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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 避難所2
747
:
未来への帰り道
◆SDgyzlIVWY
:2012/02/26(日) 13:02:58 ID:???
「なんだよ・・・・・やっぱり動けんじゃねえか」
どこぞへと引きずられていく竜河をただ見つめることしか出来なかった泰児だった。
* * *
竜児がシャワーからあがったのは竜河が大河に引きずられて消えたそのすぐ後だった。
「あれ?大河と竜河は?」
「どっか行った。晩飯を残さなかったのが逆鱗に触れたらしいけど」
「ったく。あの二人は・・・・・」
そう言いながら竜児は冷蔵庫から缶ビールを取り出し泰児の隣に座る。
「あれ?飲んでこなかったのか?」
「大河がいるからな。結局ほとんど飲まなかったな」
「よくやんな。親父はよ」
「そうか?」
まんざらでもない様子で缶のプルトップを開ける。
会話は弾まない、けど仲が悪いわけではない。それが彼ら二人の日常なのだから。
「今日の晩御飯は何にしたんだ?」
「トンカツ、まあほとんど無理やりにな」
「そうか・・・・・・・悪いな、いつも」
「なんだよ。藪から棒に」
「いや・・・・・・・なんとなく、な・・・」
そう言いながら、ちびちびとビールを喉に流し込んでゆく。
この前冬は寒いからビールは飲みたくないって言ってたばっかりじゃねえか。
酒をあんまり飲まないあんたがこうして飲むってことは、
どうせ俺との会話の機会を設けるつもりだったんだろ?お見通しなんだよ、息子舐めんな。
竜河のつまらないことでうじうじ悩むのは親父の遺伝だったか、と今さらながら認識する。
「いいって、そんなこと。料理するの嫌いじゃねえし」
「でも・・・・・・」
「いいんだよ、ほんとに。だって・・・・・・・」
俺達は、家族だろ?
そのたった一言で竜児は何かが吹っ切れたように、
その恐ろしい顔で恐ろしい笑顔を浮かべる。
そのうちに大河と竜河が戻ってきて、高須家も団欒の空気に包まれる。
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