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SS練習スレ2

495ファイナル平井スペシャル(仮) ◆V6ys2Gwfcc:2013/07/07(日) 00:08:49 ID:kWN9QjDg
「準備はいいか、二人とも!」
「大丈夫ですアスカさん、いつでもいけます!」
「見せてやりますよ、正義の力って奴をサァ!」
シンの言葉に一騎と浩一は頷く。しかしその顔に浮かぶ表情は対照的なものだ。
一騎は唇を固く引き結んだ決意の表情、浩一はにっと笑いを浮かべた不敵な表情。
だが、二人から感じられるのは確かな頼もしさ。あの二人がよくここまで成長してくれたものだとシンは嬉しくなってくる。

「よし………いくぞ!」
シンの言葉と共にデスティニーはウイングバインダーを広げて紫に輝く光を放出し、一気にライオットXへと接近する。
その動きが合図だったかのようにマークザインとラインバレルはルガーランスとエグゼキューターを展開。
エネルギーが集束していく中、ラインバレルの機体色が黒へと変化していく。
オーバーライドのためのカウンターナノマシンを起動したラインバレルと共にマークザインはエネルギーを解き放つ。
「俺がお前を消してやる!」
「オーバーライド…いくぞ、ラインバレル!」
二機はルガーランスのプラズマ光とエグゼキューターのビームを最大出力でライオットX目がけて放出する。
そのエネルギーから逃れようとライオットXは上昇するが、させるものかとばかりにデスティニーがその頭部に掌を押し当てた。

「このまま、押し込むっ!!」
そして、パルマフィオキーナを連射しながらルガーランスとエグゼキューターへとライオットXを押し当てていく。
エネルギーの奔流を受けライオットXの装甲がじりじりと融解していく、だがこれだけでは仕留め切れそうにはない。
一騎と浩一もそのことに気付いたのか、ラインバレルが太刀を抜き払い転送を行う。
「これで、どうだっ!」
右腕からの袈裟切り、左手からの逆袈裟。そしてそこからの交差切りへと繋げる連続切りで装甲を切り裂いていく。
剣術と呼ぶにはまだまだ荒削りで未熟な物だが、確実にライオットXにダメージを与えている。
デスティニーもまたフラッシュエッジⅡを抜き払いラインバレルの隙をカバーするようにライオットXを切りつける。
ラインバレルが足を止めて何度も切りつける中、デスティニーが周囲を飛び回りながら切りつけて離脱することを繰り返す。
しかし、それもでも尚決定打にはなりえない。どうするかと思案し、こちらに向けて接近するマークザインを確認。
それならば仕留めようがある。そのための策をまずは浩一に伝えようとしたが、それよりも早くラインバレルは転送で離脱する。
浩一は、そして恐らくは一騎も今できる最善の手にいきついたのだろう、そしてそれはシンの考えていることと一致する。


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