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生徒会の一存SSスレ part5

1名無しさん:2010/10/28(木) 06:58:15
ここは生徒会の一存シリーズの小説を創作、投稿するスレです。
オリジナル、二次創作、短編、長編、なんでも構いません。
普段想像している物語を思う存分表現してください。
作家学生『杉崎鍵』や偽装作家『葵なんたら』に
負けないくらいの小説を創作してみましょう。

■前スレ
生徒会の一存SSスレ part4
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7556/1272334990/

799ぬこくん:2013/01/23(水) 16:50:52
出来ました!投下します。
進撃の企業 第一章
「ん?電話だ。あ....切れた。」
誰からだったのだろう?
俺こと杉崎鍵は真儀留先生に絡まれ生徒会に遅れている。(絡んだ理由は暇だったかららしい。)
はぁ。忙がないとなぁ。あ。その前に着信履歴...と
あ。トヲルからだ!だが...何故?そういや前に近いうち来るとかいってたような...
電話してきたということは....。っ!
「まさか.....今日?」
.....ああああああああああ!!!!!
ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!落ち着け落ち着け......。ふう、
デ〜デ〜 「!」メールだ!まさか......俺はおそるおそる見ると......
「今、碧陽に向かっているよ(^_^)」
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!
あ!もう生徒会室のまえだ!
「みんなあああ!!!!!」
『えぇ!何!?』「うわあああん!」
「落ち着けー!」トガシャア「げふん!」〜杉崎復活まで5分お待ちください〜
「復活ー!」「お〜。結構早くなったな!」すず、張本人の深夏はお茶を飲んでいた「誰のせいだあ!」
「失礼な。気絶..げふん!落ち着かしたのは私だぜ?」「今気絶っていったなぁ!」
「杉崎〜ベラベラうるさいよぉ!」
「そうそう。キー君はいつもうるさいのよ。」
「三年二人で総攻撃!?酷い!」
「それよりキー君。」「それより!」 「何か大事な事があるんじゃないの?」知弦さんに言われて考えて見る。
えっと.........そういや......... !
「あああああああああああ!!!!」
「また!?」「実はみんな!!!かくかくしかじかで!」「「「「えええええええええ!!!」」」」
〜生徒会が落ち着くまで2分御待ちください〜
「「「「「杉崎(キー君、先輩、鍵)に義兄さん何ていたの!?」」」」
「あれ?言ってませんでした?一応ここの卒業生らしいですし。」
俺の発言て空気かよ....
「キー君。その人の名前って何?」「え?トヲルっていいます。」
「っ!」「どうかしましたか?」
「いや。何でもないわ。その人カヲル君みたいな名前ね。」
「名前だけでなく顔や髪型や性格や声なども似てるんですよ。」
「「「ええ!すごい!」」」「髪が黒いとこ以外そっくりです。」
「凄いなその人....」「真冬も期待しています!」
ああ。真冬ちゃんか、「....何を?」真冬ちゃんのことだ。想像はつく。
「BLです!」「やっぱりかあああああ!!!」「兄x弟....ペンが唸ります!ハァハァハァ」「やめろおおお!!!俺とトヲルを絡ませるのはぁ!!!」
「あたしは...」「お、深夏はなんだ?」深夏の言うことも想像できるかも「A○フィールドはれる奴がいいなっ!」「何この姉妹!」
「A○フィールドは心の壁!だぜ!」「トヲルは普通の人間だよ!使徒じゃあねええ!!!!」はぁはぁはぁ...
疲れたな...
「ねーねー杉崎。」「何ですか?会長。」今度は会長か?
「ウサマロくれるかなー♪」「最早人物像でもない!」ある意味凄いよ!会長!
「もうすぐ来るかもなー早く来ないかなっ!」「いや、持って来るか分かりませんからね。」
えーと会長が言ってたが普通そうだろ。
それにしても知弦さんボーッとしてるなぁ。「知弦さ「ひゃあ!」
ど、どうしたんだ?「あ、ああ、ごめんねキー君。」
「多分あと少しで来ると思います。もう少し待ってください。」
「失礼します。」「!!」生徒会室に緊張が走った!
続きはあとで書きまーす。

800ぬこくん:2013/01/23(水) 21:06:15
続きです。
深夏視点
鍵の兄貴か...どんな人が来るのだろう?
やっぱりA○フィールドはれる人だよなー!
「失礼します。」「!」
生徒会室に緊張が走る!ガラガラガラ
開いたドアの前にいたのは...
「.............」黒い髪の、カヲル君、だった。
おおおっ!すげええ!そっくりだ!
あたしのテンションがすごい上がって来たぜ!
「はじめまして、生徒会の皆さん。
いつも鍵がお世話になっています。義兄の杉崎トヲルです。」
杉崎(兄)視点
「久しぶり。鍵。」本当に久しぶりだなぁ…。
すっかり大きくなっているなぁ。僕と背丈同じくらいじゃないか?
「トヲル!久しぶりだなぁー!」
....頭の方は小さいままらしいけども。
「はははじめましして....」
「ああ、桜野くりむさん....かな?」
凄く小さいなぁ。会長、なんだっけ?
......穏やかな学校になってそうだな。
「甘党、なんだっけ。はい、お土産のご当地ウサマロ東京限定版。」
「そんなウサマロあんのかよ!」
「本当!ワーイ!はむはむ美味しい~。ありがとう!」
「ふふっどうも。はい椎名真冬さんにも。WiU」
ゲーム好き、らしいけどこれでいいかなあ?
「え!えええ!はうううう....」
あれ、僕のお土産そんなに嫌だったか?
「悪い、真冬は男が苦手なんだよ。後で渡しとくから。」
「ありがとう。椎名深夏さん」ニコニコ
あれ、深夏さんの顔が凄く赤くなっているな。どうしたんだろう?
「トヲル...少しは自覚しろ。」
何をだよ........。鍵。
そして.........
「知弦さん、久しぶり。」
「ん?何で初対面なのにそんな挨拶を?」
「それは僕が入学式の時、知弦さんに会ってるからだよ。ねぇ知弦さん?」
「ええ、そうよ。」
「えぇ!私トヲルさんに会ってないよぅ!何で知弦だけ!?」
「アカちゃん入学式終わったらすぐ帰ったじゃない。」
そう言えば小さな新入生がすぐ帰ってたな。
「うう...すぐ帰らなきゃよかった。」
「それで、私は残って少し校内を見てたの。
そしたらトヲルさんが少し校内を案内してくれたのよ。
そして教室の所で少しね、悩みを聞いてもらったの。
私は少し泣いちゃって....そ、それでトヲルさんに.....」
「何いいトヲルになにをされたんですか!」
「うん、それはあたしも気になった。」
「真冬もです〜。」
「トヲルさんに....抱きしめてもらったのよ。」
「「「「ええええええええええええええええ!」」」」
「それで私は凄く嬉しくて、号泣してしまったのよ。」
「ああ、あの時は恥ずかしいとか、そんな気持ちはなくて
ただこの一人の少女を癒してあげたい。そういう気持ちだったんだよ。」
「おい、トヲル。」
「ん?何?」なんだろう?
「みんな号泣している!」
「本当だ!そんなに感動的だった?」
「ううう....いい話だよお…。」
「あたしは今モーレツに感動している!」
「いい話ですうー。うっうう」
「「...じゃあ後始末よろしく。キー君(鍵)。」」
「何故俺があああ!!あんたらの話だろうがあああ!!」
「駄目よキー君。私達これから買い物に行くから。」
「それ聞いたら阻止したくなりました!うおおお俺のハーレムううう!!!!」
「ホイッと」「ぎいいいやああああ!!!!!」
「じゃあ行こうか。知弦さん。」
「そうね。トヲルさん。」
ああ、鍵にメモと....これでよし。
「じゃあ行こうか。」
ガラガラ
「......(ピクピクピク)」
「うわああああん!」
〜生徒会室は地獄とかしました〜
ハーレム....か、鍵の傷ももういえたみたいだね。
「鍵がちょっとうらやましいな。」

謎のビルの地下
『トヲルが今の生徒会と接触したようだな。』
『問題はない。既に手は打ってある。それにあの学校には【奴】がいるしな』
『いざとなれば「残響死滅」もいる。恐れる事はない。』
『では....3年前のあれを奴にまた味会わせてやる。』
『それでは最後に』
『ゼーレのために。』
恐怖が少しずつ近付いて来ていた。

トヲルのメモ
(鍵の家に泊めてさせてね♪
生活費は自分で用意します。合カギも作っておいたので。では家で!)


