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SS練習スレ2

461シンの嫁774人目:2013/05/24(金) 06:01:06 ID:GQ2jMDYI
思わず間抜けな声を出してしまった。宗教の人かと思って思わず逃げようと思ったが、目の前の黒い人からは不思議とカリス
マを感じて逃げれなかった。それに、何故私のような人事を求めているのか気になってしまった。ふと、久しぶりに彼のこと
を思い出した彼は魔法使いみたいな職業といっていた。もしかしたら彼に会えるかも知れないと思って続きを聞くことにした。

「ククク、私の才能を見抜くとは、アナタも「瞳」の持ち主のようね……(えっと、私があなたの求めている人材ですか?)」

「そうだとも、君のような人材を求めていたんだ!今我が社では君のようなアイドル候補生を募集している。
君も見たことあるだろTVなどで紹介されているシンデレラプロジェクトのことを?今他のプロダクションもアイドル候補生
を集めまわっている。私も全国各地に候補生を求め旅しているのだが、君のような人材は久しぶりに見つけたよ。
まぁ、よければここに連絡してくれ。きっと君をシンデレラガールにしてくれるよ」

と一方的に言った後に、連絡先が書かれた名刺と765プロのパンフレットを渡して去っていった。私は一方的な展開に追いつけ
なかったが、しばらくしてアイドル候補生として誘われたことに気づき困り果てた。

家に帰った後、親に相談したが反対された。当然だ東京に一人で行かなくてはならないし現地の友達や環境とお別れせねばなら
なくて、転校先が今のような環境とは限らない。再び困り果てた。こんなに困ったのは彼の質問に答えを考えた以来だ、今も
悩み続けている。そういえば、彼の研修はどうなったのだろうかメールしようと思って急いで携帯を開いた。そこにあったの
は、自分の見知ったメアドだった。私は逸る心を抑えてメールを開いた。

「美しき月だな(こんばんは)お久しぶりです。あの問からずっとメールしなくてごめん。あのあと、ガラスの靴の主を探す
王子
のように、メールを送る機会をさぐってた。連絡遅れてごめんな、俺さ研修の際に臨時プロデューサーやることになって仕事
に逃げてしまった。でも無事に次の人へとバトンタッチできたし、俺も終わった後に正式なプロデューサーとして昇格した。そ
れでシンデレラプロジェクトに参加することになって初めてアイドルをプロデュースすることになった。俺の尊敬するプロデュ
ーサーみたいなプロデュースできるといいな。そっちはどうだ?」

彼のメールの中で彼はプロデューサーという仕事についていることがわかった。重要なのはアイドルのプロデューサーであるこ
とだ。私は彼の昔のメールの記録をみた、昔彼は魔法使いのような仕事をしていると書いてあった。それはこのことだった。
だが、彼はどのプロダクションにいるかわからない。私は勇気を持って聞くことにした。

「……あのどこのプロ?」

あわてて携帯を使ったものだから作成途中で、しかも本来の口調で送ってしまった。私は恥ずかしくなり顔が真っ赤になったが
彼の返信がくるとすぐに携帯を開いてメールを見た

「あいかわらず元気そうでなにより、俺は765プロに所属している。竜宮小町が最近有名かな。最近はシンデレラプロジェクト
で忙しい。そっちは新学期が始めるころかな?二年生がんばれよ。君は何時もの君の方が好きだからな……」

私はこの時アイドルになる決意を固めた。同時に答えも決めた彼は魔法使いであり、同時に白馬の王子様でもある。
だからガラスの靴を履きに行かないといけない。彼の元に――――
私はこの日から親を説得する日々が始まった、長い長い戦いだった。だけど一ヶ月後、ようやく親説得して私は東京へ一人上京
することになった。もちろんプロダクションとの交渉があった。学業から生活や住居などさまざまな事が親とプロダクションと
の間で行われていたが、私は彼と会うことに夢中だった。なお、私の口調はOKだったので安心した。




五月、厳しい暑さが襲う中、私は765プロダクションの会議室にいた。目の前には熊本で出会った黒い男に似た人が座っており
左右に二人ずつ座っている。ただ、左右の席に空き椅子があるのが気になってしまうが、それよりも彼はいったい誰のだろう?
ここでメールのことを言っても意味が無い。私は緊張しっぱなしだった。

「秋月君とアスカ君はどうしている?時間になっていもこないのだが?」
「秋月さんは今日急に入った営業により参加できないということです」
「あと、シン君はアイドルの指導に混ざっているようなので遅れてくるそうです」
「そうか。水島君、初代君ご苦労。すまない、話を始めよう。ようこそ765プロへ君のアイドル候補生としてプロダクション入
りおめでとう。私が社長の高木順次郎だ。君が熊本に会った会長の高木順一郎のいとこにあたる。これからよろしく」


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