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SS練習スレ2

651ストレイドMK-Ⅱ:2014/07/20(日) 00:04:24 ID:Mo4P56h6
―――某日某所

あまり人の寄り付かない裏通りにあるバー

今日もあまり客の来ないバーのカウンターで、グラスを磨き続ける一人の青年の姿があった。

青年の名は『シン・アスカ』このバーのオーナーであり、マスターである。

今日も、この知る人しか訪れない店に、シンの知り合いが客としてやってくる。


カランコロン

店の扉に備え付けられた客の来店を知らせるベルの音が静かな店内にこだます。

客「・・・」

客として来店した青年は店の雰囲気、というよりも周辺空間に溶け込むことのない、全身オレンジ色で染まったパイロットスーツのようなものに身を包み、腰には大型のハンドガンが下げられている。更に、青い頭髪と鋭い眼光もまた彼の存在を引き立てている。

シン「いらっしゃいませ」

対するシンはその無口な客に軽く挨拶すると、彼は軽い会釈だけをしてカウンターの席に座ると

客「マスター、ミルクをもらえるか?」

知らぬものが聞けばとたんに拍子抜けしそうなオーダーが彼の口から発せられる

シン「はい、承りました」

そう言うとシンはオーダーどおりに手早くミルクを用意すると、それと共にカウンター内に設置されている冷蔵庫からあるものを取り出しミルクと共に客に出す

シン「どうぞ」

客の青年は出されたものを見るや

客「・・・マスター、俺はチーズケーキなど頼んでいないぞ?」

ミルクと共に出されたチーズケーキは出された青年と合わせて見れば極めてシュールな絵である。

シン「試作品を少し作り過ぎてな、俺からの奢りだから遠慮せずに食ってくれよ、キリコ。」

シンがそう言うと青年『キリコ・キュービー』はミルクと共にチーズケーキを食べ始めた。


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