以上です。第一章はまだ続きます。


駄文失礼しました。

801笹菜育巳:2013/01/24(木) 01:21:30
GJです!
次回も楽しみにしてます。

さて、明日(もう今日だが)2話を書き始めます。なので、
明日の夜はこのスレを空けておいて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
確か美羅の能力使用中に終わったので、その先の話を書きます。
お楽しみに〜。

802ぬこくん:2013/01/24(木) 05:48:52
ありがとうございました。
育巳さん、僕はアイディアがうかばず
投稿凄い遅くなりそうです。

803笹菜育巳:2013/01/24(木) 21:16:32
ダイジョブですよ。インスピレーションは人それぞれですから。多分。
では、こちらも始めさせて戴きます。ちょっとずつ落としていきますね。どうぞ!

804SunnY Side StorY:2013/01/24(木) 21:42:50
[約3時間後]
「…つまり、この世界は終わる筈だったのに俺のせいで続いているって事か?」
「ええ、間違いなく、鍵くんの能力の効果よ。本来なら去年のクリスマスを迎える前に世界が滅亡する筈だったのよ」
此処は生徒会室。
俺たちは美羅の力によって此処へ移動していた。
「そんなことよりさ、」
深夏が口を挟んだ。
「美羅が使ったさっきの力について説明しろよ」
「いいえ深夏ちゃん、本当の世界を理解しないことには、不可思議現象も理解できないわ、だから今は静かに聴いててちょうだい?」
知弦さんが上手く深夏をなだめていた。
「しーちゃん、もうすぐ終わるからちょっと辛抱しててね♪」
「だーーっ!あたしを子供扱いするなー!」
久々に深夏がいじられている。
言い忘れていたけど、美羅はすでにみんなのことをあだ名で呼んでいる。
しーちゃんとは深夏のことだ。
「で、なんで俺の力で世界が続くんだ?深夏も言ってたけど、能力ってのが分からないと理解できないぜ?」
美羅はそうね、と少し考えると、
「廚二病が現実になったようなものかしら」
めっちゃ傷つくこと言われたぁーーー!!

805笹菜育巳:2013/01/24(木) 22:05:52
また後でー。

806SunnY Side StorY:2013/01/25(金) 02:20:54
「あのね美羅さん、俺達に廚二病は禁句だよ…いろんな意味で」
「そう言われてもなぁ」
美羅は真剣な顔で言った。
「で、美羅のあの力の名前はなんだ?」
美夏が笑顔で聞いている。美夏は好きそうだもんな。
「私の力は時空間超越"オーバー・ディメンション"よ。効果は時間と空間の移動ね。対象は認識できる全てのものだから、鍵くんだけブラジルに飛ばしたり出来るの。ただ、私か飛ぶ対象がその場所を認識していることが条件ね。」
ややこしいがつまり、
「テレポートとタイムワープってこと?」
会長に美味しいとこ全部持ってかれた…クスン。
「すごい!アカさんそんな言葉よく知ってますね!?」
「もちろんだよ!会長だもん。ところで私にはないの?」
おいおい会長いくら何でもそれは無いだろ…
「勿論ありますよ」
あるのかよ。
「でもここでさっきの話に少し戻るんですけど、滅亡する筈の世界で人類は2人生き残るんです。
伝説や神話の通りにね。で、私がいた場所ではアダムとイブと呼ばれていました」
「そのアダムがキー君で、イブが日比谷さんってわけね?」
「はい、紅葉先輩。そして、世界にも関知出来なかった歪みのせいでイブがたくさん存在するという訳です」

807笹菜育巳:2013/01/25(金) 02:24:00
今日は寝ます。
次はこの3時間の間に美羅が説明してたことを簡潔に書くところからです。…ネタバレではありません。
ではお休みなさいませ。

808ぬこくん:2013/01/25(金) 06:38:58
GJです!
僕のとは比べ物にならないくらいうまかったです。
僕の方は買い物パートが思いつきません.........
投稿遅くなります。

809笹菜育巳:2013/01/27(日) 00:49:23
今晩はー。
今夜落とすつもりでしたが、
ちょっと上手く書けてないので、溜めてる人は出して下さい。
では、お休みなさい。

810死亡フラ(以下略):2013/01/29(火) 01:29:47
育巳さんgjです!
続き期待してますね!

811笹菜育巳:2013/01/29(火) 23:49:25
>>810さん
ありがとうございます。
今リア友と書いてる小説が忙しくて時間とれません…
もうちょっと待って下さい。

812SunnY Side StorY:2013/02/13(水) 01:14:54
「そのイブってのはあと誰がいるんだ?」
深夏が食いついている。何故か焦っているようにも見えるけど、気のせいだろう。
「それは私には…ただ、しーちゃん達にはその力が備わっているようですね。…鍵くんと結ばれる力が」
美羅は最後の言葉に力を入れていた。
「…何で杉崎?」グサッ
会長の言葉が胸に刺さる。
「それは彼が世界を動かす力を持つからであり、」
美羅は一拍置いて、
「その力こそがアダムの証明、アダムの力だからです!」
「おぉ!」
深夏が歓声を上げる。
「鍵くんの力は世界を繋ぐ者"ワールド・キーパー"と言って、世界の終焉を止め、
さらには他の世界間との架け橋にもなる異常能力よ。鍵くんがいるから世界は終わらないの。
それに、この学園が流行を創っている理由の半分は彼のおかげよ」
「そうなの!?」
会長が驚愕の表情を浮かべている。
「ええ。彼が居なかったら恐らく企業は現れ○X□△※☆*」
俺は必死に美羅の口を押さえた。
「企業って?」
知弦さんがニヤニヤしながら聞き返してきた。
「いや、何でもないですよ。ね、美羅?な?(皆には教えてないんだよ。あまり言わないで)」
「…うん、そんなこと言ってないわ(分かったわよ)」

813笹菜育巳:2013/02/13(水) 01:17:45
今晩は育巳です。
久々に書いてみましたが、ちょっと無理矢理間が否めない話しになってしまって
ごめんなさい。

814赤ずきん:2013/02/13(水) 23:16:31
GJです!!!
もう書く自信も気力も無くしてしまいますね!

さてさて俺も(書くのであれば)オリキャラ出そうと思ってますが、どうでしょうか?

815キー君:2013/02/15(金) 03:28:18
是非お願いします!

816ぬこくん:2013/02/15(金) 17:38:14
是非是非お願いします!
赤ずきんさんのss楽しみです!

817黒咲めのう:2013/02/15(金) 22:46:20
赤ずきんさん楽しみにしてます!!

818会長:2013/02/16(土) 13:33:10
ww

819笹菜育巳:2013/02/17(日) 21:58:03
赤ずきんさんお願いします!
楽しみです!

820キー君:2013/02/28(木) 21:45:27
赤ずきんさんま〜だ〜??

