[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
SS練習スレ2
727
:
ストレイドMk‐Ⅱ
:2017/08/03(木) 20:54:32 ID:qaPnteDI
―――――その日の深夜
「少し、遅くなっちゃったな」
フェイトは腕時計を見ながら呟く。
管理局本部での用事を済ませたあと、フェイトは義兄クロノと共に彼の妻エイミィの見舞いの為に市内の病院に訪れていた。
しかし、見舞いに訪れたクロノ、フェイトの双方が語りかけてもエイミィは何も返すことはなかった。
かつてのヤプール軍のGフォース本部強襲の際に重症を負った彼女は、傷が癒えたあとも目覚めることはなく、今も眠り続けていた。
義兄クロノはあれから人が変わってしまった。
とても、冷酷に―――――
クロノと別れ、帰路に着くべく自分の車に向かうフェイトだったが自分の車の前にたどり着いたとき一陣の風が吹いた。
風上に気配を感じたフェイトがそちらに視線を向けると、そこには一人の男性と思わしき人影があった。
白いロングコートを羽織り、その下には金色のブレストアーマーを始めとした軽装の鎧を纏っており、頭部にはライオンのような意匠をあしらった、口元を出した仮面で顔を隠していた。
そして、身長は長身かつ細身ながらもしっかりとした筋肉がしっかりと付いた体つきに加え、金のメッシュが一筋入った真紅の長髪はその者の異形さを浮き彫りにしていた。
だが、それ以上にフェイトの目を引いたのは
「あなたは一体・・・それにそのデバイスは・・・カハッ!!」
そこまでフェイトが言いかけた時点でその男はフェイトの鳩尾に拳をめり込ませていた。
(そん・・・な・・・)
反応できない一撃を受けたフェイトはその場に崩れ落ちる。
「キャロ・・・ごめん・・・・・・シン、なのは・・・」
フェイトが意識をまだ失っていないのを見た男は手にしたデバイスでもう一度、フェイトの鳩尾に一撃を加えると今度こそフェイトは意識を失う。
「・・・・・・」
男は何を言うでもなくフェイトの体を担ぎ上げるとデバイスを天に掲げると
「ストラーダ、転移フィールド展開。」
その言葉とともに展開された転移術式により現在、行方不明のはずのエリオのデバイス・ストラーダを持つ謎の男とフェイトは姿を消した。
ピースが揃った今、全てが動き出す。
もはや止められない運命が再び流れ始めた。
その流れはもう
誰にも止められない―――――
――――――シンとレイの再開まであと1日
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板