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SS練習スレ2

462シンの嫁774人目:2013/05/24(金) 06:04:34 ID:GQ2jMDYI
このあと、延々とアイドルについてや諸注意などの話を終え、面接に移ろうとしたとき一人の少年が入ってきた。

「遅れてすみません社長」
「理由は聞いているから謝らなくてもいい。まずは今から面接をおこなうから、まずは席に座りたまえ」

といって後に、彼は右の空いている椅子に座る。黒い髪で赤目の少年に見えるが、プロデューサーである彼になんか不思議と引か
れたが、私の王子様を見つけるほうが大切だったので気にしないことにした。

「さて、今いるプロデューサーがそろった時点で自己紹介兼面接をはじめる。まずは自己紹介を頼むよ」

いよいよ面接の時が来た、誰がメールの彼なのかわからない上にプロデューサーは誰がつくかわからない、わたしの緊張がしっぱ
なしであった。自己紹介をしなくてはならないが緊張して声がでない。ふと、彼の言葉がよぎった――

「君らしくいけばいいと思うよ」

私らしく行けばいい。単純な事を忘れていた。自分らしさを貫くためにいつもの口調を使ってもいい許可をもらったのでしょ?
私の緊張はもうしていなかった。後はいつもの私らしく振舞うだけだ。私は立ち上がった胸を張って言った。

「我が名は神埼蘭子。14年前に火の国に舞い降りた。今こそ創世の時きたれり我を導きたまえ」

私の自分らしさを貫いた私ながら完璧な自己紹介であった。さて、私は反応を見ることにした。

「ふむ、順一郎から聞いていたよりも個性が強い子だね、名前と年齢はわかったが後の言葉がわからなかった。初代君彼女の
言葉わかったかね?」
「いえ、社長のおっしゃったこと以外はまったく。水島はわかったか」
「正直君の言ってることがまったく理解できない。赤羽根はどうですか」
「古典や外国語ならわかるんですが、泰くんならわかるのでは」
「おい、俺もよくかんねーぞ。こういうときこそアスカお前ならどうだ?」

と年齢と名前以外伝わっていないようだった。そして最後のプロデューサーに目をやる。きっと彼も理解\\\

「え、簡単ですよ。私、神崎蘭子。熊本出身14歳です。よろしくお願いしますで合っているかな?」
「!いかにも」

驚いた、まさか私の言葉を完全に理解した上で訳すことができる人がいるなんて。
しかも彼の次の彼の発言でさらに驚くことになった。

「社長、この言葉ほとんど翻訳できるとおもいます。知り合いにこのような言葉使う人いるので」
「本当かね、それでは翻訳を頼みたいのだが」
「やれるだけやってみます」

この後、彼の翻訳おかげで他のプロデューサーも質問に加わり面接が円滑に進んだ。だが同時に疑問が一つ残った。どうして翻訳
できたのか?もしかしたら彼があのメールの主なのかもしれない。面接が終わったら聞いてみようと思った。

「さて、面接の結果だが君の担当するプロデューサーはシン・アスカ君に決まった。君の言葉をほぼ完全に理解し翻訳できるのは
現時点で彼しかいない。それに君は彼のことを気にっているようだしな」
「なっ」
「わかりました。精一杯やらせてもらいます」
「さて此処からは今後の方針を二人で決めてくれ。それじゃ私たちは去ることにするよ」

といって、社長や他のプロデューサー達は去っていく。そしてシン・アスカプロデューサーは椅子を私の前に動かして私の前に来
た。ここにいるのは彼と私の二人きり、今なら彼がメールの主だったか聞くことができる。私の方から切り出そうとしたら、切り
出す前に彼から話しかけてきた。


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