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SS練習スレ2

65シンの嫁774人目:2011/10/21(金) 00:27:31 ID:BJrvEIZ.
「最近じゃないか? それで掛ける物が手間暇では無く正真正銘の罰ゲームになったのは」
「アレさぁ、回数を重ねるごとに悪意が込もってきたんだよね」
3人がしたこのパシリ決めも最初の頃はそこまで辛いものでは無かった、しかしパシリでキツイ思いをした人間は次の敗者に対してキツイ量の買い物を要求してしまうものなのだ、自分が辛い思いをしたのだからお前はもっと辛い思いをしろ というようにパシリの量や重さがドンドン増えていきこの大げさな状況を生んでしまったのだ。ならそのジャンケン自体止めた方が一人一人の負荷は減るのだが『俺がキツイ思いをしたのに今更止められるか!お前をパシらせるまで終わらせん!』というように誰にキツイ思いを味あわせるかという物に変わってしまったのだ。
「まぁテストパイロット同士打ち解けられて良かったんじゃないか? じゃ俺は寝るぞ」
「ちょっ 待ってよレイ!」
そもそもレイとシンでやっていたパシリ決めのジャンケンを何故テストパイロット同士でもやるようになったのかというと元々はパイロット同士の仲を良くする為にやりだした事なのだ。知っての通りシン・アスカはあまり社交的な人間ではなくどちらかと言えば他排的な人間なのだが最新鋭のMSをチームで操縦する場合それはマイナス要素でしか無い。最初期は他のテストパイロットとも連携が上手く行かず意見の相違から衝突する事も多々有った、だが心を許した人間には協調性を持って行動できる為、何とかして仲を良く出来ない物かとリーカやコートニーは思考錯誤をしていた。そんな時にレイとシンが買い物のパシリ決めにジャンケンをしている事を知ると、それを自分達でもやってみないかという話になった。結果は成功 何故成功したのか理由の説明だが、こう言っては悪いがシンは子供っぽい性格をしている為こういうしょーもない事でもムキになって取り組む。だから勝っても負けても相手としっかり向き合う為、それを続けている内に他のテストパイロットとも徐々に打ち解けて行けた。結局のところ人同士が仲良くなる為にすべき事は、小難しく考えるのではなく相手としっかり向き合って接していく事なのだ。
元々は親交の為の茶目っ気有る王さまゲーム程度の罰ゲームがこんな面倒な罰ゲームになってしまったのだ どうしてこうなった
「・・・昼飯」
「えっ?」
切られたと思っていた電話が切られていなかった事と予想もしなかったワードがレイの口から出た事からシンは一瞬思考が止まった
「昼飯奢れと言っているんだ」
拒絶の意思を伝えるのではなく、条件を伝えると言う事はつまり
「・・・てことは・・買い出し・・付き合ってくれるって事?!」
「あぁ 昼飯を奢れ それが条件だ」
「やった! ありがとうレイ!」
買い物で一日潰れる心配が無くなった安心感からシンはガレージで拳を握りガッツポーズをし、今日の予定をスムーズに終わらせる為にレイと相談を始める
「でさぁ どっから片づける?」
「取り合えず今の時間からでも買える物を買っておけ コンビニやスーパーならこの時間でも開いてるだろ?」
通常デパートや商店は大体9時や10時以降に開くが、それまで時間を無駄にするのも何なのでシンに買える物を買うよう指示をする
「うん 分かった」
「あ それとお前バイク持ってたよな? それに荷物詰める様にしておけ、買い出しで使うから」
「へーい」
これで今打てる手は全て打った。しかしそれまでの時間を無駄にする気は無い、自分が起きた後の行動を決める為、寝る前にシンに最後の指示をしなければ
「後 買い物のリストをメールで送ってくれ、それを見てどこから回るか決めるからな。じゃ俺は7時半位まで寝なおすからそう言う事で」
「分かった んじゃお休みー」
とまぁそんなこんなでシンとレイは買い出しに来ている訳だ
ちなみにもう一人のテストパイロット マーレ・ストロードは単独行動を好む為ジャンケンには参加すらしていない


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