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SS練習スレ2

523ストレイドMK-Ⅱ:2013/09/05(木) 23:07:01 ID:xa/UiMn.
―――20分後
ガチャ
『遠見先生お待たせ―――た』
部屋の外から知らない男の声が聞こえる。
『わざわざご足労――――申しわけありません――――。』
あの遠見とか言う医者と何か話しているようだがドアが閉まっているためか、うまく聞き取れない。
『それで遠見先生、例の少年は?』
最初に聞こえた男の声とはまた別な男の声が聞こえてくる
『隣の部屋で寝ています』
『フム、――、――、少年には私が会う、お前たちは――――準備を頼む』
最初の男が誰かに指示を出し、それに応じる声が聞こえてきた
(来たのは・・・3人くらいか?)
そんなことを考えながらシンは自分の状況を分析しようとしていた。
(最後に覚えてるのはメサイアでアスランに撃墜されて月に落ちるところ・・・そういえば・・・あの時俺はもう一度ステラとあって・・・それから・・・何か声が聞こえたような気がする・・・なんて言ってたかな・・・たしか・・・)
シンが考え込んでいると部屋の扉が開き遠見ともう一人髭と眼鏡が印象的で軍人とも学者とも取れる風貌をした中年の男性が入ってきた
「はじめまして、シン・アスカ君」
ベットの近くまでやってきた男は傍においてあった椅子に腰掛け挨拶をしてきた。
「・・・あんたは?」
「私の名は皆城公蔵という。この島の責任者のようなものだ」
その言葉にシンが眉をひそめる
(責任者・・・?)
「で、あんたが俺を助けてくれたのか?」
「いや、正確には私の息子が君を助けた」
その言葉にシンはあえては触れず、まずは自分の気になっていることを率直に皆城にぶつけることにした
「・・・それで、ここは一体どこで、あんたたちは何なんだ?」
シンの言葉に皆城の表情こそ変えないがやや警戒を強める
「どういう意味かね?」
皆城の問いにシンが静かに答える
「そのままの意味ですよ。ここは地球なのかコロニーなのか。あんたらがどこの所属なのかって事さ。それと・・・」
シンはやや間を空けた後に語気を強め
「デスティニーを、俺が乗っていた機体をどこに隠した」
その言葉に皆城は目を見開いた
「フム・・・そこまではっきり自分のことを覚えているのならば、回りくどいことは抜きにするべきだな。真壁、溝口。」
皆城が名を呼ぶと二人の男性が入室してきた。一人は日焼けした色黒の肌に癖っけの強しいウェーブがかかったような髪形が目に付き、もう一人は角刈りの厳つい男だ。
「シン君、これから君にこの島の本当の姿を見せよう。そこに君の乗っていた羽付きの巨人、君の言うデスティニーはそこにいる」


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