。

不良や番長がモテる理由

テストステロンが、女を惹きつけるホルモンだということはわかりました。
しかし、この量は遺伝によって半分程度は決まっているといわれています。

遺伝で決まっているとか言われると、運命の呪縛のようにも聞こえますが、生活習慣や考え方によって大きく増えたり減ったりすることもまた事実なのです。

肥満も遺伝によるものが大きいと言われますが、頑張れば痩せられるのと同じです。
以下にテストステロンの分泌量を増やす要因と、減らす要因をそれぞれ列挙しました。

 適度な栄養と睡眠
筋肉トレーニング
大きな野望と自信を持つ

 安定した生活
勉強などの頭を使う行為
ストレスや敗北感


例えば学生時代でいえば、ツッパッてケンカばかりしていたような番長タイプの男や、サッカー部のキャプテンなどは、たいていモテていたハズです。
反対に金持ちの坊ちゃんタイプや、勉強が趣味のような学級委員タイプの男はモテていなかったハズです。

格闘家やF1ドライバーの人には好戦的人が多いですが、これも生活習慣によってテストステロンが多く分泌されたからだと考えられます。
反対に、大学教授や学者さんなどに温厚な人が多いのは、これと逆の原理が働いたからです。

つまり、こうです。
勉強すればするほど、知性や教養と引き換えにテストステロンの量は減るので、モテ からは遠ざかっていくということなのです。
笑えるほどにうまくできています。
しかし、メリットとして、テストステロンの分泌量が少ない人は、
ハゲにくくなります。

32名無しさん:2013/06/30(日) 10:07:54
【テストステロン】

そしてテストステロンは、20代半ばをピークに減少するので、どんなに好戦的な男でも年齢を重ねれば、必ず温厚な性格になっていくということを付け加えておきます。

冒頭で、オッサンでもこのホルモンさえ分泌していればモテると申し上げましたが、オッサンになってからもこれを出し続けるのは相当な努力が必要です。

しかし最近では テストステロンを強制的に分泌させる香水 なども発売されているので、試してみるのも面白いかもしれません。

本能では好かれ、理性では嫌われる

今すぐに筋肉トレーニングをやろうとしている人も多いと思いますが、実はこのテストステロン、いいことばかりでもないのです。
実は女は、本能ではこれを多く分泌している男に惹かれるのですが、
理性ではとても嫌うという習性を持っているのです。

「愛と暴力のホルモン」「浮気ホルモン」
などとよばれる理由がここにあります。
以下に、テストステロンの多い男と、少ない男の長所と短所をそれぞれリストアップしました。
見れば一目瞭然だと思います。


   堂々としていて決断力もあり、自信に満ちている
闘争意欲があり、自己主張もしっかりとしている
たくましい体格と筋肉がある
性欲が旺盛で、生殖能力も高い

  一人の女では満足せずに浮気を繰り返す
DVや犯罪等の反社会的行為を犯しやすい
孤独願望が強く、家庭的ではない
落ち着きがなく、物事の分別がつかない時がある

 倫理観が強く、浮気をしない
平和主義で、やさしい
社会的で、人あたりがいい
家庭的で、子供の面倒見もいい

 生殖能力が低く、男性的魅力に欠ける
決断力がなく、優柔不断
体の線が細く、筋肉量も少ない
野望がないため、出世しずらい

33名無しさん:2013/06/30(日) 10:08:30
【テストステロン】

ご覧のように、女はテストステロンの多い男の長所を好む傾向があると同時に、短所の部分を極端に嫌うという習性を持っているのです。

そして女はみんな、口を揃えて「やさしくて男らしい人が好き」と言います。
つまりテストステロンの多い男の長所と、少ない男の長所を同時に合わせ持つ男がいいと言っているのです。

しかし、現実にはそのような男は存在していません。
男らしさと優しさは、共にテストステロンの分泌量によってほぼ決定されるワケですから、水と油のように相反するものだからです。

