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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所

108◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 21:12:12 ID:???
 大河は動きをとめて、きょとんと。
「最初は、私の、中で……?」
「そうだ。最初は、おまえの、中で」
 大河の大きな瞳を覗き込んで、竜児は慎重に言葉を区切って繰り返す。通じるか、はたして――
 大河の頬に朱が散る。瞳を開けているのも辛そうに目蓋をふるわせて、薔薇色の唇は小波に結んで何かを耐えるよう。
 通じた! 竜児は心で快哉を上げる。これは大河がほだされた時の表情、無意識に胸を片手で押さえるのはときめきの証。よつんばいになっていた大河は小さな尻すら跳ねさせて、
「ひゃっ! な、なんで……? 竜児を責めてる時は、平気だったのに……っ!」
 ふるふると震えだし、跳ねる尻を抑えられなくて困りだす。
「く、くやしいけど……わ、私も限界、だったみたい……こ、興奮、してたみたい……っ」
 竜児にしてみれば、してやったり、なのである。優しい声を作ってみせるも、魔界の欲情大浴場の番台に座っている若手ナンバーワン詐欺師のように凶眼がギラついているのは、今ここにおいては誤解だとはとても言えない。
「そうか……嬉しいよ、大河。さ、早くゴムをつけさせ」
「待って!」
 きっ、と大河は、驚くべき気丈さでもって竜児を睨みつけて言う。
「私にさせて。ゴムつけるの私にさせて」
「お、おう、そりゃかまわないが。おまえそんな状態じゃ……」
「大丈夫」
 そう断言して、震える大河はぎゅっと目を閉じる。竜児のモノもぎゅっと握り直す。
「おう……っ」
 漏れてしまった竜児の声は快感のものか感嘆のものか。どちらともつかぬ早さで大河の震えがぴたりと止まった。人体の不思議を目の当たりにして竜児は驚く。大河の瞳がすうっと開き、
「……ね!」
 竜児を見つけて確かな輝きを宿す。かっこいい、とすら竜児は思ってしまった。
「おう……すげえな、おまえ」
「まあ、そういうものだということよ。さ、竜児、袋を切って、ゴムを載せて。後は私がやる」
「お、おう」
 進化の止まらぬ大河の得た、新しい悟りの中身も気にはなったが、とりあえず竜児は言われるまま、ゴムを取り出し、精子袋をねじって勃起の先端にかぶせる。ここからが難しい……
「オッケー。後はまかせて」
 神技、であった。
 大河はまず空いた片手で筒を作って、上から下へするりと輪になったゴムを落とす。そのまま根もとを握っていた手とスイッチして空けた手でまた上からするり。その手をスイッチしてまたするり。するりするりと五回こすって、最後に始めに握っていた手を戻して、完成。
「おおう……っ!」
 竜児の勃起は薄いゴムに見事に包まれていた。罵倒と暴力と身だしなみのほかに、コンドーム着けが新たに大河の得意技に加わった瞬間であった。
「おおおおおう……っっっ!」
 感嘆するほかない。パチ、パチ、パチパチパチ……やがて竜児は拍手さえしていた。
「どう?」
 得意気に顎をしゃくった大河は、どうだ見たかと言わんばかりの表情で竜児を眺める。
「……すげえ」
「すごい?」
「すげえ! すげえなおまえ! なんだ、なんなんだどうやった!?」
「先にあんたのトライを見てたからね、きっとこうかなって。でなきゃ無理だったかも」
 なんと竜児のフォローまで忘れない、冴えまくりの大河は、
「惚れた?」
「おう、惚れた! 惚れ直した!」
 ふにゃんと目を細めて微笑む。そして大河はなぜか頭を垂れてつむじを竜児に向けてくる。


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