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SS練習スレ2
606
:
555
:2014/03/23(日) 23:42:29 ID:t.U0Xcao
.
「No.の回収、捗ってないようだな。そろそろ俺達の出番か?」
「いや。今は『バリアンズ・スフィア・キューブ』を持たせたミザエルが出向いている。
一時的に本来の力を使うことができ、彼の持つ強大な力があれば、九十九遊馬を倒すことができるだろう。」
「『銀河眼』か・・・。」
「そうだ。」
バリアン世界の一部、『七皇』が集まる空間とは違う、『虚皇』の集会場ともいえる空間
そこにアコルを含む『虚皇』のメンバーがいた。リーダーであるアコルとその妹、マユと2人の少年と少女。
「そうそう!あのドラゴン愛好家に任せておけば良いの!だからアコルお兄ちゃん!私と今すぐ・・・」
「だめ・・・、ドルベ、勝手に人間界行っちゃダメっていってた・・・。」
「その通りだ。今はミザエルに任せるべきだという意見には賛成だが、命令外の勝手な行動は慎め、マユ」
「けちー」
「はぁ・・・。けどミザエルが失敗したらどうなるんだよ?」
「仮に失敗したとしても、まだアリトとギラグがいる。『スフィア・キューブ』は3つ持たせてあるからな。」
「なるほどね・・・。でも幾ら俺たちが七皇の補佐役だからって、こうまで出番が無いとなると・・・。」
「アコル・・・不満・・・?」
「いや、そういう訳じゃないよ『ステラ』。ただ退屈だなってさ。」
「ふーん・・・」
「とにかく、今は我々の動く時ではない。その時が来ればドルベから連絡が来るだろう。その時まで俺たちは待機していればいい。」
「・・・わかったよ。『レイ』」
七皇輔佐機関『虚皇』それは本来ある筈のない4つの魂。『シン・アスカ』を中心とした4人の元C.E(コズミック・イラ)の人間がバリアンとなって生まれ変わった姿。
世界に絶望した『シン・アスカ』が新たな故郷の為に戦うため、
かつて彼が守りたかった少女、親友、そして最愛の妹が、再び彼の下に集い彼の為に蘇った魂の持ち主である。
「それにしても、この妙な不快感は何なんだ・・・?」
そして今、人間界に彼と深く関わり、彼を絶望させた原因と呼べる者達が訪れたことを彼はまだ知らない
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