実際に殆どの女は、このジレンマに悩まされているようです。
「たくましくてモテそうなA君を選べば浮気をされそう・・・やさしくて良いパパになりそうなB君を選べば頼りがいがない・・・」
という感じにです。

木村拓也や福山雅治、ダルビッシュ有や向井理がモテる理由は、この両方の性質を同時に合わせ持っていそうな ”感じ”がするからです。
つまり誰でも、そのような ”感じ” が出せれば、最高のモテ男になることができます。

そして一般には、若い女ほどテストステロンの多い男に惹かれ、年齢を重ねるごとに少ない男に惹かれる傾向があります。
若い女ほど本能の赴くままに恋愛をし、年齢を重ねるごとに世間体などを気にしだすからです。
後者の傾向は、低テストステロン男の韓国代表、ペ・ヨンジュンのファン層が分かりやすく物語っています。(オバチャンばっかり!笑)

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35名無しさん:2013/06/30(日) 13:41:35
【疲れとストレス】

両者は、違う。

ストレス発散方法、口に出す。

36名無しさん:2013/07/01(月) 20:47:41
【セロトニン】

ストレスすっきりチャンネルvol2-1〜セロトニン欠乏度チェック〜

http://www.youtube.com/watch?v=o4vnxS9HPf0

37名無しさん:2013/07/01(月) 21:21:05
【セロトニン】

NHKテレビ 解体新書「セロトニンとステッピング運動」より

http://www.youtube.com/watch?v=mmeaJvyL4OI

38名無しさん:2013/07/03(水) 21:33:16
【鉄不足】

貧血

フェリチンが15以下は、鉄不足。

39名無しさん:2013/07/03(水) 21:59:26
【メラトニン】

睡眠ホルモン・メラトニンとは


大脳の働きをサポートしている神経伝達物質やホルモンは、長時間活動した後、分解されます。この時「睡眠物質」と呼ばれるものが脳内に蓄積されていきます。この睡眠物質がだんだんたまってくると、人は疲労を感じて眠気に襲われます。睡眠をとると脳内にたまった睡眠物質がさっぱりと消えてなくなり、脳は再び活発に活動するようになります。なお、睡眠物質はある特定の一種類のものではなく、さまざまな種類があるようです。運動した後に疲れを感じるは乳酸という「疲労物質」が体内にたまるからであり、その疲労物質を取り除いてしまえば、疲れが回復することも知られています。脳の中でも同じようなことが起きているわけです。

「メラトニン」は1958年に初めて発見され、眠りを誘うホルモンとしてよく知られています。メラトニンは脈拍、体温、血圧を低下させることによって睡眠と覚醒のリズムを上手に調整し、自然な眠りを誘う作用があります。時差ぼけ防止にも効果があり、実際に時差ぼけ予防の薬として製品化されています。

このメラトニンを分泌するのは脳の松果体と呼ばれている部分です。松果体は網膜が受ける光の量というデータを受け取り、その情報をもとにメラトニンの分泌量を決定します。目に入る光の量が減ると、それを感知した松果体がメラトニンを分泌します。メラトニンが分泌されると、体はそれを察知し周囲が暗くなってきたことを知ります。

メラトニンには、太陽の光が朝に目に入ってから15時間前後たたないと分泌されないという性質があります。外が明るい時昼間にはほとんど分泌されず、夕方以降暗くなってくると分泌量が増えてきます。夜になるとさらに増えて、午前2時頃に分泌量がピークに達します。

眠る前に部屋をすこし暗くすると眠りに入りやすいのは、このメラトニンの働きをうまく利用しているからです。眠りに落ちる頃にはメラトニンの分泌はかなり活発となり、自然な眠気が訪れることになります。朝に向かってだんだんとメラトニンは減少するにしたがって、覚醒に近づくことになります。