821叉兄Ver.6.35:2013/03/02(土) 23:25:42
今晩わ叉兄でーす
最近まで異能ものを育巳が書いてるみたいなので俺からはまた違う感じの話を書こうかなと。
では、どうぞ。

822SunnY's Sub StorY:2013/03/02(土) 23:51:32
「追いかけなきゃ夢は夢のままなんですよ!」
俺はかつて高校生だったときに生徒会長だった人のように、机を叩いてそう叫んだ。
俺は杉崎鍵。今年で22歳になる、大学4年生だ。
ここは大学の生徒会室。そう、俺は大学でも生徒会役員をやっていた。
「そうは言ってもよ杉崎、さすがにハーレム作るために生徒会入った奴はお前しかいねえよ」
コイツは浦田千里。俺と一緒に生徒会に入り、今は書記をやっている。
「そうですよ先輩、なんかもっとかっこいい夢追いかけないと私は惹かれませんよ?」
そう言ってため息を吐いたのは月宮かぐや。彼女は副会長だ。
「鍵、いい加減あきらめた方がいいわよ。高校生の頃からずっと言ってるわ、ハーレムハーレムって」
コイツは巡。…あの、巡だ。そう、そいつ。アイドルの星野巡だ。
俺の大学に2年生から入ってきて、今は副会長をやっている。
「鍵会長って夢を追い続けてるんだー…カッコイー!」
俺を唯一誉めてくれる1年生、鬼怒川レイチェル。彼女は会計だ。そして…
「勿論!俺はあの時より進化した!今やこの大学中が俺のハーレムだぜ?」
この俺は生徒会長だ。
いや、だった。今日までは。
俺達は、今日で大学生を終える。

823SunnY's Sub StorY:2013/03/03(日) 00:21:08
卒業って奴だ。遂に、俺達が教わる場所は無くなった訳だ。
「あのな…確かにお前のカリスマ性は凄いけどよ」
浦田がちっと舌打ちをした。
そう、俺はこの大学で超が付く人気者だった。初めは巡と連絡を取っていたことが新聞部に見つかり、大騒動だったのだが、
「確かに、鍵には勝てないわ」
俺の奮闘と巡の「鍵は私の目標よ」発言によって一気に生徒会副会長に選ばれ、
「でも先輩のギャップ凄すぎてマジ萌えるわ〜」
役員の時の真剣さと普段の時のエロゲマスターさが波紋を呼び、2年生にして史上最年少の生徒会長にまでなった。
「そう言う意味ではこの学校はお前にとってはハーレムだったよな」
「まあな、半分は達成したな」
浦田の言葉に俺は笑って返す。
「半分?鍵会長はまだこれからもこの大学で神格化されていくわけですか!」
「いや、違うんだけどね…」
鬼怒川はなぜか俺のこと好いてるよな。
「結局、俺は俺の愛する人の笑顔のために頑張りたいからさ、
この学校の生徒全員、勿論男子も含めて、皆が笑って今日が迎えられたらなって思うんだよ。だから、今日までで半分、今日でもう半分だ」
俺はそう口にした。

824SunnY's Sub StorY:2013/03/03(日) 00:40:55
「…相変わらずさらっといいこと言うんだから」
巡がそう言って微笑んでくる。そう言えばコイツは今や立派な俺のハーレムメンバーなんだよな。
「そう言えば先輩方はこの後何するんですか?」
月宮が聞いてきた。
「俺は叉兄さんっていう人のとこで世界を再生してくるよ。巡はやっぱり舞台なのか?」
浦田が軽く世界に警鐘を鳴らしていた。
「そうね、私は歌より俳優業がやりたいのよね。やっぱり舞台の先生に教わりにいくわ」
巡は大学の演劇部で腕を磨き、全国で優勝。最近はドラマでも活躍し始めている。
「鍵は?起業でもするの?」
「うん、まあな。世界中でもっと面白いことやりたいしね。それに、社長になったら、むふ、むふふふふ…」
「ていっ!」スパン!
「いたっ!…すみませんでした」
ガチで謝りました。
「とにかく、夢はでかく持とうってことで!今日の卒業式も盛り上げるぞ!」
「「おー!!」」

今日も俺達は、笑っていく。
笑顔で、皆で、生きていく。

825SunnY's Sub StorY:2013/03/03(日) 00:47:59

それから数年して、ある企業が生まれました。
世界を動かすほどにまでその企業は成長しましたが、
ある学園を造り、そこで世界の流行を創っていたそうです。
今はその企業の詳細は極秘となっています…




826叉兄Ver6.35:2013/03/03(日) 00:53:41
以上です。
最近読んだ本の影響で輪廻世界になってましたね。ここまで即興で今思いついた自分を誉めたいですよ。いやぁそれほどでも。

今回は未来の話であったため、仕方なくオリキャラを使わせていただきました。苦手な人には申し訳ありませんでした。
感想や批評求む。

827笹菜郁美:2013/03/04(月) 23:42:41
なんか話が思いついたのでかいてみるw
とりあえず旧生徒会の話かな?多分
深夏とマフーの本土の高校生活でも。

828キー君:2013/03/04(月) 23:53:29
是非お願いします!

829Shi-na SisterS StorY:2013/03/05(火) 00:08:21
「…であります。その為皆さんには是非とも…」
「…まだかなぁ…」
あたしはそう言うと、暇潰しに持ってきていた握力バンド代わりの知恵の輪を引き延ばして棒にした。
「…っと、これで取れたな」
…なんか周りの奴等が目を丸くしてる。そんなに上手く外せてたか?

あたしは椎名深夏。色々あって今年から本州の高校に入った3年生だ。
何があったかは多分鍵が書いてくれてると思うからそっちを見てくれ。
とにかく、今は始業式の真っ最中。校長の長い話と教頭のこの学校の自慢話を聞いているところだ。
「…なぁ、ここの校長っていつもこんなに話すのか?」
あたしは隣に座ってる男子に話しかけた。が、
「ヒィッ!?は、はい、いつもこんな感じですぅぅ…」
…こいつは何を怖がってるんだ?
「し、椎名さん、前…」
ん?前?
「椎名、始業式からお喋りとは随分な態度だなぁ?」
見るとあたしの前に見るからに威圧している先生が立っていた。
「それになんだ?手に持ってる棒は。いつの間に持ち込んだ?あ?」
なんかムカつくヤローだな…
「すいません、知恵の輪です。暇潰しになるかと思って…」
「そんな真っ直ぐな知恵の輪なんか無いぞ?猿でも解けるじゃないか」

830Shi-na SisterS StorY:2013/03/05(火) 00:35:12
プツリ
「…じゃあやって見ろよ」
あたしはそう言って、知恵の輪を元の形に捻り直した。
「はい、先生どうぞ。猿でも解ける簡単なものですが」
最後の言葉を聞く前にあたしの前からそそくさと去っていったのは言うまでもない。
「…であって欲しいものです。以上です。」


「…であります。その為皆さんには是非とも…」
「まだなのですか…」
真冬はそう言って、さっきデータを消して今殿堂入りしたばかりのポ○モンのデータを消し直しました。
「…っと、乱数は全部分かってるから後はタイミングだけですね…」
…なにか周りの人たちが目を丸くしてます。真冬の3DSになにか付いてるのでしょうか?

真冬は椎名真冬。複雑な事情で今年から本州の高校に通う2年生です。
そのあたりは杉崎先輩が書いてくれていますので、そちらをどうぞ。
とにかく、今は始業式のまっただ中です。校長先生と教頭先生の長い言葉を聞き流しているところです。
「…やっぱりP○Pにしようかな…」
真冬は独り言を呟きました。と、
「いい加減止めたらどうだ?ゲームは体にも良くないぞ!」
…ゲーム批判ですか、この真冬に。…フフフ、フフフフフ
「し、椎名さん、前…」
え?前?

831Shi-na SisterS StorY:2013/03/05(火) 00:50:14
「椎名さん、始業式に私語は謹んで下さいね?」
見ると、真冬の前に見るからに手厳しそうな先生が立っていました。
「それに何ですか?その手に持っているゲームは。いつの間に持ち込んだのですか?ね?」
何故かムカつく人ですね…
「すいません、ポケ○ンです。暇潰しになるかと思って…」
「まぁ!そんな低俗な、ポ○モンだなんて!子供の遊び道具ですよ、お分かり?」
プツリ。
「…ではやってみて下さいよ」
真冬はそう言って、一種残して全て埋まっている全国図鑑を先生に見せました。
「はい、先生どうぞ。全種色違いなんて乱数覚えれば子供でも出来ますけど…」
最後まで言い終わる前に青い顔でいなくなったのは言うまでもありません。
「…であって欲しいものです。以上です。」

832笹菜郁美:2013/03/05(火) 00:52:03
ちょっと続きますが明日(今日)は部活あるんで今日はここまで!
次回に期待☆

833名無しさん:2013/03/06(水) 21:19:23
ふぅ…

834キー君:2013/03/06(水) 21:49:54
深夏と真冬ちゃん凄すぎですよ!

