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SS練習スレ2

579ストレイドMK-Ⅱ:2013/11/20(水) 00:53:30 ID:i99oG.AE

―――はい、シン君どうぞ。翔子ちゃんも一緒にどうぞ

―――ありがとうございます、遠見先生

―――どうも

―――・・・・・・・?

―――?どうしたんですか、飛鳥さん?

―――え!?あ、いや、その・・・これ、どうやって開ければいいんだ?

―――え?飛鳥さん、もしかしてラムネ飲んだこと無いんですか?

―――ない。俺の住んでたとこではこういうのは無かったよ

―――じゃあ、この蓋に付いてるパーツで口の所についてるビー玉を押し込んでください

―――そうすると

―――シュポン

―――こんな風にビー玉が中に落ちるんです。

―――へー・・・じゃあ俺も

―――シュボン・・・ブッシャァァァァァ

―――のわー!?

―――あらあら大丈夫、シン君?

―――羽佐間・・・

―――え、えーと・・・初めてですから、しょうがないですよ・・・なんて

―――できれば最初に注意して欲しかったよ・・・

「あれは嫌な事件だった・・・」
どこか遠い目でシンが語る
「あははは・・・そ、そういえば、飛鳥さん、今日もリハビリにはいかれるんですか?」
翔子もそんなシンを見ながらやや苦笑いしつつも、ここ最近のシンの日課であるリハビリについて問う。
「ああ、もっとも遠見先生が帰ってきてからだけどな」
シンはそう言うとベットの脇にある机の上に置いてある煎餅に手を伸ばす。
「でもすごいですよね、飛鳥さん」
翔子の一言に煎餅をつかみかけていたシンの手が止まる
「え?」
「だって、たった1ヶ月でこんなに体が良くなったんですよ?」
シン自身、こちらの世界に来てから半ば自分がコーディネーターであることを忘れていたが、翔子のこの言葉で自分がコーディネーターだと言うことを思いだす
「ああ、そういうことか。昔からそういう体質なんだ、俺」
さすがに何も知らぬ翔子に対してコーディネーターの事を話すわけにもいかずシンは当たり障りのない程度にぼかして語る
「へぇ・・・・・・」
翔子はいまいち納得できないような感じで応答したそのときである


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