クラッシク 747 INS ?
写真は、エールフランスの747のデルコ社のINS(カルーセル?)です。日本航空747で使われているものと同型です(ちなみに日本航空ではDC-10はリットン72Rでした)。リットン社との外観の違いは、よく見比べると微妙に違うのがわかりますね。この2社のINSのコンピュータープログラムは異なり、リットン社の方が、緯度・経度の若干のミスデータ入力をしても機械が受け付けてしまう可能性がありました。デルコ社のものはミスデータを入力(到着時の緯度・経度をコンピューターが記憶しており、出発時の緯度・経度が到着時のものと異なって入力された場合等)をするとウォーニングが出るようになっていました。この辺の記載は、柳田邦男氏の「撃墜・大韓航空機事件(中)」講談社文庫に詳しく出ています。柳田氏の事故を多面的に冷静に見る眼には本当に感心いたします。