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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所

290◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/07/09(木) 22:57:53 ID:???
 ぜんぶ、してやる。
「うぐ、うぐ、うーっ! んっ、んっ、んぐ! ひ、ひどっ! ひどいの! も、もう、許して! め、命令してっ! りゅ、りゅうじっ! ひ、ひど……許して、許してっ……あーっ!」
 耐えきれず舌を出して声をあげる以外、ちいさな歯を食いしばって耐え続けている大河の頬を、竜児は手のひらで優しく撫でて、
「可愛いよ大河。俺のおもちゃ。愛している。イけ」
 命令した。
 絶頂をこらえて辛そうに眇められていた大河の瞳が、わあっと花が咲くように見開かれて星を散らした。こらえて硬くしていた薔薇の唇もふわりと開いて、その一瞬の自由に、大河は、
「愛してるの。使って」
 驚くほどはっきりと、そうとだけ言って。
 絶頂した。
 痙攣して、匂いと涙と汗を散らして、大河は白く美しい動物になる。
 淡色の髪雲を従えた、熱く滑らかな動物になる。
 その動物のいやらしい穴に、竜児は漲り切った勃起を突き入れた。
 熱くきつく濡れて狭い穴に、竜児は何度も突き入れた。
「おーっ! おーっ!」
 大河が可愛い獣の声を上げる。
 精液搾取の反射に白い尻を跳ね上げる。何度も竜児をきつく締める。
 切れぎれに放尿して、竜児の股間を熱く濡らす。
 すべて捧げてくれているのだ、この女は。
 途方もない。
 おのれに何が返せるというのか。
 絶頂する大河を貫きながら、絶頂を越えて貫かれる大河の快感が竜児に流れ込んでくる。
 今夜何度もそうしてきたように、またも竜児は涙する。
 涙すら流す。
 そして、気づいた。


 俺は大河の涙を流しているのだと。


 泣きながら、突き入れて。
 竜児はとうとう気づいたのだった。
 大河がすべてを捧げてくれたから、竜児は大河の涙すら流すのだと。
 俺の身体を流れる甘い疼き。身体の奥の知らない臓器に流れ込み散る、毒のように甘い流れ。
 知らぬはずだった。そんな臓器など、俺には無い。
 それがあるのはきっと大河だ。
 大河から、来ているのだ。
 大河がすべてを捧げてくれるから。
 泣きながら、突き入れて。
 いまや今宵の初めてのキスの謎すら解けたのだと思う。
 唇におのれのすべてを込めて。
 大河は最初から竜児にぜんぶを捧げてくれていたのだ。
 だから竜児は大河の涙を流す。
 大河を苛む快感に想いを寄せて、大河を貫く快感をこの身に受け止めて。
 だから竜児は大河の涙すら流す。
 それこそが愛だと思っていた。
 これほどに愛しているのに、なぜ射精できないと思っていた。
 泣きながら、突き入れて。
 竜児にはわかった。愛はそれだけではないと。
 おそらくふたつの愛があるのだ。その両方がないと完成しないような、ふたつの愛が。
 大河が捧げ、俺が受け止める。これは愛だ。ただし奪う愛だ。
 いけないわけではない。それも無くてはならない愛だ。
 けれど、わかった。
 俺はわかっていなかったことが。


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