したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が901を超えています。1001を超えると投稿できなくなるよ。

大河×竜児ラブラブ妄想スレ 避難所2

779文化祭の夜に ◆fDszcniTtk:2012/04/05(木) 23:44:12 ID:???
「そんで、竜児。アイデアは浮かんだの?」
「つーか俺に振るなよ。お前が引き受けたんだろうが」
「何言ってるのかしら。あんたは私の犬なんだから私に仕えるのが当然でしょ。ほら、考えなさい」
「まったくよう。自分で考えつかないならやるなんて言うなよ」

小さな借家の狭いリビング。畳の上に置いたちゃぶ台をはさんで、竜児と大河がいつものようにいがみ合う。この小さな家ではおなじみの光景である。本人達は決して認めないだろうが、既にホームドラマとして成り立つほどのコメディっぷり。

第何話かすらわからないほど繰り返されているコメディだが、今夜の話はちょっと毛色が違っている。なんと文化祭の出し物のシナリオを大河が引き受けてきたのだ。その場にいた竜児は当然止めたが、竜児ごときの意見を聞く手乗りタイガー様ではない。
わ・た・し・が・や・る・の!と大声でクラス全員の前で竜児に噛みついて、で、帰ってきたら全部竜児に丸投げである。

「ったくよう。何が嬉しくてこんなもの引き受けるんだよ」
「嬉しくないわよ。仕方ないでしょ。夢に見たんだから」
「夢?…また予知夢かよ」
「まあね、独身が勝手なことしてプロレスにしたって所もあってたし、ロン毛虫が勝手なシナリオ作ってきたのもあたってた」
「お、おう」
「これは北村君に私の悪印象を与えないために必要な回避措置なの。ついでに毛虫のシナリオ見たら、恐ろしいことにそれも夢の通りだったわよ」
「どんな話だったんだ?」
「私が悪の魔王で、あんたが手先」
「手先って何だよ!」
「知らないわよ。とにかく、あんたの手先役も回避してやったんだから感謝しなさい。ほら、考えて」
「ったくよう」

ほら、考えてと言われてさっと話が出るほど竜児には文才はない。国語の成績がいつも飛び抜けていい能登あたりには、あるいは造作もないかも知れないが、竜児の国語の成績は他の教科と横並び。
そもそも成績はいいのだから国語も悪くないが、ちょっとテストに出ないあたりに実は落とし穴がある。創作だ。

竜児の創作能力がかなり残念なものであるのは、4月のラブレター騒ぎで光が当てられた詩集を読めばある程度想像が付く。

なのに、考えよ!と手乗りタイガーは仰せである。そこで、なるべく自分の智恵を絞らずに済む方向に誘導などしてみようと竜児は考える


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板