835Shi-na SisterS StorY:2013/03/10(日) 22:50:06
「…て事があったんですよ!/だよ!」
俺は威勢の良い二人に困惑しつつ、
「ええと…一人ずつ話してくれないかな?」
マジで困惑していた。
ただ今の時刻は午後八時半頃。皆が話せるように揃えた(新生存参照)パソコン画面の前で、
俺、つまり杉崎鍵は椎名姉妹と話していた。
「じゃあジャンケンで決めようぜ!」
「いいでしょう、真冬の実力を見せましょう!」
「…あいこが永遠に続く気しかしないんだが……」

15分程経って

「ゼイゼイ…あいこで、しょ!」
「あいこで、ハアハア…しょぉ!」
思ったとおりでした。
「ってかなんでそんなに体力消耗してんの!?」
「ハア、先輩の、家では、フゥ、ジャンケンを本気で、やらないんですか?…ゴホッ」
「そうだぞ鍵、唐揚げ奪い合う、ゲホゲホ、時みたいな、本気のジャンケンを、
15分もやれば、誰だって、疲れるだろう?…カハッ」
カハッて絶対にジャンケンしてた人の疲れ方じゃねぇし。と、
「二人とも、そろそろお風呂入っちゃってー!」
画面の向こうから声が聞こえた。姉妹がそろってハーイと返事をする。
「香澄さんか?」
「よく名前覚えてますねwそうですよ」
「もう仲良いんだ?」
俺が軽く聞いた。

836Shi-na SisterS StorY:2013/03/10(日) 23:13:09
すると、
「まぁな…でも、あの頃よりは大分よくなったかな?」
深夏が苦笑いしている横で、
「でも、新しいお父さんが本当に良い人だったんです!
真冬はあの人嫌いじゃないですよ?」
真冬ちゃんが微笑んでいた。
「ところで風呂いいのか?」
「!?」
「忘れてました…!」
やっぱりな。
「じゃあな、鍵。また明日話すわ」
「そうですね、明日にします」
え?
「片方は残るんじゃ…?」
「いや、一緒に入るけど」
「背中に手が届かないので」
………
………………
「鍵、鼻血出てるぞ」
「…え、あ、すまん…って、」
ええええええええぇぇぇええええ!!!!!!!!???
「先輩、画面外に向かって叫ばないで下さい」
「いやいやいや!二人って!二人でお風呂ってええぇえぇ!??」
「二人ともまだー?早くしないとお父さん先に入れるわよー」
「やっべ!鍵、じゃあまた明日な!」
「それでは、お休みなさい。
…お姉ちゃん、それは真冬のパンツですよ!」
唐突にブラックアウトした画面。すなわち、会話終了の合図。
「…いいなぁ…お風呂……」

837Shi-na SisterS StorY:2013/03/10(日) 23:59:24
「…はふぅ、やっぱりお姉ちゃんと入るお風呂が一番ですぅ」
「あたしも真冬と入ってるときが一番落ち着くぜ」
「はあ、もう体中さっぱり元気ですよ」
「そういえば真冬の使ってるシャンプーってさ、あの時のやつ?」
「うん、先輩に頭皮を洗え!って教わったときの…っあ、ちょっと、おねえちゃ、はっ、どこ触ってるんんっ!」
「…はぁ、ま、真冬、あたし、もう耐えられないっ……!」
「お姉、ちゃん…?っ、はぁん、あっうんっ、な、ぁあん!なに?なんなの、ゃあんっ!」
「あたし、真冬のことが……!」
「ちょっ、まって、あんっあああっ、や、やめてっうっん、あっ、い、いぃぃいやあああああ!!!」

838笹菜郁美:2013/03/11(月) 00:04:17
以上♪
最後の最後でまさかの急展開というw
なんかつまんない終わり方だったので変化を付けたかったのよ。うん。
でもちょっとやりすぎた感があるね…反省してますー。
そんなわけで、感想とかあれば☆

839たらこ:2013/03/11(月) 18:24:29
まふーのGLならおいしくいただきます
それでもうごちそうさまです☆
でも喘ぎは
らめぇやなのぉぉとかひゃうん!!
とかの方がいいですねー(*´∀`)
次に期待((o(^-^)o))

840笹菜郁美:2013/03/11(月) 22:54:40
なるほどぅ…ひゃうんだね、今度書いてみるよ。
実際ね、郁美達はエロ小説スレで喘ぎ方がわかんなくて止めたんだよね…。
だから、しっかりベンキョして、いつかあのスレに返り咲いてやるから、
その時は夜露死苦ぅ!

841笹菜咲:2013/03/20(水) 23:30:15
お久しぶりです。笹菜咲です。
この頃特殊体型の話(ルナティックムーン等)に凝っていて、生徒会でも書きたいんです。
設定としては「最終兵器彼女」みたいな戦闘の裏の恋愛の話にしたいんです。が、
誰が適任でしょうか?

                           …最終兵器に。

842笹菜咲:2013/03/21(木) 23:12:09
昨日書いたけど分かりにくかったですね、すいません。
特殊体型と書きましたが、例えば鋼の錬金術師のエドだとか、ブレイブルーのテイガーだとか、
ワンピースのフランキーとZといった、体のある部分が変形したり増設されたりした人のことです。
最終兵器彼女に出てくる最終兵器の「ちせ」ちゃんは、
戦地で戦う時のみ、体から翼とかジェットエンジンとか銃火器とかが出てくるすさまじい高校生です。
別になりたかった訳でもないけど、たまたま戦争の『仕方なかった事』に巻き込まれてそうなりました。
ただ、この漫画は戦闘モノではなく、あくまで恋愛モノであり、
シュウジという彼氏の目線で話が展開していきます。今回書きたいのはそれなんです。マクロスみたいなものです。多分。
で、話の軸になるヒロイン、つまり最終兵器な恋する乙女に適任なキャラを募集したいんです。
是非ご協力お願いします。

843名無しさん:2013/03/21(木) 23:35:07
深夏がいいと思います! メカ深夏的な

844名無しさん:2013/03/22(金) 21:01:00
むしろ深夏だろう

845笹菜咲:2013/03/23(土) 23:37:57
では深夏にしましょうか…そういえば、
深夏は何か必殺技ってありましたっけ?
あればその名称だけでも使いたいな〜。
…誰か我が家に原作のない私に教えてください〜(T-T)

846名無しさん:2013/03/24(日) 07:09:06
椎名流神拳奥義「輪廻する絶望の弾幕(エンドレス・カーテン)」

どんな技かは知らないが、おそらく連打技。

847笹菜咲:2013/03/27(水) 01:16:17
ありがとうございます!
なんか派生できそうな技があって良かったです。

p.s.ライジングエアーってなにで見たんだっけ?
原作かどうかはもうわからないけど、
生存関連だったはず

848椎名 深夏:2013/03/28(木) 22:45:17
暇潰しに読んで見て下さい



    <目覚める生徒会 >
「人はそれぞれ自分でも気づかないことがあるものなのよ!」
といつものように〜中略〜そこで俺は気づいた
「つまり皆気づいてないだけで俺のことが好きだってことですね!」
「誰がお前のことなんか好きになるか!!」
そう言った瞬間深夏は腹に回転廻し蹴りを入れ、腹を抑えた0.12秒後に背中に踵落としをいれてきて俺、杉崎鍵は撃沈だった
「さっ邪魔者がいないうちに会議進めましょ!」
「そうです杉崎先輩が復活の薬を使うまえに!」
おいおい知弦さん、真冬ちゃん俺、邪魔者としてみられてたのか…
「そ、そうね つまり自分では気づいてないけどすごい特技があるかもしれないじゃない!だから明日遊びにいこー!」
「あら?面白そうね」
「真冬の本領発揮です!」
「たまにはいいな!そういうのも」
じゃぁ明日の午前10時に駅前集合ね☆」
『はーい』
    

          1.7%の確率で続く

849笹菜育巳:2013/03/30(土) 01:27:12
お久です、育巳です。
最近美羅のオリジナルの方、つまり完全な私の趣味小説が新章突入で大変なため、
育巳の書いていた話は途中で打ち切らせていただきます。
ずぅっと待って下さった人には申し訳有りませんでした。
これからも暇な時には書いていきますので、その時はよろしくお願いします。

850名無しさん:2013/04/03(水) 10:27:53
書いても大丈夫ですか?

