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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所
189
:
◇eaLbsriOas
◆dvuHYisf.g
:2009/06/26(金) 20:38:55 ID:???
「りゅ、竜児……っ!」
「た、大河……?」
ふたりは動いてなどいなかった。しかもふたりは動いていた。
ただ、つながったままでよかった。動く必要なんてなかった。
それだけで、つながったところから、激しい快感がふたりの身体を貫く。貫く。貫く。
大河の腰はひたすらに跳ねて、竜児のものを締めつける。竜児の尾骨から脳天へと快感が走る。
ふたりは喘ぎ、震え、涙と汗を散らす。
「もう……がまんならないわ……」
「た、た、た、たい、が……?」
狂おしい快感の嵐の中で、竜児はさらに驚かずにはいられない。
さっきまで快感に苛まれて眉をひそめ、切なそうに目蓋を震わせ、桜色の舌を薔薇色の唇からのぞかせて甘く可愛く喘いでいた大河が。
なんてちいさく、華奢で、熱く、濡れて、震えて、白く、淡色で、桃色で、甘やかに香り、可愛く、可愛く、可愛いのだと、竜児の脳髄を痺れさせていた大河が。
その、大河が、大きな瞳にほとんど殺意の光すら溜めて、虎も虎、猛獣もいいとこの、ものっっっすごおおおおっっっい目つきで、やおら竜児をガン睨みしてきたのだ。
わけがわからなすぎた。
謎多き今宵においても、最高の謎の出現であった。
大河は声音も低く、低く、低く。獣のように唸って。
吼えた。
「この……犬っ!」
「ひっ!?」
「駄犬!」
「ひっ!?」
「グズ犬! エロ犬! 馬鹿犬! ドジ犬! ブス犬!」
「ひっ!? ひっ!? ひっ!? ひっ!? ひっ!?」
なに犬、かに犬、あれ犬、これ犬、それ犬……と、ひたすら大河は竜児を罵り、睨む凄まじさもあいまって。
ひっ、ひっ、ひっ、ひっ、ひっ……と、ひたすら竜児は大河の罵りにのどを引きつらせて合いの手を入れるばかり。
なんとここに来て深夜の罵倒のスーパーメドレー、悪口の天才・大河オンステージの開幕であった。
やがてさすがに犬メドレーが終わったかと思いきや、
「グズ犬野郎! エロス野郎! スク水野郎! ドグズ野郎! ドブス野郎! ドエロ野郎!」
「ひっ!? ひっ!? ひっ!? ひっ!? ひっ!? ひっ!?」
意味がかぶろうがおかまいなし、野郎メドレーのスタートなのだった。
しかもその間、大河が叫ぶのにあわせるようにして、大河の熱くて狭い穴は竜児の勃起をぎゅうぎゅうと甘くきつく締めつけてくるのだ。ひとたびキスで解けてしまった魔法は、大河の罵倒の嵐の中でも絶賛解消中なのである。
目と耳からは大河の罵倒、鼻と肌からは大河の愛撫、それもこれもと竜巻のごとく入り混じり、怒涛のごとく竜児の身体に流れ込む。地上にあって人の身体にこれ以上の混乱があるものかと。
罵倒にあわせてひっひと律儀にのどを鳴らしながら、竜児の凶眼すらただひたすらに白黒と明滅、過剰する意味、絶対の無意味の狭間で狂気の淵に立たされる。右を向いても大河、左を向いても大河、上も下も前も後ろも大河大河大河大河。心も大河によって完全包囲、針すら立たぬ零次元に風前の灯火となったわずかな意識で竜児は思う。
地獄の罵倒に天上の快楽、いったい大河は俺の身体に何を刻み込もうというのか。もしこの罵倒の渦の中でおのれが絶頂を迎えてしまったら、いったい俺の身体にどんな不滅の刻印が焼きつけられるというのか。もしこれでなくては――大河の天才的な罵倒に晒されながら、大河のめくるめく甘美な身体に包まれながらという、もし、コレでなくてはイケないカラダになったとしたら。どう考えても、どう考えても、どう考えても、それは。
ド変態。
弩のつく変態、ド変態。
超々々弩級ドドドド変態。間違いない。
もちろんそれも大河とのこと。愛だとは思う。愛があるとは思う。愛である。ただし。
愛だとしても歪んだ愛。愛があっても歪んだ愛。歪んだ愛である。間違いない。
永遠に続く罵倒、無限の濃度の愛撫にさらされながら、しかし竜児は思い始める。
それでもいいのかもしれない、と。
それでもいいのだろう、と。
それでいいはずだ、と。
それでいいのだ、と。
それがいい、と。
ド変態、歪んだ愛、なんであろうと。
大河がそれを望むのであれば、それがいい、と。
大河とともに在れるのなら、それでいい、と。
心の中心、面積無し、線分無しの零次元の頂から、宇宙のすべてとなった大河という名の真っ暗闇の底なしの淵へ。
落ちよう。堕ちよう。堕ちてしまおうと。
あふれる愛を抱いたまま、竜児が一歩を踏み外そうとした。その時。
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