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SS練習スレ2

86シンの嫁774人目:2011/11/06(日) 11:10:36 ID:2sXJoTtE
らーじおーの こーえにー 
 すーこやーかな むーねをー 
 こーのかおーるかぜーに  ひらーけよ 

「あ ラジオ体操の歌」
しかしシンだけはこの歌が何の歌なのか知っていた
 
 そーれ 1 2 3♪

歌が終わると、部屋は再び物音一つしない静寂に包まれた。そして玉の前に寄っていた人間が玉の異変に気付く。玉の表面に文字が浮かんできたのだ。
「何か出て来たぞ」
「ん・・?」
玉にはこう文字が出ていた。
  
 てめえ達の命は、
 無くなりました。

 
 新しい命を
 どう使おうと
 私の勝手です。


 という理屈なわけだす。

「え?」
「は?」
「どういうこと?」
その文章は余りにも不気味で、不可思議で意味不明だった。
「命は無くなりましたって・・やっぱ俺等・・・死んだの?」
死んだかどうか、先程の議論が再び頭に浮かび、シンはショックから表情を少し陰らせた。
「馬鹿言え じゃあ今ここで息してるのは誰だ?」
しかしレイがこれを一刀両断 確かに自分達が死んでいたとしても今の自分達は、こうして生きているし肉体が有り呼吸が有る、死んでいればそんな物必要無い筈だ。
「まぁねぇ・・ていうかコレ、所々字が変じゃね?」
それと玉に浮かんだ文字を見ると、フォントやサイズがバラバラだったり、パソコンで打ち込んだ字や手で殴り書きした字がごちゃ混ぜになった文章が浮かんでいた。他にも『り』が反転して『い』になっていたり『す』の字も反転している。
「やっぱりいたずらじゃないかな?」
確かにこの文章や先程の音楽は、どう見ても人を馬鹿にした物だ。
「にしては手が込み過ぎじゃないか?」
ただ悪戯でここまでの大仕掛けや、今の文明から見れば明らかなオーバーテクノロージーを扱えるのかは疑問だが。
「つーか・・この文章ってさぁ・・・」
「どうした?」
「メチャクチャ馬鹿馬鹿しいけど・・・真面目に捉えるとすげー怖い文章じゃ無い?」
シンがそう言うと玉の表示が切り替わり、別の文字と顔写真が出て来た。
「また何か出て来たよ」


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