851名無しさん:2013/04/04(木) 02:20:37
じゃんじゃん書いちゃってw

852笹菜咲:2013/04/08(月) 15:12:03
例えば俺がこの生徒会に入らなかったとして。
普通に学校の生徒だったとして。
…深夏だけを好きでいられたとして。
俺は何を深夏のために出来るだろうか。何をすべきだっただろうか。
あの時俺は…生徒でいられたら、彼氏でいられたら、何を……


 【最終兵器となってこの宇宙を今も漂う一人の少女に捧ぐ】

853笹菜咲:2013/04/08(月) 15:44:45
「後悔しても遅いんだよ!」
会長がいつものように小さな胸を張って何かの本の受け売りを偉そうに語っていた。
「つまり会長は後悔しないために俺の胸に飛び込んでくるんですね?」
「何でそうなるのよ!?飛び込まないわよ!」
会長が顔を真っ赤にしながら否定していた。
「鍵、お前なぁ…」
ヤバッ、深夏に殴られ…
「あたしには言ってくれないのかよ//」
「何でそうなるんだよ(のよ)!?」
全員総ツッコミだった。
「確かに最近変だと思ってはいたわ、でもまさか深夏ちゃんが既にキー君の毒牙にかかっていたなんて」
「まだ何もしてませんよ!」
「ふーん、これからするんだ、杉崎」
そ、それは…って、あれ?
「真冬ちゃん、何泣いてんの?」
「ふぇ?…あ、あれ?真冬、何でこんな…」
「鍵、気にすんな。真冬は最近涙もろいんだよ」
「っ、でもよ…」
俺はそう言って、深夏の方をみて、そして…それ以上言葉が続かなかった。
だって、俺を見つめる深夏の目が暗く、何かを隠してるようだったから。
「鍵…」
「…そっか、真冬ちゃん笑い足りないんだ?」
「…え?」
「そういうことなら私がくすぐってあげよっか!」
「あら、だったら私の笑い薬貸してあげるわ」

854Super Shina StrikerS:2013/04/08(月) 15:58:20
「いや、それは真冬には必要ないかと…ちょっ、会長さんホントにくすぐったいです〜」
周りの空気が和んでいくなか、深夏の顔は堅いままだった。

この時既に深夏は秘密を抱えていたらしい。俺も薄々感づいてはいたが、何も言えなかった。
今思えば、あの時から世界は狂い始めていたのかもしれない…。

855笹菜咲:2013/04/08(月) 16:05:11
皆様お待たせしました、最終兵器深夏wの構想がやっとまとまったので書き始めます。
2スレ前からスタートしてます。コテハンは変え忘れてました…すいません。
次回はついに校内にて深夏の体に変化が…その時深夏は?杉崎は?
そんな感じの話にするつもりです。

856笹菜咲:2013/04/10(水) 00:45:43
…2レス前と書こうとしてスレと書いている昨日の自分に赤面。
そんなに前から書いてませんよ?申し訳ない><

857椎名 深夏:2013/04/21(日) 00:16:57
まだですか?
いつ頃にできそうですか?
お茶でも飲んでのんびりまってます!

858Dust/King:2013/05/01(水) 02:24:00
暇があったらデートアライブ-深夏ビッグバンを書いてみてください

859猫崎ヌー ◆SgDaZ1F7zI:2013/05/12(日) 04:26:13
えっと、もう、誰も覚えてないくらいの化石ですね。私。こんちゃっす、ヌーです。
コテハン合ってる?



自惚れと自己満足なSSを投下します。
若干私が厨二を発症してますがあまり気にせず。

まぁ、内容なんてあまりに薄い、駄文ですよ。たはは。

願わくば楽しめる人が多いことを祈って。

860猫崎ヌー ◆SgDaZ1F7zI:2013/05/12(日) 04:27:00

ここにいる俺はとても窮屈で、手が届かなくて、何も見えない。


降り続く雨は不思議と心が落ち着く。
静かな雨音、それに倣うように教室のノイズもささやかなものだ。
「先輩。」
隣の真冬ちゃんが声を上げる。
彼女もまたその手の中に収まっている携帯ゲームをいじりながら視線はそのままで、
「たまには真冬とお話をしませんか?」



二人、生徒会室でもない空き教室で過ごしていた。
きっかけなんてない。なんてことのない休日…ただ、今日は雨の音に気分を乗せてみたのだ。
そこに彼女がついてきた。偶然、道端で会ったのだ。
私服で学校に行くのには新鮮味があった。運動系の部活も活動をしていない校舎。誰もいないのだ。
雨の音は社会の雑音をかき消して、この世界にいるのは俺と真冬ちゃんだけのような錯覚を覚えた。
多分、間違ってはいない。


「先輩は、どこに向かっているのですか?」
「どこというのは?」
質問の意図がつかめない。何を問いただしているのか。
「先輩の世界は、RPGより現実離れしています。最後には一人になってしまうんですよ。その世界で生きていけるんですか?」
彼女の私服―――のフリルが揺れる。
「よく…わからないや。俺は多分、ここにいるよ。ここが始まりだから。」
「絶対、後悔しますよ。先輩は弱い人だから。」
「そんなのとっくにわかっている。みんなが教えてくれた、一人で立ち上がるなんて難しい話だ。」
自分の好きな人が離れるのは怖い。孤独に触れるのが怖い。世界が閉ざされてしまうのが怖い。
彼女はもうゲームを止めていた。俺に向き合っている。
その瞳は僅かに揺れている。
「先輩は…馬鹿ですね。誰か一人を大切にすればそんなに悩むことはないのに、ハーレムを目指すなんて考えるから悩むんですよ。」
反論はできない。彼女の言うことは間違ってない。
「でも、辛くても俺が覚悟して決めた道だから、俺は迷わないよ。」
この道を走り抜けると決めた。
「誰か一人を守るといえば、その人だけを大切にして、一緒についていくことも出来るのに。」
それは遠まわしな彼女の告白だろう。
自分を見て欲しいという願望。独占欲。
「ごめんね、真冬ちゃん。俺、不器用だからさ。誰か一人なんて選べない。」
「…へたれ。」
拗ねた、唇を尖らせて。

「先輩はゲームをするとき、攻略を見ますか?」
「そうだね、ある程度は目を通すかな。」
大雑把な情報は集めておいて損はない。
特にレアアイテムなんて開発者によっては意外なところに隠されている場合がある。それを見つけておいたほうが有利だ。
「真冬は1週目は見ませんね。というか、真冬が攻略サイトを運営しますので。」
「あはは、真冬ちゃんらしいね。」
「2週目はやっぱりやり込みですよ!パーティー縛りとかアイテム縛りとか楽しいですよね!」
「それは一部のゲーマーさんだと思う。」
少なくとも俺はそんあプレイはしない。
「うー、もったいないですねー、やり込みこそゲームの醍醐味ですのに。1週目では体験することのできなかった深みってものが味わえるんですよ、最初は紙装甲で前線には立てなかったエリーゼだって頑張れば物理でゴリ押しできるんですよ!!」
それは、色々と皮肉のこもったことで。