年齢を重ねるごとにメラトニンの分泌は減っていきます。70歳を超えると、夜間になってもメラトニンの量は昼間と同じくらい少なくなります。このメラトニンの不足により、老人は朝が早く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。夕方以降に人工的にメラトニンを投与すると、老人も夜ぐっすりと眠れるようになることがわかっています。

40名無しさん:2013/07/04(木) 19:49:09
【メラトニン】

メラトニンは脳のほぼ真ん中にある『松果体』と呼ばれる、松かさに似た、トウモロコシ1粒くらいの大きさの器官から放出されるホルモンです。この物質がメラニン色素の量を変えることから「メラ」、そしてセロトニンから作られるから「トニン」の2つをくっつけたものです。
メラトニンの原料は、食事で摂取されるトリプトファンです。
トリプトファンにいくつかの酵素が働いてセロトニンが出来ます。
さらに別の酵素が働いてアセチル基とメチル基がくっついてメラトニンが出来ます。
メラトニンも「亀ーCーCーN」結合があり、脳を興奮させる。

◎ヒトや動物の1日のリズム(体内時計)を決めているのだろうか?
<1>動物:
「カメ・ワニなどの爬虫類やニワトリ・ハト・タカなどの鳥類では、皮膚のすぐ下にある松果体が、皮膚を通した光によって刺激を受け、メラトニンを生産することで、1日のリズムを作っている。動物ではメラトニンがリズムを作っています。」
<2>ヒト:
「ヒトでは、1日のリズムは、松果体ではなく、視床下部の一部である視交叉上核という部分が決めている。ヒトの松果体は脳の奥深くあるので、光は松果体に直接届かない。光のシグナルは目から入り、まず視交叉上核に伝わる。松果体がメラトニンを生産し、放出するリズムは視交叉上核が、その光の刺激で作っている。」
メラトニンは体内時計の調節を担う物質として知られ、夜間に多く分泌され、睡眠を促し体を休ませる。

最近の研究ではメラトニンが免疫系とも密接に結びついていることが分かってきた。
   メラトニンを与えると
ガン細胞を攻撃するNK細胞の数が増えたり、ウイルスを殺傷する食細胞の破壊力を高めたりする効果があることが報告されている。
不眠、時差ボケの解消。
ガンの予防
老化防止。
軽い抑鬱・性欲減退の・・・・・副作用あり

41名無しさん:2013/07/04(木) 19:52:02
【メラトニン】

体内時計の分子合成酵素を解明
「米国立衛生研究所(NIH)の研究チームは、体内時計を司る生体分子であるメラトニンの合成酵素の立体構造を解明した。
時差ボケの解消や抗体勤務の人向けの睡眠時間帯の変更、鬱病の治療などの新薬開発に役立つという。
解明したのはメラトニンが脳の松果体と呼ばれる場所で作られる時に働く『AA-NAT』と呼ばれる酵素の立体構造。これが分かると、暗くなるとメラトニンが合成され、明るくなるとメラトニン量が減る仕組みを解明するのにつながる。さらにこの酵素にくっついて作用を止める薬が出来れば、メラトニン量を制御できるようになる。

松果体で作られ血液中に放出されたメラトニンは、視交叉上核にあるメラトニン受容体に結合すると、体温を下げ、眠気を起こすことが確認されています。
ところが、夜中に仕事をしたりすると、夜になっても光が目に入り、メラトニンが放出されないので、体温も下がらず、眠気も起きないので、睡眠障害の原因になります。

<1>「経口避妊薬B-オーバルを服用する女性が、他のピルを服用している女性よりも気分が高揚し、陶酔感さえ感じる婦人も出てきた。B-オーバルには1回分にメラトニンが75mg含有していた。」
<2>「うつ病に悩む小年はメラトニンレベルが低い。
9歳〜15歳までのウツ病の少年たちのメラトニンレベルは、健康な同年代の少年より60%しかなかった。

