その3「黒執事、Book of the Atlantic」
作中で描かれた個々の事象の描写は、結構魅かれるものはあったと思う。
豪華客船内におけるゾンビパニックとか、沈没までのタイムリミットサスペンスとか、田村ゆかりの100人斬りとかw
ただ、それらを含む作中の描写やエピソードそのものが、有機的に絡み合っていないという感じ。
美形キャラのバトルシーンも、それだけをそこにポンと置かれただけ、みたいに思えて、なんかちぐはぐな感じだった。
前作の「Book of Marder」、館ミステリ仕立ての一品で、ミステリとしては素っ頓狂なものだったが、
ストーリー全体としてはそちらの方が、まとまりがあったと感じるな。
映画の感想その1「映画、中二病でも恋がしたい Take On Me」
キャラクターの動かし方やセリフの応酬はおもしろい。モリサマーと凸森のキャラ配置は、一種の萌えの理想の形と思うし。
ただ、ストーリー展開はTVシリーズの焼き直しでしかないよなぁ、これは……
だから、かな? 主人公たちを諫めるトオカ姉さんを、これほどありがたい存在と思ったことは無かった。
この人の存在が、何とか物語を締まったものにしてたと思う。