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SS練習スレ2
699
:
ストレイドMK-Ⅱ
:2016/04/10(日) 10:45:39 ID:LJcYaKEQ
カランコロン
店の扉が開き新たな客が入店してくる。
「こんばんわー!」
元気の良い言葉と共に店のドアが開かれると15歳くらいのショートボブの少女が入店し、その後ろには彼女に良く似た彼女の姉妹と思わしき女性が二人入店してくる。
「姉さん、あまり騒ぐと他の方に迷惑が掛かりますよ・・・」
最初に入店してきた少女よりも明らかに年上に見える女性が少女に注意を促すも
「良いんだよマリーダ、この店いつ来てもほとんど客入ってないだろ?」
マリーダと呼ばれた女性の隣にいたもう一人ショートボブの少女がシンの方を見ながら言う。
「おいおいプルツー、あんまり言ってるとお前だけ今日の料金倍にするぞ?」
たいするシンも流石にカチンと来たらしく意地悪そうにプルツーと呼ぶ少女に宣言すると
「な!?卑怯だぞシン!」
「やかましい!人の店に来て店主の目の前で悪口言ってりゃ当たり前だろ!?」
そんな二人のやり取りを無視し最初に入店してきていた少女がシンのほうに顔を向けると
「シン、私しょうが焼き定食!!」
「だー!!だから、何でお前は毎回来るたびにバーに置いてない物ばっかり頼むんだよ、プル!?」
シンはそう叫ぶとプルと呼ぶ少女の前にメニューを出す
「無いものとか何とか言いながら、結局プル姉さんが今までリクエストしたもの全部メニューに乗ってないか、シン?」
マリーダはメニューを見つつ苦笑い気味に言う。
「う、まぁ、客の要望には応えないといけないし・・・」
「お前、相変わらず変なところで商魂たくましいやつだな・・・」
シンの返答にカウンターで頬杖をつきながらプルツーが苦笑いする。
「まぁ、なんだかんだで他の客からも評判はいいからな」
「もはやバーではなく、普通にレストランでも開業したほうが良いのではないか、それは・・・?」
「確かに、この分では遠くない未来に酒の種類よりも、料理の種類のほうが多くなりそうだな。主に、こいつせいで。」
プルツーはそう言うと自分の右隣でメニューとにらめっこしている自分の同い年の姉に目配せする。
「まぁ、プル姉さんはシンの料理が好きですからね。」
プルツーの言葉に同意するようにマリーダも左隣の年下の姉を見ながらやさしく微笑む。
「・・・それにしても、経緯は解ってるがお前らって本当に不思議な関係の姉妹だよなぁ・・・」
3人の関係と経緯を知るシンはしみじみと呟く
「まぁ、な・・・姉さんたちと会えたのは嬉しいが、私のほうが年齢的に上なのは少々複雑な気持ちではあるな。」
マリーダもやや遠い目でシンと同じように呟く。
「お前ら・・・暗いよ!?何しんみりしてるんだよ!?」
プルツーがしんみりするシンとマリーダに突っ込みを入れると
「シン、私オムライスとシーザーサラダ!」
「お前はもう少しこっちの会話に興味を持て!!?」
そして、のん気に注文をするプルに対してはこの突込みである。
「ぜぇ、ぜぇ・・・」
「大丈夫か、プルツー?ほれ水だ。」
「んぐんぐんぐ・・・はぁ・・・誰のせいだと思っている!!」
水を飲み干したプルツーが再度シンに突っ込みを入れていると
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