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SS練習スレ2
647
:
シンの嫁774人目
:2014/06/05(木) 16:56:08 ID:ne.tFAes
客の言う通りに乗り物を飛ばし彼のMSのもとに行った。
洞窟の奥にそれはあった
それを見て歓声を上げたかったが一緒についてきた子供がそれを見て声を上げたところを見たので抑えることができた。
そして乗ってきた小さな工場と同じくらいのことができるメンテナンスカーに乗せた。
これもまた彼が生きてきた中で自慢できる素晴らしい道具の一つである。
客が言っている故障箇所はすぐに見つかった。彼が見てきた故障の中でも特に簡単な部類に入るものであった。
故障はすぐに直り、客はすぐに去ろうとした。しかしそれを止めた。
『こういう時にはまだ直し切れていないところがある。』と『俺の経験からだとな。』と
子供たちが驚いた顔をしているが自分でもこんな丁寧に言うのは久しぶりである、と自覚していた。
客には二、三日くれれば完璧にしてみせるといった。
客は少し考えそれを了承した。
そして彼はMSの修理に没頭した。
途中でたのしそうに遊ぶ客と子供たちを見て恨めしい目をしそうになったが
『完璧な状態である』と自慢を持って言える出来栄えに仕上がった。
さて完成品の手渡しだ、という算段になって招かれざる客が来た…
自警団どもである…最近力をつけてきてMSも手に入れてご満悦なのだろう…
MSはジンと呼ばれる鶏冠のあるふとましいのとダガーLと呼ばれる細いものがそれぞれ二体はいた…
客に武器を突き付け「その機体を置いて出て行ってくれ」という
「彼は私に対して代金を払ったよ、そして約束したんだすぐにでていくからってね彼がまだいるのは私のわがままだよ」
と彼らにいった
客に対して彼らのリーダーは「そいつはコーディネーターでMS乗りだ見逃すわけにはいかないね」といった
確かに客はコーディネーターと呼ばれる存在の特徴を備えていた。
男なのに美しい、とても白い肌をしていて特に目を引くのが紅い眼だ。
彼らは客にMSから離れて彼らのもとに来るように言った。
そんな彼らのリーダーに私は隠してあったスイッチを押した。
「な、何事だ!!」
「なあに仕掛けてあった爆弾が一つ爆発しただけさ…」
彼らは驚き私に武器を向きなおした。
「老い先短い老人と心中するかい?」
「な、なぜこんなことをするこいつはコーディネーターだぞ!!」
「お前さんたちは知らんだろうなあ、ここら一帯がまだ国としてなっていなかった時、村の子供たちがさらわれ、土地を求めた奴らに殺されそうになったことなんて」
ちらりと客のほうを見たらまだ動いてはいなかった。
「そうした時、ほかのところから助けを求めようと大人たちは動いたが来てくれる者はいなかった、そいつらはすさまじい兵器を持ちたくさんいたからだ。」
「だがある時、そんな仕事を引き受けると言ってきたやつがいた、彼は紅い目をしていて見たこともない機械を使い子供たちを救ったのだよ」
視界の端で彼が乗り込むのを見た。
「その人間に対し、村の大人は礼も言わず追っ払うように出て行ってもらった」
立ち上がろうとするMSを邪魔はさせんと彼らに一つ爆発させた。
「礼は言わない」
そう彼が言うと
「いいさ、昔助けられた時の借りが返せた。」
すさまじい爆音とともにMSは飛び暁に染まった空のかなたに羽ばたいて行った…
「ありがとうな…」
そう見上げる顔は子供たちと同じだった。
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