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SS練習スレ2

698ストレイドMK-Ⅱ:2016/04/10(日) 10:44:36 ID:LJcYaKEQ
―――数時間後―――

「はぁ・・・」

いつもなら、グラス磨きを行っているはずのシンだったが先ほど見た夢のせいかどこか心ここに有らずと言った様だった。

カランコロン

そんな時店の扉が開いた

「いらっしゃいませ」

普段と比べ気の抜けた声で客を出迎える。

「な、なんだぁ?ずいぶん気が抜けてんじゃないか?」

「おいおい、なんかあったのかよ?」

入店してきた二人の客も気の抜けたシンの様子を見て不審がる

「いや、ちょっと変な夢見ちゃって・・・」

シンはそう言うと頭を掻きながら立ち上がると気合を入れ直すように頬をたたく

「お前さんにしてはずいぶん珍しいな。」

茶髪の青年が言うと

「まぁ、とりあえず注文、大丈夫か?」

今度はメガネをかけた金髪の青年が言うとシンは

「ああ、悪いなミシェル。それにニールさんも。」

そう言うとシンは二人の客、ミハエル・ブランとニール・ディランディこと、ロックオン・ストラトスの二人に謝罪すると

「なーに別に気にはしないさ。」

ロックオンはややおどけた様に言うと

「それとも、溜まってるんならいい店紹介しようか、マスター?」

一方でミシェルはにやけた表情で下世話なことを言う。

「勘弁してくれよミシェル・・・」

シンは苦笑い気味に頬を掻くと

「おし、シンの調子も戻ってきたみたいだし、早速注文と行こうか!とりあえず、生中2つ頼むわ。」

ニールがそう言うとシンは軽く頷くとサーバーからジョッキにビールを注ぎ二人の前に出す。

「はい、お待ちどうさま。後、これはお通し代わりって事で。」

シンはそう言うと、切り分けられた豚肉の角煮の乗った皿を二人の前に出す。

「おお、こいつはいいねぇ!んじゃ、ロックオンさん。」

ミシェルはシンのサービスに喜びながらジョッキを持つ

「ああ、シンの心遣いに感謝して。」

ロックオンも同じくジョッキを持つと

「「乾杯!」」

その言葉と共に二人のジョッキはコーンと子気味いい音を鳴らし二人はジョッキを呷った。




―――2時間後―――

「でよぉ、この前乗せた客がよぉ・・・」

大分酔いが回ってきたロックオンがミシェルの肩に手をまわしながら更に酒を呷る

「うぅぅぅ・・・ロックオンさん何で今日に限ってこんな悪酔いを・・・」

一方絡まれたミシェルはげんなりした感じでロックオンの絡み酒につき合わされていた。

「ミシェル、奥の個室開いてるからニールさん寝かせてこいよ、毛布とかも用意してあるから」

シンのその言葉を聴くと

「わりぃな、シン。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうぜ?」

ミシェルはそう言うとすでにぐでんぐでんになっているロックオンを店の奥へと引きずっていった。

「やれやれ、ニールさんも年々悪酔いしやすくなってきてるなぁ・・・」

シンがそんなため息をついていると。


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