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航空用ヘッドセット図鑑 掲示板 - パイロット 航空管制官 ヘッドセット 掲示板

1307図鑑作者S:2011/04/06(水) 19:14:10
JALのHPより
JALのHPよりキャプテンの書かれた記事です。ヘッドセット好きの方ならこの内容はよく理解できますね・・!

「さて、機内アナウンスをする際、私たちがどのようなマイクを使っているか、ご存じの方はあまりいらっしゃらないと思います。
 コックピットには、皆さまの席へ音声を伝えるための放送装置が三種類あり、まず一つ目は、電話の受話器のような形をしたマイクです。機内で、客室乗務員が受話器のようなもので、連絡を取り合っている様子をご覧になるかと思いますが、これと同じ装置がコックピットにもあり、感度が高く、主に機内アナウンスで使用します。
 二つ目は、ヘッドセットに付いているマイクです。操縦席に座っているとき、私たちパイロットは管制官との交信のためにヘッドセットを装着します。この装置は、スイッチを切り替えることによって、地上にいる整備士や客室乗務員との連絡にも使うことができ、さらには機内アナウンスでも使用できるという汎用性があります。
 三つ目は、バス旅行などの車内で、ガイドさんが使うようなマイクです。主に出発前の準備中、地上スタッフとの交信に使います。

 皆さまへの機内アナウンスには、最も感度の高い受話器型のマイクが望ましいのですが、天候が良くない状況を運航しているときなどは、操縦に支障が出ないようヘッドセットに付いているマイクを使うことが多くなります。この場合、口とマイクの位置によってはアナウンスが聞こえづらくなるため、お客さまに声がしっかり届くよう、注意して話すよう心掛けています。
 以前、機内アナウンスをした際の失敗談ですが、挨拶と飛行状況の説明を一通り終えたところ、航空管制官から「そちらの運航状況がよく分かりました」と返答があり、ビックリしました。自分では機内のお客さまに話していたつもりだったものの、スイッチを押し間違え、管制官や他機に向かって、長々と話していたのです。
 桜が咲く春の時期は、季節の話題を入れるなどして、アナウンスにもひと工夫するこの頃です。」

http://www.jal.co.jp/entertainment/cockpit/




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