861猫崎ヌー ◆SgDaZ1F7zI:2013/05/12(日) 04:27:56

「先輩は妖精さんっていると思いますか?」
「真冬ちゃんの家事をしてくれて、ご飯を用意してくれて、エサ…ゲームを届けてくれる通販の事?」
「その妖精さんじゃありません!」
やたら感情的に怒る。
「妖精さん。世界を人間が見えない次元から見ている不思議な生き物です。観測も認識もできない。でも確かにそこにいる。」
彼女のいうことはイマイチ意図がつかめない。
「いない…かな。自分じゃ見えないんでしょ?それをいると言っていいのかな?」
人は観測を続ける。自分の見る世界を肯定するために。自分のいる世界を構築するために。そうしないと現実は虚構との境界線が曖昧になる。
箱の中の猫は死んでいるのか生きているのかわからない。ならばそれを肯定するべきか、否定するべきか。
肯定を出来ないものをいるを断言するのはいかなる根拠か。
「じゃあ、この学園を去ったあとの真冬は、『居る』んでしょうか。『居ない』のでしょうか?」
それは彼女のささやかなイジワル。
「こりゃ、俺の負けだ。そうだね。妖精は『居る』よ。」
「分かればいいんです。」
自慢げに胸をそらして笑顔になる。
「先輩、真冬は確かにここに居ます。忘れないでください、明日を迎えるとき、その隣に真冬が居ないとしてもいつでも見上げる空は青色です。
きっと、真冬も一緒の空を眺めています。春も、夏も、秋も、…『真冬』の空も。」
俺は、彼女に近づく。
「ありがと、俺の『妖精』さん。見えなくても俺の隣にいてくれるかな。」
少し身を落として彼女のおでこに口付ける。
「…はい。」
雨の音はもう止んでいた。

862猫崎ヌー ◆SgDaZ1F7zI:2013/05/12(日) 04:29:51
おしまい。

何が言いたいか?よくわからんですw

久々すぎて要領が掴めないですね。
真冬はヤンデレのほうが可愛いです。

863たらこ:2013/05/12(日) 23:54:17
842

やっとブレイブルー知ってる人に会った(*´∀`)

864笹菜咲:2013/05/15(水) 02:02:48
たらこさん→
BB分かる人に逢うの初めてかも……!
良いですよねーあの厨二感たっぷりのかけ声とか
「第666式術式拘束機関解放、次元干渉虚数封陣展開、(イデア機関接続、)
見せてやるよ、蒼(碧)の力を!
(コードS.O.L【ソウル・オブ・ランゲージ】、)蒼(碧)の魔道書【ブレイブルー】起動!」なんつって。
因みに私はラグナよりハザマ、μよりνが好きですね。

あぁ、Last Weapon Minatsu【最終兵器深夏】ですね、あれは
…構想の紙をシュレッダーで引き裂かれてからちょっと忘れ(たフリをし)てました。
また書いてますが、どうも始めの頃の面白さが無いのでまだ調整中です。
多分短編とかを挟む事になりますが(叉兄か郁美)、きっと完結まで書き切るので待ってて下さーい。

865Short Section of Simulation:2013/05/17(金) 01:19:13
「……あれ?」
不意に目を開けると、白い光が視界を包んだ。少し眩しくて、…暖かい。
「……えっと、此処は?」
ちょっとずつ頭が覚醒してーー
「っ!俺は……誰だ?」
激しい頭痛とともに、俺の状態が恐怖として伝わってくる……。
自分を定義できない恐怖。
自分を知らない恐怖。
自分が失ったモノへの恐怖。
それを取り戻す恐怖。
「…?」
視界が大分広くなり、俺は自分の場所を確認する。
「此処は……会議室か?」
この場所がかつての俺に関係しているとして、俺の机はーー。
「杉崎、鍵か……」
唯一の男子名が書いてある机に座り、中を探ってみる。
「………」
エロゲ、エロゲ、エロゲ。
「………」
エロゲ、エロゲ、エロゲ。
「…マジかよ……」
エロゲだらけだった。と、
ガチャッ
「あらキー君、早いのね…って、あら?」
「あ〜あ、今日は鍵来なかったな…ってうおっ!鍵!?なにやってんだ!?」
……どうやら間違った選択をしてしまったらしい。
俺はそのまま彼女達の嵐のような攻撃にさらされていった……。

Wrong End

866叉兄@japanese:2013/05/17(金) 01:22:19
解りにくいねー。
初めはこんなのじゃなかったんだが……
取り合えず暇なときにその他エンディングも書いてくぜぇ〜?

867たらこ:2013/05/19(日) 00:00:16
いやーレイチェル神
ブレイブルー大好きすぎてアメーバで話すところ作っちゃってさ!
中野のナムコ本拠地です!

868たらこ:2013/05/19(日) 00:01:27
おっと忘れてた
笹菜咲さんへ

869笹菜咲@コテハンどうやんの?:2013/05/25(土) 02:13:56
生徒会スレでBBの話するのもアレだけど、
結局アンリミ補正のタオDがイジメ過ぎだよね!(家庭用シフト2とエクスをやりこみ続けて行き着いた結論)
次回作からは素体シリーズ出ないらしいしな…(泣)
そろそろ戦って欲しいココノエ博士はマジ天使。天使。

870笹菜咲 ◆Go4ZKngPGE:2013/05/25(土) 02:19:25
作品は今日中か明日ぐらいには落としまーす

871笹菜咲@コテハンは面倒だと気づいちゃったw:2013/05/25(土) 23:40:42
「最終兵器深夏」書くぜ!
内容は前書いてた通り、学校内で深夏に変化が訪れる話です。
ゆったりどうぞ!

872Super Shina StrikerS:2013/05/26(日) 00:14:58
「…ここでcosθが60°とすると、1/2xyが30になりますね?すると…」
今日も数学の先生が眠たい内容を長々と説明していた。
今は4時限目。これが終われば昼食、そして午後は避難訓練をしたら今日の授業は終わりだ。
「…ですね。それじゃあこの問題の答えは、杉崎君?」
「はい、x=45、y=-21です」
「ok、正解です。さて、今回はsinθが分かっていましたが、この公式を使えば…」
危ない危ない、聞いてなかったけど出来て良かったぜ。
「…だということです。じゃあ、この場合のxはいくつでしょうか、椎名さん?」
おっと、深夏が当たったみたいだな。
「………」
「えーと、深夏さん?」
「え?あ、はいすいません、えっと4です」
「そうですね、合ってます…が、椎名さん大丈夫ですか?顔色が悪いですよ?」
そう言って先生が深夏に触れようとした、刹那ーー
『ウ〜〜ウ〜〜』
「何!?まだ避難訓練の時間じゃないだろう!?」
慌てながら隣のクラスで授業をしていたらしい真儀瑠先生が飛び出ていった。
「…取り合えず机の下に入って下さい、私は一旦職員室に戻ります」
先生は生徒を残して去っていった…と、
「深夏、保険室行くか?」

873Super Shina StrikerS:2013/05/26(日) 00:40:15
どんどん青ざめた顔になってくる深夏に、俺は声を掛けた。
「あ、あぁ、サンキューな、鍵、…ワリィ、肩…貸してくれないか?」
その姿は、まだ俺の見たことがない、本当に大変な状態で。
「お、おう…」
俺は深夏の腕を肩に回させ、「守、先生に報告宜しくな」
ふてくされてる守をよそに、教室を出た。
「…鍵、ちょっと降ろしてくれ」
深夏がそう言ったのは、階段の踊り場だった。
「どうした?みな…」
俺は、深夏の方を見ようとしてーーその背中に、小さな突起が2つ、飛び出しているのを見た。
「もういいから、鍵はここで戻ってくれ、後はあたしだけで行ける」
深夏は必死に堪えていた。ーー何を?
「早く行ってくれ、鍵。あたしは大丈夫だから」
ずっと隠していた。ーー誰に?
「頼む、鍵。さっさと…」
「ふざけるなよ!」「っ!!」
俺は気づき、そして、ーーキレた。
「なんで隠すんだよ!?なんで教えてくれなかったんだよ!?
お前は俺の大切な人なのに、どうして気づかせてくれなかったんだよっ!!」
俺が叫ぶたびに、深夏は震え、そのたびに背中の突起…いや、深夏から生まれた機械は深夏の体を浸食していく。
「ワリィ、鍵…」

