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SS練習スレ2
700
:
ストレイドMK-Ⅱ
:2016/04/10(日) 10:46:53 ID:LJcYaKEQ
「なんか随分賑やかになってるな、シン?」
店の奥からミシェルが戻ってくると賑やかなその様子に疲れた顔に笑顔が戻る
「まぁな。それより、ロックオンさんは?」
シンはカウンターの奥のキッチンスペースでオムライス用のチキンライスの準備をしながらミシェルに問い返す
「ようやく寝付いたよ。あの様子じゃ、朝までぐっすりかもな?」
やれやれといった感じでミシェルはため息交じりにおどけてみせる。
「ロックオン・ストラトスはそんなに酒に弱い男だったのか、シン?」
その会話を聞いたマリーダがシンにたずねる。
「いやぁ・・・ここ最近かな、悪酔いするようになったのは」
「確かに、部隊にいた頃はよくハイネ大尉たちと飲んでいたもんな。」
シンがマリーダの問いに答えるとミシェルもそれに続く。
「そうか・・・部隊が壊滅した後、生き残ったものたちは皆、何かしら傷を抱えているという事の表れなのかもしれないな。」
「確かに部隊がなくなった後、行方が解らなくなった連中も大勢いるからな。ある意味、そういったやつらも同じなのかも知れんな。」
マリーダとプルツーがそれぞれの見解を述べると、
「でもさぁ、ロックオンに関しては違うと思うよ?単に日ごろのストレス溜まってるだけじゃないかな?」
4人の会話をよそ目に携帯端末をいじっていたプルが口を開く。
「何でそう思うんだ、プル?」
溶き卵を作りながらシンがプルに問う
「ん?だって、こんだけ強い意識だったら感じるよ、わかるよ?」
対するプルはキョトンとした表情で、首をかしげながら応える。
「流石はニュータイプって事か。まぁ、とりあえずこの話は置いておいて飲み直すとしますかね。せっかく3人も美女がいるんだからな!」
話の流れを断ち切るとミシェルはそう言ってマリーダの席の隣に腰を下ろす。
「フフ、相手をしてやっても良いが、私たちは高いぞ?やるからにはお前の尻の毛まで毟るほどに請求するが?」
妖艶な笑みを浮かべたマリーダが冗談ぽく言うと
「うぐ・・・マリーダが言うと冗談に聞こえないんだが・・・」
「さて、どっちかな?」
尚もマリーダがはぐらかしていると
「おいおい、人の店で変な金銭のやり取りは勘弁してくれよ・・・」
プルの注文したオムライスとサラダを持ってきたシンが二人のやり取りに突っ込みを入れると
「だ、だよなぁシン!」
シンの言葉にミシェルが反応するも
「ああ、やるんだったら俺を通し手にしてくれよ、マリーダ」
「む、それはすまない。請求額の3割で良いか?」
「うん、それならやっていいぞ」
「この人でなしぃ!!」
ミシェルではなくマリーダを援護する言葉をシンが口にするとミシェルも涙目で反応する。
「シン、私はナポリタンとコーンサラダ、後ジンジャーエールを頼む。」
3人のやり取りを会えてスルーしたプルツーがシンに注文をすると、シンは抗議を続けるミシェルを無視してキッチンへと戻っていった
こうして、今日もシンのバーの平穏な日常は過ぎていくのであった。
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