原料(牛肉)に問題→狂牛病
2003年12月23日、アメリカでBSEが発生。
アメリカではそれまで、危険部位の使用を禁止していないので、牛の脳などを使ったメラトニンなどのサプリメントが出回っている。

42名無しさん:2013/07/04(木) 19:53:39
【メラトニン】

英科学誌「ネイチャー」や米の生物学専門誌「セル」はこのブームに手厳しい批判を浴びせている。
メラトニンは、脳内の松果体という豆粒ほどの器官で作られるホルモンだ。暗くなると血中濃度が上がり、朝になるとほとんどなくなるという変化を繰り返し、睡眠覚醒のリズムなどと関係があると考えられている。しかし、効果が分からず、欧米でも時差ボケ治療に使われていた程度だった。
「ネイチャー」は“誇大広告をうのみにするな”というという記事で“人間では効果が分かっていない”と批判した。
セルも“若返りネズミの実験は、特別なネズミを使っているうえ、全部の寿命が延びたわけではない”などと手厳しい。
内分泌学を専門にする日本医大の若林一二は
“メラトニンは動物によって効果が違うことが分かっている。
ネズミに効果があっても人間ではどうか分からない”と話す。

米トーマス・ジェファーソン大学の研究グループは、人間の体内時計を司る生体分子であるメラトニンに脳の神経細胞の障害を防ぐ働きがあることを発見した。
脳神経細胞を傷つける活性酸素を無毒化する。
メラトニンに類似した物質を開発すれば、脳神経の障害が現任で起こるパーキンソン病などの治療薬として期待できそうだ。
研究グループはマウスにメラトニンを投与し、10分後に脳細胞を傷つける働きがある物質を与えた。さらに30分後にメラトニンを投与したところ、マウスの脳細胞はほぼ無傷で残ったという。

43名無しさん:2013/07/04(木) 19:58:38
メラトニンが含まれる食べ物


ケール

4,300 ng



オート麦

180 ng



とうもろこし

139 ng





100 ng



カイワレ大根

86 ng



しょうが

58 ng



バナナ

46 ng



トマト

35 ng



キャベツ

10 ng

44名無しさん:2013/07/04(木) 20:01:05
【メラトニン】

メラトニンは、脳内の松果体において生合成されるホルモンです。網膜から入った外界の光刺激は、体内時計(生物時計、視交叉上核)を経て松果体に達します。明るい光によってメラトニンの分泌は抑制されるため、日中にはメラトニン分泌は低く、夜間に分泌量が十数倍に増加する明瞭な日内変動が生じます。ただし、昼夜の区別のない環境(窓のない密室内など)でも、体内時計からの神経出力によって昼高夜低の日内変動は続きます。逆に、強い照明(1000ルクス、コンビニの店内など)を浴びれば、夜間であってもメラトニン分泌量は低下します。すなわち、メラトニンは体内時計と環境光の両方から調節を受けています。
 多くの生物でメラトニンは生体リズム調節に重要な役割を果たしています。鳥類での渡りのタイミングや季節性繁殖(メラトニンには性腺萎縮作用があります)などの季節のリズム、睡眠・覚醒リズムやホルモン分泌リズムなどの概日リズム(サーカディアンリズム)の調整作用があります。
 メラトニンには催眠作用があるため、欧米では睡眠薬としてドラッグストアなどで販売されており、日本でもインターネットで並行輸入が可能です。しかし、一般的にメラトニンの催眠作用は弱く、寝る前に服用しても寝つきは若干良くなるものの、不眠症の改善効果は乏しいことが分かっています。非24時間睡眠覚醒リズム、睡眠相後退症候群、交代勤務睡眠障害、時差症候群などの概日リズム睡眠障害(睡眠・覚醒リズム障害)に対してはメラトニンが有効ですが、メラトニンのリズム調整作用を十分に引き出すには特殊な時間帯での服用が必要です(寝る前ではありません。時間帯を決めるには睡眠検査が必要です)。

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