874Super Shina StrikerS:2013/05/26(日) 01:05:14
「ワリィ、じゃねぇだろっ……!」
教えてくれなかった事への怒りと、気づけなかった事への怒りが混ざって、
自分でもどうしたらいいのか分からなくなってきた。
「…クソォ!!」
「鍵…ありがとな、あたしの事、大切な人って言ってくれて。
あたしも、鍵の事、真冬くらい…ううん、もっと大切に想ってる」
「だったら…!」
「でも、だからこそ、言えなかったんだよっ!」
そう言った直後、深夏の背中のソレがYシャツを突き破って、鈍く光る翼の形を露わにした。
「あたしの体はもうあたしじゃないんだ、なんてお前に言えるか!あたしはあたしで居たいのに!」
次々と肘から先が変化し、機関砲のようなモノを形作る。
「この体になった時から、鍵の前ではなりたくないって思ってたのに、
あの人達も時間帯は考えるって言ってたのに…!」
あの人達?
「深夏、あの人達ってなんだ?」
「…政府の機関の人だって。機密研究所の人だって。
生体兵器の候補にあたしが選ばれたって」
候補って…!
「日本は戦争を放棄したんじゃなかったのか?」
「攻められたんだよ、今や世界中の国が争ってる。
アメリカも、中国も、ロシアも、フランスも…全ての国が全ての国と戦争してる。」

875Super Shina StrikerS:2013/05/26(日) 01:27:31
「そうなのか?ニュースじゃ何もやらないぞ」
「北海道はな、今や世界で定められた非攻撃対象地区なんだよ。
最近外国の人が増えてたのはそのせい。
…まあ、主な理由はあたしの本拠地だからって事らしいけど」
どんだけ強いんだ深夏…。
「…でも、今の警報は攻撃されるっていうことだよ」
「そうなのか!?」
「当たり前だろ、そうじゃなきゃ授業中にあたしがおかしくなる筈がない。
きっと衛星がミサイル見つけちゃったんだよ」
そう言って深夏は手をヒラヒラと振った。
…既にその手は黒々とした銃に変わっているし、右目もレーダーサイトが備わっている。
「…じゃあ、行くのか?」
俺は、今までの話を聞いた上で、深夏に聞いた。
「うん、…行ってくる。あたしがやらなきゃ、皆が困るんだ」
俺は、覚悟を決めた。
「分かった。…必ず帰って来いよ。待ってるから」
「ああ。…なんか恥ずかしいけど、待っててくれ。
必ず帰るから。…鍵のところに」
顔を赤らめた深夏は、そう言って、顔を背けた。
「深夏、」
「ん?なんだ、鍵…って!」
ギュッ。
「大丈夫。深夏は、ちゃんと、ここにいる。お前は、ちゃんと、深夏だよ」
「…っ!い、行ってくるからな!」

876Super Shina StrikerS:2013/05/26(日) 01:36:42
「ああ、…行ってらっしゃい、深夏」

鋼の翼をはためかせて、その少女が裏門から空を飛んでいった頃ーー
「杉崎ぃ?あんたどこ行ってたのよ!」
「てめぇ俺の深夏になにしたんだ!あ?」
避難した校庭の真ん中で、
ある姉弟にボコボコにされた青年の姿がありましたとさ。

877笹菜咲:2013/05/26(日) 01:45:33
長かった…!
まさかの5レス消費とかマジびっくりです。
駄文乱文長文本当にゴメンなさいです…。
ーーはダッシュ記号です。
伸ばす棒ではございませんのでご注意を(P○Pにダッシュがないので伸ばす棒使って書きましたが)。

是非、感想や批判、評価、ハゲ増しの言葉などお願いします!

878たらこ:2013/05/26(日) 18:57:33
ココノエは何で出ないのか謎
最近はナムコ出入りしすぎて金が…

879名無しさん:2013/05/30(木) 01:32:26
乙。
次回も期待してるぜ
で、たらこは何したいの?

880笹菜咲:2013/05/31(金) 02:54:24
>>879
ありがとうございます!
たらこさんは…えっと…その…
ちょっと話のネタについて話してるだけです。
はい、すいません。私のせいです。

そして次回予告です。
☆ここまで書いてから気づいてしまった作者。
『まだコイツ等付き合ってないじゃないか!』
そんな理由で、その"告白タイム"は始まりを告げる……!
久々にツンな深夏、ハーレムを捨て、深夏だけを愛し始めた杉崎。
彼等のキャラはどこまで壊れるのか!?
次回、“べ、別に付き合ってあげなくも無いんだからねっ!”お楽しみに!
※予告は突然変更する場合があります

881Dust/King:2013/06/02(日) 20:41:13
楽しみにしてます

882笹菜咲:2013/06/04(火) 20:24:31
早くも内容にズレが……どうしてでしょうね←作者の仕様
告白するのは一緒ですが、さらに
黒幕っていうか、機関への内通者っていうか……
あぁもう!分かりにくいな!
とにかく、意外な急展開を構想してます。
伏線は…強いて挙げるなら、1話の会話の中、かな?
まぁ、まだまだ変わるとは思うんで、気にせず待たれて下さい!

883叉兄・真:2013/06/04(火) 23:30:39
風呂に入ってたら人格が変わりました、
笹菜咲あらため叉兄です。
前回書いたシミュレーション話の続編…ってか別バージョンをやります。

884叉兄:2013/06/05(水) 07:27:22
すまん、完全に寝落ちした。
今日は投下できると思うから、今夜落としまっす

885Short Section of Simulation 2:2013/06/05(水) 23:45:09
俺は頭が覚醒するのを待って、目を開いた。
一瞬光に包まれる感覚になったが、それが蛍光灯だと気づくのに時間はかからなかった。
「……」
俺は体を机から起こして、あたりを見回す。
どうやら会議室か何かのようだったが、
俺が目覚めた時から感じていた不安を消してくれる物は無さそうだ。
「…俺は、誰だ?」
どうやら俺は世間的に言う“記憶喪失”の状態にある。
俺としては早く元の俺に戻りたいところだが……。
「とりあえず名前、は…っと、杉崎鍵か」
今座っていた机の前に書いてあった名前を見つけた。唯一の男子名なので、多分正解だろう。
さて、まず机の中をチェック!
「…エロゲしかねぇな!」
あまりに多いので、調べるのも大変だ。
机から離れ、他の人の場所も調べる事にする。
と、その時、部屋のドアが開いて現れたのは、見るからに儚げな少女だった。
「あれ?先輩今日は早いんですね、いつもは真冬の方が早いのに」
そう言って彼女は席に着き、本を読み始めた。
「ねぇ、…真冬、ちゃん?何読んでるの?」
しまった、“ちゃん”は余計だったか?
「ふぇ?…ついに先輩も真冬の本に興味を持ってくれましたか!」
…俺は話の内容にミスをしたようだった。

886Short Section of Simulation 2:2013/06/05(水) 23:49:35
俺は自分の意志に関わらず、
彼女の呪詛を聞くことしかできなかった……。

Sorry end.

