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SS練習スレ2
701
:
ストレイドMK-Ⅱ
:2016/04/10(日) 10:47:25 ID:LJcYaKEQ
〜〜〜〜???〜〜〜〜
さまざまな機器が無数におかれた薄暗い部屋の中で一人のメガネをかけた中年の男が中身を照明で照らされた培養槽の前に立っていた。
「どうやら実験は順調のようだな、ドクター?」
男の後ろから何者かが声をかける。
「ええ、この披見体はどうやら私が思っていたよりも優秀なようです。」
男はそう言うと近くの机に歩み寄り、そこに置いてあった資料を手に取る。
「フム、その様子・・・確かに貴様の言うとおり順調なのは間違いなさそうだな。」
先ほどとは別の声が暗闇の方から聞こえる。
「おや、あなたも来ていたのですか?」
男が暗がりの方を見るとそこには赤く輝く目があった。
「あなたも、そろそろ姿を見せてはいかがですか?」
男は目があった場所ではなく部屋の中央に目をやると巨大なのトランプが現れ、そして、その後ろか一人の異形が歩み出る。
「これで、いいかね?」
まるで、フェンシングの選手のような服装と人間の皮膚を剥いだかのような醜い顔を持つ改造魔人ジェネラルシャドウが男の前に姿を現した。
「ええ。ではこちらが、中間報告の資料となります。」
男が手に持った資料をジェネラルシャドウに手渡す。
「して、これの完成にはあとどれくらい掛かる?」
暗がりにいたもう一人が男の下に歩み寄るその姿は中世の宗教の教祖が着ていそうな法衣に身を包み、そして肩に1羽のカラスを乗せた老人だった。
「後、一月もあれば完成すると思われますよ、テラー・マクロ。」
男は老人ことドグマの総帥テラー・マクロにそれをつたえる
「では、完成し次第、我々に連絡をしてもらおう。良いなドクター?」
「解りました、ジェネラルシャドウ」
男がそう言うとジェネラルシャドウとテラー・マクロは何も言わず、それぞれの手段を用い、虚空へと消え去った。
残された男は別の机へ歩み寄るとその机の上に置かれた小さないすに座る不気味な人形を方に乗せ、再び培養槽の前へと歩み寄る。
「まもなく実験は終了するでしょう。そのときあなたはあのメダルに適応する体を経ているはず。」
男は無感動な表情で培養層の中にいる者に語りかける。
「そして、見せてください。あなたの存在を。」
培養槽の中にいるものにはその言葉は届いていない。
「そして、全てを確認し終えたそのときは・・・あなたにも良き終焉を。」
その言葉を発しながら男の目は紫色に輝き、男の肩に乗る人形の手にはプテラノドンのマークが入った紫のメダルが持たされていた。
そして、男が見つめる培養槽の中では酸素マスクを取り付けられた真紅の髪の毛を持つ少年エリオ・モンディアルの姿があった。
平和に見える世界であったとしても、その裏には常にどす黒い悪意が渦巻いている。
そしてそれは常に平和を蝕み続けているものだ。
多くの人がそれに気付くのは全てが腐りきり崩壊する時。
止められぬのは、気付いたものを異端として排除してしまうからだ。
だから、この世界もまもなく、後戻りできなくなる。
――――――レイとシンの再開まであと4日
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