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大河×竜児ラブラブ妄想スレ 新避難所

101◇eaLbsriOas ◆dvuHYisf.g:2009/06/19(金) 21:05:51 ID:???
 そういうもんなのか……と竜児はひと思案して、
「おいで、大河」
 優しく声を落として、手をさしのべる。
 なにやら大河は急に頬を上気させて、唇は蕾からむにゅむにゅと波形に、照れたように瞳も伏せてしまう。ああ、この顔なんだよな……と竜児は思う。
 片手で胸を隠しながらにじにじと膝歩きしてきた大河を、竜児はその大河の熱い両腋に手を差し入れ、ひょいとお人形のように持ち上げて、あぐらをかいた自分の膝に横座りさせる。ちいさな尻まで隠すほど長い大河の淡色の髪が、竜児の太ももをふわふわと撫でて心地よくくすぐる。
 いったいなにがそんなに嬉しいのか、さっきまでのお冠はどこへやら、大河は頭を竜児の首もとに、ごんすりすり……と頭突きアンド擦りつけの猫コンボで懐いてくる。もちろん竜児だって嬉しいのだが。
「大河、ちょっといいか?」
 言って、竜児は手ブラをしている大河の細い腕をそっと掴む。見上げてくる大河の、長い睫毛に縁取られた、鳶色がかった煌く瞳を、竜児は夕空に向ければカラスをぼとぼと落とせそうな禍々しい眼光で眺める。優しく見つめ返しているのだ。もちろんそれは大河も知っているはずで、コクンとうなずき、
「あんまり見ないでよね……」
 そう言って大河は、胸を隠す腕を解く。薄く可愛くふくらんだ、ミルク色の胸があらわになる。竜児は大河の華奢というにも細い腰を抱き寄せて、反らせたその胸に顔を寄せる。予感に震える大河の、つんと上を向いた桜色の乳先をそっと唇に含む。
「あっ」
 竜児は胸から顔を離して、大河の顔を見て言う。
「その声だよ、大河」
「えっ……よく聞いてなかった、から……もう一回……」
 竜児は微笑んで。
 ちゅっ。
「あっ!」
 ふたたび、腰を跳ねさせる大河の顔をうかがう。
「お、覚えるから……もう一回……」
 ちゅっ、ちゅっ。
「あっ! あっ! りゅうじ……っ」
「その声……その顔だ。可愛いよ、大河……覚えたか?」
「……も、もうちょっと練習するから……もうちょっと……」
「……おまえわざとやってるだろ」
「ん……えへへ」
 途中からおねだりしていた大河はバツの悪そうに舌をぺろっと出して照れ笑いするが、
「あっ、竜児!」
 と、竜児の股間を指さすや、ぴょんと竜児の膝から跳び降りて、
「わーい、勃った勃った! 竜児が勃った!」
 にわかにお下劣なアルプスの少女・大河になっていた。
「さ、竜児、早く!」
「おう!」
 はしゃぐ大河にうながされ、竜児はこれが最後と三つ目の袋を開けて、ゴムを装着しようとする。
 ああ、だが、しかし。
 先端に載せて、輪のように丸めてあるゴムの端を竿に沿って降ろそうと焦るほどに。
 膝をそろえて屈み、わくわくと覗き込む大河の目の前で。
 しくじって、やがて竜児の男根は硬さを失い。
 しおしおと、おちんちん形態に。
 オゥマイガッ……。
 ジーズ……。
 シッ……。
「……」
 がっくりと竜児は肩を落とす。振り出しに戻っていた。
 振り出しどころか、箱に入っていた最後のゴムが死んでいた。
 終わり、なのだった。


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