887叉兄・芯:2013/06/05(水) 23:53:26
以上だ。
…なんか、最後いい加減に終わらせたことを御詫びしますよ。申し訳ない。
次回は良いエンディングにするんで、許しておくれぃ。

888笹菜咲:2013/06/11(火) 00:17:04
最終兵器深夏書きましたー
…が、今日は落とせません。
明日はきっと、きっと落として見せます。

889Super Shina StrikerS:2013/06/12(水) 00:03:48
それは昼休み中、唐突に起こった。
「鍵、あ、あたしと、…違うな、あたしだけと、その…付き合ってくれないか?」
深夏が俺の前に立ち、今日も可愛いなーなんて思ってた時に告白されるという不意討ちに、
「良いよー。……え?」俺は答えてしまっていた。
その瞬間、俺の第六感が危険信号を捉えていた!
「当たるか!逃亡群鶏発動!って、えぇ!?」
その刹那、俺の居た机が吹き飛び、挙げ句黒い球体に飲み込まれて消えた。
「……ちっ」「当たらないか……」
そこにいたのはスペース姉弟。いやちょっと2人とも落ち着け話せばばばばばば
【しばらくお待ちください】
ふぅ、待たせたな!話はまだ終わってない!よ?
今俺は覚醒したスペース姉弟から逃げている。勿論深夏と一緒だ。
あの後、深夏が2人を止めに入った「鍵が好きで何が悪い!」が、
逆に深夏が狙われて、俺が深夏の手を引く形で逃げ、
今はうまく逃げ切れたみたいだ。誰も追ってくる気配はない。
「はぁ、はぁ、疲れた……」
俺は久々に走ったし、ズボンが走りにくいしで、だいぶ疲労が溜まっていた。
「ごめん、あたしのせいで鍵を巻き込んじまった」
深夏はさっきから謝ってばっかりだ。

890笹菜育巳:2013/08/12(月) 00:34:57
皆様お久しぶりです。笹菜を代表して、育巳です。
久々に他の掲示板でオリジナルSSを始めまして、こちらにも復帰させて頂きます。
まだまだ駄文ですが、よろしくお願いします。
願わくば、この掲示板全体に漂う「終わった……」感を吹き飛ばせる活気が戻らんことを。
今夜は遅いので告知だけで終わりますが、僕もそろそろこちらに書こうと思っていますので。
では。

891叉兄(ただの○○○には興味ありません):2013/08/14(水) 00:03:19
落とすぜ。単発だぜ。よろしくだぜ。

892Some Subarashii StorY:2013/08/14(水) 00:31:04
「夢がないなら寝たらいいのよ!」
会長がいつものように小さな胸を張って何かの本の受け売りっていうか、もはや名言のパクリを偉そうに語っていた。
「ったく、意味が違うだろ、夢って……」
深夏が机につっぷしたまま言った。
髪も留めていないその姿は、初めて見る人なら誰もが深夏であることを疑うだろう。
「あぅー、暑すぎてむしろ真冬が寝たいですぅ。スリープモード、ONです」
あっちでも机の上に倒れながら真冬ちゃんが呟く。
うん、席が良いとこの二人のほぼシンメトリックな構図が見られそうだな。
「…そもそも、寝ても夢なんか見られないわよ、普通」
こっちでは書類をうちわ代わりにぱたぱたしながら知弦さんが話す。
その豊満な胸を押さえるボタンははずされ、そこに風を送るその姿。……ご飯4杯は軽いな。
「で…今日は何の会議なんですか?会長」
俺は皆に配る麦茶を煎れながら質問した。もちろんこれは明日用で、今日のはちゃんと冷やしてある。
「ふふふ、今日はこれよ!」
後ろのホワイトボードをバンと叩いて、会長は言った。が、
「なに!?すでに書いてある、だと!?」
変なトコ深夏が食らいついてきたーー!

893Some Subarashii StorY:2013/08/14(水) 00:55:15
「ふふ、驚いただろう深夏よ。実はみんながグダグダしてる間に書いておいたのだー!」
「な、なんだってー!?」
「真冬は知ってましたよー。…あ、杉崎先輩ありがとうございます」
「いえいえ」
麦茶を配り終えた俺は自分の椅子に座り、麦茶を飲む。うん、やっぱり夏は麦茶だなぁ。
「いやいや杉崎、そこは私たちに突っ込むところでしょ!!」
「俺の息子をですか?」
「何で息子突っ込んじゃうのよ!ってかそっちはエロスレに任せておきなさいよ!」
「起こすんですか?俺のはいつでも2秒で戦闘開始出来ますよ」
「そんな事実知りたくなかったよぉぉーー!!」
「それが俺ですから」
「何でだろうね!そんなセリフどこかで聞いた気がするよ!」
さすがに勘が鋭いな。ならば、
「そんな俺でも会長は俺に突っ込んで欲しいんですね?」
「違うよっ!もう既に私が杉崎に突っ込んでるよ!」
「えぇ!?会長って男の娘だったんですか!?」
「そっちじゃなぁぁぁぁぁぁああい!!」
「そっちじゃないって?会長はどっちだと思ったんですか?」
「っ!?杉崎にやられたあぁっ!?」
これでとどめだ!
「いえ、これからヤるんですよ、会長?」
「いやあああああああああああ!!!」

894Some Subarashii StorY:2013/08/14(水) 01:16:58
恐怖におびえながら、会長は倒れた。
「鍵……お前、いくらなんでもやりすぎだろ。今のは」
深夏が俺を睨んでいった。
「いいんだ。このくらいのインパクトがないとだめなんだろ、きっと」
俺はそう言ってホワイトボードを見る。そこに書かれていた議題は、
『何とかして読者を引きつけよう』
「まぁ、会長には申し訳ないけどな」
俺たちはそれが書かれた瞬間からアイコンタクトを始めていた。
そして、俺のエロ力を総動員して何とかするという結論に至り、今に至るわけ。
「こんなので読者さん、集まってくれるでしょうか…」
真冬ちゃんが不安気に聞いた。
「まぁ、多分無理だろうな」
「そんな……じゃあなんで、」
「でもさ、もっと積み重ねていけば、そのうちまた集まるんじゃないかな?」
「そうよね。千里の道も一歩から、よく言うじゃない」
知弦さんが微笑む。
「よっしゃあぁ!明日も頑張っていこうぜ!!」
深夏が燃える。
「はい、真冬もネットで呼びかけてみます!むっふぅー!」
真冬ちゃんが力強く答える。
「よし、じゃあ今日の生徒会活動、終了!」
俺は皆の笑顔の為に、元気にそう宣言した。

「……ふぅ、もう起きていいですよ、会長」

895Some Subarashii StorY:2013/08/14(水) 01:31:34
皆が帰った後の生徒会室。
俺はそう言いながら、パソコンを立ち上げる。
「はいよー。…全く、あんなにかっこよく締められちゃうと私の出番が無くなっちゃうよ」
「ハハハ、そんな事ないですよ。やっぱり会長じゃないと生徒会は締まりません」
俺は振り返る。そこには会長の姿。
「さすがにあの議題はギリギリでしたよ、無茶は止めて下さいって言ったじゃないですか」
「うん、言われたね。でも、あれは確信してたから。杉崎なら何とかするだろうって」
でも、皆といる時のような子供っぽさはどこにもない。
「で、“世界”の方はどうなのよ」
「いえ、やっぱり10日以降止まったままです」
「そっか……。早く世界を動かさないとね」
「そうですね、明日も頑張りましょう」
そう言って、俺と会長はしばらく見つめあった。

俺たちの生きる世界は、今日も止まったままだ。

896叉兄(ただの-○○○-←ダンゴには興味ありません):2013/08/14(水) 02:23:23
以上だぜ。彼らの世界=この掲示板と変換して書いてみたぜ。
彼らの世界を動かす言葉、待ってるぜ。
あと、今回の話でネタをエロスレから貸して貰ったぜ。
元ネタを書かれていたK氏には許可もとらずに申し訳ないぜ。ごめんなさいm(_ _)mだぜ。

897笹菜郁美:2013/08/25(日) 04:22:50
……新生徒会メンバーで話書こうと思って挫折した郁美だよ。
うん、とりあえずもう一回新生存読んでくるね。

898笹菜咲:2013/09/04(水) 00:06:11
久々に最終兵器深夏を落とそうかなと思いまして。
しかし、今夜はかなり眠いという事態により、明日の夜書くことにします。
まだ、誰かしら待っていると信じてます。


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