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SS練習スレ2

608555:2014/03/23(日) 23:43:47 ID:t.U0Xcao






「本っ当に、ありがとうございます!遊馬・・・弟を助けていただいて!」
「いえ、自分たちは人として当然のことをしたまでです。お礼を言われるなんて・・・」
「アンタたちは遊馬の恩人ウラ!」
「とどのつまり、感謝しています!」


あの後キラ達は気絶した遊馬を医者に診せる為、小鳥や璃緒の案内を頼りにに、山を下りた先にある大きな街、
ハートランド・シティの病院へと向かい遊馬を入院させた。
その後、事態を聞きつけた彼の姉、九十九明里や彼の仲間達がやって来てキラ達にお礼をしつづけているのである
感謝されるのに悪い気はしないが、少し照れくさいものである。

「あの、遊馬を助けてくれて、本当にありがとうございます」
「私からも、お礼を言います。助かりましたわ。ほら!凌牙も!」
「・・・助かった。礼を言う」

「あ、あはは・・・」
「悪い気はしないが、かなり照れくさいな・・・」
「す、すみません・・・。良かれと思って、皆に事情を話したんですが・・・」


「―――それで遊馬?」
「・・・」

そんな空気は、ただ一人うわの空でいた遊馬と明里によって断ち切られる
叱っている。自分の弟が危険な目にあっていたのだ。それは当然の事だろう。
そんな光景を彼らは黙って見守っている。

程なくして姉による説教が終り、

「んじゃ、仕事があるから帰るけど、いい?絶対無茶すんじゃないわよ!」

そういって彼女は病室から去って行った。


「―――はぁ、緊張したぁ・・・」

重苦しかった空気を壊したのは遊馬の友人の一人、キャッシーである
それに続き

「遊馬君のお姉さんって、あんなに厳しい人だったんですね・・・」
「これじゃ、嫁の貰い手に困っちゃうウラ」

先程の「良かれと思って」の少年、真月零と小柄の少年、表裏徳之助などが場を和ませ
再び病室に明るさが戻ってくる。

「・・・」

ただ二人を除いて

「―――チッ、イラッとくるぜ・・・」


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