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SS練習スレ2

710ストレイドMK-Ⅱ:2016/05/21(土) 12:19:55 ID:LJcYaKEQ
〜〜〜現在・シンのバー〜〜〜

「さて、シン俺は行くよ。」

「え?あ、ああ」

過去のことを思い出しやや呆けていたシンをリンクスの声が引き戻す。

「セレンさんには会いに行くのか?」

「いや・・・あの人にはまだ会えない。だから、今度あったらいっといてくれよ。もう少し強くなったら戻りますってさ。」

リンクスはそう言うとお代をカウンターに置くと席を立つ。

「なぁ、シン?」

リンクスはシンの方を向いてシンに問う。

「お前は・・・まだ・・・戦場に戻れるか?」

「え?」

リンクスのまっすぐな視線がシンを貫いた。

「俺は・・・俺は、まだ解らない。」

「・・・そう、か。」

その一言の後に静寂が流れる。

「俺はお前のこと信じてるよ。今は迷っててもお前は・・・戦うべきときには戦えるやつだって。」

そう言うとリンクスは店の出口まで行きそこで立ち止まり

「ああ、それと」

「?」

「親子丼、ご馳走さん。本当にうまかったよ。」

それだけいうとリンクスはバーから出て行った。




「俺は・・・」

リンクスが出て行った後のバーでシンは立ち尽くしていた。

「・・・・・・」

「戦うべきときに戦えなければ・・・何も守れない、か・・・」

不意に口から出たのはかつての自分の言葉だった。

「・・・そうだよな、俺は・・・まだ・・・!」

シンは自分の中で何かが固まった事を認識しつつ、かつての自分の戦う意味を思い出していた。




なぁ、レイ・・・俺は逃げてたのかもしれない。

自分で選んだ戦場から。

自分の選んだ道から。

だから・・・

もう、迷うのはやめるときなのかもしれない。

なのは、ごめん俺はやっぱり君たちのいる暖かい場所には居られないかも知れない。

リンクスとあって、解ったよ。俺はやっぱり・・・戦士だって。

俺は、暖かい場所を守る為に戦うのが合ってると思いたいから。




「きっと、お前は近いうちに俺のところに来るんだろ・・・・・・レイ?」




そのときが俺の暖かい日常の・・・





――――――シンとレイの再開まであと3日


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