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SS練習スレ2
469
:
凍った鈍器「コードン」
:2013/05/27(月) 23:20:42 ID:GhVszjIY
「……バッチリ?」
その問いに答えるように右手に持っている『財布』を見せるバッドハッピー。
バッドピースを囮にしてマジョリーナの財布を抜き取ったのだ。
「状況が状況だったからこんなつまんないことしたけど、盗られる方がマヌケってことね」
「ほんとほんと。こんな可愛い私が頼みを断るんだから当然だよね〜」
「……それ、自分で言う?」
「どどどどういうこと!?」
「わわわわかんないよ!」
プリキュアの自分達にそっくりの人物に驚きなのに、あろうことかマジョリーナにスリという凶行をしたのだ。
これで慌てるなという方が無理だ。
「もしかして六人目以降のプリキュアクル!?」
「でも、どっちかというと偽物なんじゃないの?」
スーパーヒーローのお約束ともいえる敵が用意した『偽物』
そう考えた方がプリキュアに似ているのもまだ納得がいく。
というより、犯罪を行う者が同じプリキュアの仲間とは思いたくはなかった。
「こうなったら後を追うクル」
「「うん!」」
「せやから、それはうちらのなんや。お願いやから返してーな」
「お嬢ちゃん、嘘はいけないよ」
さっきからずっとこの繰り返しだ。
ジョーカーから教えてもらった地点を捜索したところ、意外に早くも目的の宝石を見つけることができた。
しかし輪投屋の景品として並んでいたのには驚かされたが、無難に宝石を落としてしまったので返してほしいと頼んだのだが……
「お嬢ちゃん達、いくら欲しいからって嘘はいけねぇな」
とまったく信じてもらえなかった。
正直強引に奪うという方法も考えたのだが、生憎この地にはプリキュアがいるため余計な騒動を起こしてこちらに引き寄せるわけにはいかない。
逆に正攻法で商品として受け取ろうにも金がない。
そこでこの場に来た時に偶然見かけたマジョリーナから金を貰う為にバッドハッピー・ピースが行き、
バッドサニー・マーチ・ビューティの三人が商品を取られないように待っていたのだ。
モデルとなったキュアサニーの性格を幾分トレースしているため、待っている間に何度も交渉しているのだが結果は惨敗。
正直このオヤジを焼き尽くしたい程腹が立っているが、自分たちの『主』の為にも何とか我慢をしていた。
(自分の店の景品をまともに把握していないとは、なんと愚かな……)
バッドビューティはその能力に恥じぬ程の冷めた視線で射殺さんばかりに睨んでいたが、
(バッドマーチ……?)
この場でずっと動くことのなかったバッドマーチがオヤジに向かってゆっくりと歩きだした。
バッドサニーとオヤジは未だ話し込んでいるので気付かず、バッドビューティは何をするつもりなのかと思考し、
そのためバッドーマチが行った行為、『オヤジの頭部に蹴りを打ち込む』という行為を止められなかったのを心から後悔した。
そしてその凶行を偶然見かけたあかね、なお、れいかが駆けつけてきたのは最悪としか言いようがなかった。
(恨むで、バッドマーチ……!)
(恨みますよ、バッドマーチ……!)
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